油絵、重い、三岸節子 | 福田恆存が好き

油絵、重い、三岸節子

三岸 節子
花こそわが命―三岸節子自選画文集

日本の油絵描きは野暮ったい。油絵は素材として重いので、淡白な人間には使いこなせない。重たいダンベルを軽々と持ち上げられないのと同じだ。

長谷川利行はなかなかだが、それにしてもやはり若干重い(素晴らしく良いが)。山口薫、難波田龍起はなかなか良いが、やはり重い。

三岸節子、佐伯祐三などは「そのこと」が常に頭によぎるような人間なので、折り合いは付けているような感はあるが、やはり重い。さっさと描くのが、やはり得意な民族。