
90分という上映時間のためか、めちゃめちゃテンポがいいです。
ぽっちゃりしたオタクJK・花依が痩せてイケメンに好かれるまであっという間でした。
痩せる前の花依は富田望生ちゃん。
彼女がいなければこの映画は成立しなかっただろうと思います。
この映画で重要な花依とイケメン。
イケメン俳優は今時たくさんいるけど、彼女のような女優さんはなかなかいません。良い女優さんです。
ちなみに痩せた後の花依役は山口乃々華ちゃん。
ダンスうまいなーと思ったらE-girlsのメンバーだったんですね。
痩せた花依を好きになるイケメン4人。
中の人の名前はわかるけど役名が全然覚えられませんでした

名字に4~6までの数字が入っててそれで判別。というか、4人もいるのかな?
痩せて美少女になった花依にイケメンは優しいです。
花依がオタクでBL大好きな腐女子だとわかっても、そんな彼女を受け入れ理解しようというい思考になります。
かわいくなった花依に演劇部は舞台のヒロインをやってほしいと頼みます。
イケメンも演劇部も花依が太ったままだと声すらかけなかったんだよなーと思うとなんとなくモヤモヤします。
廃部がかかってると演劇部部長に懇願され、優しい花依は稽古に頑張ります。
しかし頑張りすぎて熱を出してしまいます。
1週間学校を休んで久々に登校した花依はリバウンドしていました。
理由は毎日お見舞いに来てくれたイケメンたちの差し入れをたらふく食べていたから。
そこでイケメンは花依を痩せさせようとします。
「性格いいし、痩せたらかわいいのは知ってるんだから、前のように痩せてもらおう」って。
ココ、一番モヤモヤしました。
花依って自分の意志で痩せてないんですよね。
推しキャラが死んでショックで寝込んでしまい自然と痩せたわけで、誰かが好きでとか、誰かに何か言われてとかじゃない。
痩せた花依を見て周りの対応が変わっただけなんですよ。
私が花依なら「放っておいてよ
」と思うかも。

自分本意なイケメンたちにイラッときます。
でも花依は優しいから周りが自分のために一生懸命になってくれてると思うと頑張るんですよね。
五十嵐(神尾楓珠)は必死でダイエットしてる花依を見て思い悩むし、六目(吉野北人)は他のイケメンと違って「外見なんて関係ない」と思ってるポジションにいます。
六目だけ痩せた花依を見ても態度はまったく変わりませんでした。もともと花依に優しかったのです。
最も自分勝手なのは演劇部。
ヒロインになってくれと頼んできたのに、太ったらひどいこと言って降板してくれと申し出てきます。
なんなんだコイツら





なかなか痩せない花依に親友でオタ仲間のあまねがBLを餌に痩せさせる方法をイケメンたちに指南します。
腐女子の原動力をフルに活かす作戦です。
作戦どおり順調に痩せながら、イケメンの眼福シーンを目の前で拝んでいく花依&あめね。
(あまねのポジション、超羨ましい・・・
)

イケメンのBLシーンを見た花依のリアクション。
これ、まんま私やん(笑)
BL見ながらあまりの尊さにしょっちゅうリビングゴロゴロしてますよ

痩せた花依にいよいよ4人は同時に告白します。
普通同時にする?時間が限られてるせい?
花依はクイズで決めるという不思議な選び方をしようとしますが、結局誰のことも好きになってなかったんですよね。
真剣に告白した相手に返事はクイズで決めるって言われたら「これはないな」と思うけど、ここはファンタジーなのでイケメンたちはそんなこと思いません

花依はリア充でいることより、妄想している今までの自分を選んだのです。
痩せてかわいくなったけど、背伸びせず「自分らしく」生きていこうとする花依に私は好感を持ちましたね。
全体的にあまり深く考えさせられるような内容ではなく、軽い気持ちで観られる作品でした。
で、ヒロインに抜擢されたり降板させられたりと自分勝手な演劇部の舞台ですが、結局花依は出演しませんでした。
ちなみに内容は許嫁のいる王子さまとヒロインが恋に落ちる悲恋モノです。
それをBL悲恋モノにストーリーを変えて五十嵐と四ノ宮が出演するオチになりました。
しっかりキスシーンもあってココは唯一ビックリしました

最後にイイものありがとうございました


