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楽しみにしてた実写「カラオケ行こ!」を観てきました。
合唱部部長・岡聡実はヤクザの成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれます。組のカラオケ大会で最下位になった者には恐怖の罰があるため、なんとしても回避したいのです。
絶対歌が上手くなりたい狂児に毎週拉致されて嫌々ながら歌唱指導をする聡実。
いつしか2人の関係に変化がおとずれます・・・。
和山やま先生の漫画が大好きで全部持ってますが、この「カラオケ行こ!」は電子で買っておもしろくて紙で再度購入しました。
中学生とヤクザが歌を通じて不思議な関係になります。
原作のシュールな空気感はそのまま。
劇場では色んなところでクスクス笑い声が聞こえてました。
でもちょこちょこ原作には出てこない人やエピソードがありました。
狂児役の綾野剛さん。
映画化に伴いキャスト発表された時、狂児を綾野剛さんが演じることに違和感がありました。狂児じゃないでしょってなりました。
でも映画を観ると見た目の違和感はあるものの、中身はしっかり狂児でした。
これまで綾野さんは様々なヤクザ役を演じてきたと思います。
その中で狂児は一番チャーミングなヤクザだったのではないでしょうか?
とにかくかわいいそして大人の色気
冒頭から雨に濡れた色気ダダ漏れ狂児が近寄ってきたら逃げられないかも
ストーリーが進むほど、私は狂児に夢中になっていました。
そして何と言っても狂児といえば「紅」です。
狂児の持ち歌はXJAPANの「紅」。
今までこの曲で組のカラオケ大会での最下位を回避してきました。
しかし毎年最下位だった兄貴にある事がおこり、このままでは最下位になってしまう
と目をつけたのが合唱部部長の聡実だったのです。
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何度も何度も綾野剛の渾身の「紅だアアアアアアアアア!!」を聴けました。貴重な映画ですね![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
そして綾野剛、歌上手いんじゃないかな?絶妙にヘタに歌ってたけど。
歌唱指導のために狂児に拉致られる中学生・聡実。
オーディションで選ばれただけあって、原作通り温度低めの聡実でした。まさにハマり役![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
最初は狂児にカラオケに連れていかれるのを嫌がってたのに、いつの間にやら狂児の声に合いそうな曲リストを渡したり、「紅」の冒頭部分を関西弁で訳したりするんです。
映画なので野暮かもしれないけど、学校の前にセンチュリーが止まってて黒スーツの人が立ってたら通報されるよ、狂児・・・![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
聡実が今まで関わってきた大人って家族だったり学校の先生だったり、見た目も中身も善良な人ばかりだったと思います。
それが背中いっぱいに刺青があってヘラヘラしてるけど醸し出すオーラが怖そうな大人に出会ったことはなかったはず。怖くてたまらないけど、狂児から溢れる魅力に惹き付けられたのかな![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
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後、本当に一生懸命「紅」に向き合ってる狂児を見て応援する気持ちが芽生えたのかも![笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/664.png)
![笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/664.png)
合唱部ではソプラノを担当してる聡実。
しかし突然やってきた変声期によって思うように高音が出せなくなります。
温度低めの聡実なので表情も言葉もあまり出さないけど合唱部へ足が遠のいてたのは、歌えないことへの苛立ちだったのかなと思いました。
すごく真面目そうだもん。きっと部活行きたかったと思います。
そんな時に現れた狂児に嫌がりながらもカラオケへ行けたのは彼にとっては救いだったのかも。
漫画ではあまり感じなかったBL感が実写では感じられました。
途中で
あれ?これってBL?
と思ってしまいました。
狂児のために訳した「紅」の冒頭部分が後半でうまく作用するんです。聡実、狂児のこと好きなの?と思ってしまうほどでした。
たくさん強面のヤクザが出てきますが、見終わった後「青春映画だな」と思えるほどの清々しさがありました。
それは
和田の存在。
聡実を憧れる合唱部の後輩。部活に対しての熱量がスゴイ。
部活に来ない聡実に真っ向から意見します。
まだ変声期に突入してない和田は、聡実が行き渋ってる理由がわからない。聡実も何も言わないから「やる気がない
」と和田は余計苛立ちます。
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ヤクザたちのシーンがおもしろい分、合唱部でのシーンは観てて胸がキュッと締め付けられるような気持ちになりました。
原作ではここまで出番のなかった和田ですが、映画の和田はすごく良かったです。
一生懸命部活に取り組んでる和田や合唱部の子たちを見てると眩しい
「青春してるなぁ
」と思えました。
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
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終盤の「紅」は感動します。感情をこれ以上ないほどぶつけた「紅」に胸が熱くなりました。
そしてエンディングのLittle Glee Monsterの「紅」もめちゃめちゃ良くて帰路に着く車の中で何度も聴きました![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
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エンドクレジットの途中で帰る方がたまにいますが、今回は最後まで観ることをオススメします。
必ず萌えます![ハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/081.png)
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