プロジェクトを出来るだけ完成させるため、皐月と陸は白石の友人であるハリー夫妻のもとを訪れます。
白石がイギリスで出会ったハリー夫妻、今は日本で有機農法の花農家をしていました。
陸は皐月に、白石に会いに行った時のことを謝罪します。
ハリーの妻・美咲はソニンちゃんでした。美人になったなー

美咲は陸が白石の元恋人だと気づいていましたね。
白石はイギリスで陸のこと、日本でのこと、色々彼女たちに話したのでしょう。
皐月は白石の隣で笑っている陸が気になって仕方がありません。
ハリーに「恋人が自分以外の人と一緒にいる方が幸せなんじゃないかと思ってしまう」と相談すると、
それは相手を信じられず、自分を信じていない事だよ
と言われてしまいます。
ハリー夫妻と白石はイギリスでの思い出話をします。
森の中で佇む白石を美咲は自殺志願者と勘違いし、思わずバーベキューに誘ったのです。
この白石が薄暗い森の中でこのまま放っておくと溶け込んでいなくなりそうな、そんな儚さがありました。確かにこの雰囲気は声をかけちゃいます。
普段ならついて行くタイプではない白石ですが、すがる思いがありました。夫妻の優しさに触れ、白石は涙しました。
素敵な出会いができてよかった
陸が安堵するのもわかります。

白石が帰国した理由、日本の里山には多様性があるが日本人はそれに気づいていないと言われたこと、そして自分が抱えてきたものから逃げず向き合おうと考えたからでした。
ハリー夫妻と別れ森を下りる途中、皐月は白石の手紙に何が書かれていたのかを訊ねます。
ここで、それを聞くの・・・
?

一人下りようとする白石を呼び止め「ここで聞かなければずっと聞けないから。」と3人で話すことを提案します。
皐月→二人のことが好きだから一緒にいる二人をこれ以上嫌いになりたくないと別れを切り出す。
陸と白石が結ばれるべき
強く惹かれあってるんだから、想いに蓋をせず互いの気持ちに向き合って欲しい


白石→過去にカミングアウトしたことで家族が崩壊してしまった。そんな過去があるから、陸が世間の目に耐えられなくなって自分の元から離れていくことが怖かった。
陸と皐月の結婚は、自分には叶えられない事だと胸を締め付けられた。二人を応援してるのは、陸は皐月といた方が幸せになれるから。
ここまでは皐月vs白石でした。
どっちも自分の主張を曲げないし、陸のことを幸せにできるのは自分ではないと思っています。
やがて矛先は陸へ・・・。
俺だってどうしていいかわかんないよ

皐月と出会って俺、本当に女の人好きになれるか不安だったよ

でも皐月と付き合って、これでやっと悠さんへの想いから解放されると思ったんだよ

なのに悠さんが目の前に現れて。
女性の皐月を大切にしたいよ。でも男性の悠さんへの気持ちが消えないから・・・。
森の中のシーンは長尺で、まるで舞台を観ているようでした。
とにかくヒリヒリ。目が離せませんでした。
ハリー夫妻とのバーベキューの時、彼氏が元恋人と楽しそうにしてたら誰でも気が気じゃないと思います。
それも少し前に手紙読んで号泣しながら「元彼のところに行ってくる
」って彼氏に言われたら、ダメ

って言いずらいですよ。いくら何でも皐月が可哀想です。





陸の口ぶりはちょっと・・・



白石への想いを消すために皐月と付き合ってるように聞こえます。
結局、白石が現れると陸の中で白石への想いは再燃してしまうということ。もともと想いは消えてなくて無理やり蓋してただけだったんだな。
白石の過去はすごく気の毒で、彼が悪い訳ではないのにどうして家族に縁を切られなければならないのかと思いました。
でも、それを踏まえても陸への想いに一度は応えたのに、と思ってしまう。
自分が抱えてたものと向き合うために日本に戻ってきたのなら、陸への気持ちにも向き合ってほしい。
二人のために身を引くんじゃない。と言った皐月は陸よりも白石よりも強いと感じました。
きっと自分を嫌いになりたくないから。自分の幸せのために別れを選択したのでしょう。
皐月はやりたいことがあると、造園業の面接へ行き無理やり採用してもらいます。
いっぱい泣いて感情大爆発させて、皐月は前進しました。
やりたいことが見つかって、そのために体力つけようと走り出しました。
陸と白石はどんな未来を選ぶのか?
私は二人は復縁しないような気がします。
だからといって、陸が皐月のところに戻るのも違うかなと思います。
次回は最終回。
彼らは未来のためにどんな決断をしたのか気になります。