
このドラマ、今のところかなり私好みです。
学校の問題児・蛭川と関わらない方がいいと頭ではわかってるのに蛭川の秘密を知ってしまい、気になってしまう水無瀬。
友達が蛭川の陰口を言っていても、水無瀬はつい擁護してしまいます。
友達・柴が「蛭川には近づかない方がいい。俺、水無瀬を嫌いになりたくないからね。」と言った後の沈黙が印象的。
普通なら水無瀬の心情がモノローグで入りそうなのになかったの、こちらに色々考えさせられます。

嫌いなるって軽蔑するってことかな。
不良の蛭川を別世界の人間と思ってるのでしょうか・・・。
水無瀬の大きな瞳に光が消えたように見えました。
滅多に家にいない母親が帰宅した途端、
友達はちゃんと選んで。変なトラブルに巻き込まれて人生棒に振るくらいなら誰とも仲良くしない方がマシ。
という極端な助言と水無瀬の父親の愚痴を話し出すってしんどいな・・・

もっと息子に近況を聞いたり話したりすることないのかな
というか、誰とも仲良くしない方がって母親が言うの


友達も母親も水無瀬のことを思って言ってるのは伝わります。
でも水無瀬はずーーーーっと息苦しそう

母親との会話で父親は映画監督(それも大衆向けではなく、芸術系のコアなタイプ)ということがわかりました。
水無瀬、関わるなと言うくせに会話しちゃってるやーん



会話から蛭川がかなりの映画好きで、水無瀬がずっと観たがっていた「水の音」というマイナー作品を知ってる上に円盤を所有していることを知ります。
蛭川の父親がいたら・・・と思うと私なら怖くて家には行けない。それ以上に映画が観たかったのかな。
蛭川は水無瀬父の作品のファン。
「水の音」を見ながら蛭川は「この主人公は苦しみの波が大事な人にまで押し寄せないように海に残って見張ってるんだよ。」と嬉しそうに説明します。
水無瀬、父親のこと好きなんだろうな。だから父親の作品を観たいと思ってたんでしょう。
でも父親や父親の作品を否定してる母親にそのことは言えない。身近な人で父親の作品を評価してくれるの、嬉しかったんじゃないでしょうか

でも蛭川の父親が帰宅し、水無瀬は蛭川に促されて家を出ます。
父親に暴力をふるわれ怪我をした蛭川は行くところがないと言うと、水無瀬は「ウチ来る?」と誘います。
俺、かわいそうに見える?
蛭川に聞かれ「うん。可哀想。」と言う水無瀬。
蛭川、同情されて逆ギレするのかな
と思ったけど水無瀬に優しくされたことの方が嬉しかったのかな


ソファに並んで座って話してるだけなのに、だんだん誰にも話さない身の上話が始まるし、蛭川は水無瀬にちょっと近づいてるし( *´艸`)
水無瀬は気づいてなかったけど、知らない間に背中に腕が回ってましたよ

何もかも正反対なのに、どちらも心落ち着く居場所はなく寂しい気持ちを抱えてる2人。
再婚した母親に暴力が及ばないように、一人留まり父親から虐待を受けてる蛭川。
まるで「水の音」の主人公のようです。
主人公に共感できるから好きなんだろうな。でも子供がそんな役目負わなくていいんですよ。早く逃げて

からドキドキがピーク!!
蛭川はすでに水無瀬のことが好きなのかと思ってたけど「それは飛躍しすぎ」だそうです。
飛躍しすぎだけどキスしたいくらい気にはなってるってことですね

じゃ、やってみろよ。どうせできないだろ。
水無瀬!それはフリにしか聞こえないよ!!
しかも2回!!
でも思ったよりも軽いキスでちょっと笑ってしまいました。
2人ともキスしたことない、って言ってたし、蛭川もキスしたい欲求と同じくらい怖さがあったのかなーと思っておきます

2回目キスの前、水無瀬から「お前おかしいよ」と言われて
おかしくてごめん
のセリフが良かったー

おかしい、って言われても2回目イクってところがもうね、最高ですよ


