
CSで視聴。原作未読。
旦那がドラマ「ガリレオ」(というか福山雅治さん)が大好きで連ドラ、劇場版を観ています。
ガリレオで一番印象に残ってるのは「容疑者Xの献身」です。
堤真一で泣いた
何度観てもラストは泣けますね。名作です。

今回「真夏の方程式」以来9年ぶりなんですね。
湯川先生だけじゃなく、内海刑事も。
2人とも一般人からすれば尋常じゃなく美しいんですが
9年という時間の重さを感じました。

年齢重ねたせいか、内海刑事は湯川先生とバトルすることがなくなりましたね。というか、2人の絡み自体あんまりありませんでした。寂しい~

冒頭は、並木佐織の半生から。
お祭りののど自慢で歌の才能を見出された佐織。音楽プロデューサー新倉の指導のもと歌手デビューを目指していました。
家族も彼氏も佐織を応援してくれて、キラキラした映像が「あれ?映画間違えた?」と思わせました。
でも佐織が今回の犠牲者。
3年前に行方不明になった佐織が遥か遠い静岡県の火災をおこした民家から白骨化して発見されたのです。
容疑者として浮上したのは蓮沼寛一。
蓮沼はかつて少女殺害の容疑者となったにも関わらず、終始黙秘を貫いて無罪を勝ち取った男。
そんなことできるんですか?
昔、女の子を殺害の罪に問われた男性(テレビで見てるだけでは怪しい)が無罪になってた事件はあるけど、蓮沼も証拠らしい証拠がなかったのでしょうか。
蓮沼は今回も沈黙を貫き釈放され、佐織の地元・菊野市に戻ってきます。
夏祭りの近づき、佐織の実家の定食屋「なみきや」では不自然なほど賑やかな中、蓮沼がやってきますがすぐに追い出されます。
蓮沼のメンタルどうなってんの?もしかして本当に殺してないの?と思うほど。
そして夏祭り当日。
賑やかな仮装パレードが開催された直後、蓮沼の窒息死した遺体が発見されます。
連ドラ「ガリレオ」ではあまり目立たない湯川先生の学生時代の友人・草薙が中心になってます。あまり湯川先生出てこなかったような
?

過去の少女殺害で蓮沼を逮捕したものの無罪にしてしまった苦悩を今も抱えていました。
捜査が進むにつれて、ドラマではシュッとした色気ムンムン草薙がどんどん疲れ荒んだ顔になっていくんですよね。
誰かに殺害された蓮沼。
もし蓮沼を有罪にできていれば誰かが犯罪を犯すことはなかったと責めてたのかもしれません。
「容疑者Xの献身」でも思ったけど、湯川先生って情に厚いです。
だから今回も草薙との友情のために一肌脱いで事件を解決しようとします。
でも子供と戯れたり、「なみきや」の娘(佐織の妹、高校生)と祭りを見学したりと、湯川先生はすっかり丸くなったなーと思いました。
ガリレオって毎回古畑任三郎みたいに最初に犯人が出てきてませんでした?
今回はそれがなく、佐織は本当に蓮沼に殺されたのか?そして蓮沼は誰に殺されたのか?などが後半まで明かされません。
サスペンス好きは大体キャストで犯人当てしちゃうんですが、一人突出して知名度があるって感じではなく満遍なく「犯人役できそう」って人をキャスティングしてます。
でも酒向さんは絶対違うな。どこででも犯人役やってるから

中盤はアガサ・クリスティみたいな展開。
そして蓮沼の殺害方法がビックリでした。睡眠薬ってちょっとやそっとじゃ起きないんですね
ってくらい乱暴な方法で殺害されてました。

結局蓮沼は沈黙したまま死んじゃったから、わからないことが多く残されたまま。そこがスッキリしませんでした。
そして佐織がなぜ殺されてしまったのか。
それまで夢に向かって前向きに頑張る女の子だと思ってたら急にワガママ発動していました。それで殺されて当然、とは思わないけど「どうした急に
」ってなりました。

それ、もっと先に告白しなきゃいけない人いません?もうちょっと違う描き方があったと思います。
菊野市のパレードがめちゃくちゃ豪華でした。制作側がすごく力入れてるのが伝わります。
地方都市でこんなにお金かけられるお祭りってあまりないだろうな

ウチの実家近くではちょうさ祭りが盛んなんですが、それに似た感じでした。(その割には見物客が少ないのが違和感)
湯川先生なのに数式書いてない
とかもっと科学的な事件解明を
って隣で旦那が言ってましたが、劇場版ってどこでも数式書いてなかった気がするし、容疑者Xの献身の時も事件の真相解明は湯川先生の想像だったと思います。


だから劇場版はこれでいいかなー

でもガリレオはこれで最後かもしれませんね。それはそれで寂しい。