大御所作家の不正を告発して文学界から干されてしまった天才作家、彼を守ろうとするベストセラー作家と出版社代表の三角関係を描くラブストーリー。
FODで視聴。
最初からガッツリ三角関係モノです。
テヨン。
大手出版社を退職後、親友と共同で立ち上げた出版社の代表。
テヨンはかつて小説家を目指していましたが天才作家・ジョンウの小説に出会い筆を折りました。
3年前に文学界から干され消えたジョンウを探し出し
、自分の出版社から本を出したいという夢があります。
ジョンウの本の虜になり、やがてジョンウ本人に出会い恋に落ちます。
ジョンヒョン。
干され行き場を失くしたジョンウと一緒に暮らすベストセラー作家。
とにかくジョンウを守ることに心血を注ぐジョンヒョン。
だからジョンウに近づくテヨンに当然警戒&攻撃していきます。
観てて過保護なモンペに見えてきます。どんだけジョンウを可愛がってるのよ
さらに2人は誰にも言えない秘密がありました。
違う形ながら2人の男が愛情を注ぐ天才作家・ジョンウ。
かわいいいいいい!!!
これはジョンヒョンもモンペになりますわ。小動物のようにかわいらしいビジュアル。
中の人が30代と知ってビックリしました。そのかわいさどうなってるの?
ジョンウ役のカラムくんはもともとアイドルで、今流行りのオーディション番組にも出演されていたとか。韓国ってアイドルグループをいくつも渡り歩く方がいますね。
ジョンウは本の配達のアルバイトをしながらジョンヒョンと暮らしています。
過保護なジョンヒョンに見守られながらひっそりと暮らしてるけど、天才作家のジョンウは今も本を書いて再び世の中に広めたいという思いがありました。
干された直後も知人の出版社から本を出そうとしましたが、その出版社が潰された経緯があり、なかなかテヨンの誘いに乗れません。
さらにジョンヒョンの存在がありました。
文学界を追放され失意でボロボロだったジョンウを守る覚悟を決めたジョンヒョン。
ジョンウが再び世間に晒され、心を傷つけられることを何より心配しています。
冒頭のシーンでキスしそうになってた2人。
ジョンヒョンの家で同棲していた彼らは愛し合っていたと思います。
でもジョンウは自分の名前で本を出したいという思いが心の中にあって、だんだん2人の関係がすれ違っていきます。
ジョンヒョンは知人に
それは愛情じゃなく所有物よ。
と言われてしまいます。
確かに出版社テヨンの登場でジョンウの気持ちが溢れてきてるのに、それを色んな言葉を使って何とかジョンヒョンの籠の中に収めようとしてる姿は、観ててジョンウが不憫に感じました。
ジョンヒョンを愛してたジョンウは「自分が世に出れば誰かが傷つく」という思いからテヨンの元になかなか行けず。
ヤキモキする前半でした。
テヨンがジョンウに会いたくてジョンヒョンの家を訪ねても門前払い。
守りたい、という想いと同じくらい、ジョンヒョンはジョンウから離れられないのです。
でもお互いの気持ちにズレが生じてるので一緒に住んでても幸せそうに見えないんですよね。
ジョンウを見つめてるジョンヒョンの表情は不安そう。
ジョンウを幸せにできていない不安なのか、今にもジョンウがどこかへ行ってしまいそうな恐怖なのか。
最終回まで笑顔はなく、苦しそうなジョンヒョンの表情は観ていてツラかったです。
きっとジョンウの思う通りにしてあげた方がいいのはわかってる。それでもジョンヒョンはジョンウを手放すことができませんでした。
ジョンウ、そのかわいいビジュアルながら魔性だなと思いました。
笑顔がかわいいフワフワした雰囲気のテヨンですが、ジョンウへの想いにブレがまったくありません。
大ファンのジョンウに「一緒に出版しましょう」と熱烈ラブコールを繰り返します。
ジョンヒョンに追い返されようがジョンウ自身に断られようが、何のその。
大御所作家が死ぬまでジョンウの追放は続くだろうと言われてしまうほどの逆風から、テヨンはジョンウの夢を守ろうと決意しているのでした。
テヨンの想いに触れ、ジョンウはだんだんテヨンに惹かれていきます。
中盤まで三角関係なままあまり進展がなく、さらに韓国BLなのに1話30分くらいあって、ちょっとダラダラしてるなーと思ってましたが、中盤から急にジョンウとテヨンが急接近します。
ジョンウを傷つけないように囲っていたジョンヒョンと、傷つくことを恐れるあまり何もできなかったジョンウを、まさに「フェンスの外」に出そうと頑張ったテヨン。
ジョンウがどちらを選ぶかは何となくわかるストーリー展開でした。
テヨンの良いところはジョンウに出会う前から恋してるところ。
ジョンウがかわいいとか、そんなこと一言も言わないままでした。かわいいかわいいとドラマ観ながら連呼してた私とは大違いです。
テヨンの情熱は眩しかった
2人のキスや肌色シーンもありました。
冒頭のジョンヒョンとジョンウのキスシーンは寸前で暗転したのはテヨンとのキスシーンのためにとっておいたのですね
ラストではジョンヒョンとジョンウの秘密が明らかになったり(やたらジョンヒョンが世に出たいジョンウに「もう少し待とう」と宥めるシーンが伏線になってました)、敵対してた大手出版社とフワッと合意したりとハッピーエンドへと物語が加速していきます。
悲しそうなジョンウとずっと不安げにジョンウを見つめるジョンヒョンや、どこの世界にも大御所に忖度する嫌な慣習があるところなど、内容が重めだなと感じました。
でもジョンウがテヨンに惹かれ始める中盤から一気見できました。
とにかくジョンウ役のカラムくんがかわいかったです眼福