タナカーの友達と観てきました。

原作未読。

夏は全然映画館に行けなかったので(結局2getherも観に行けませんでした)、久しぶりに大画面で鑑賞できて嬉しかったです。



↓あらすじ

鳥類研究所に勤める日和の妻・凛子は政治家として多忙な日々を送っていました。それでも二人は仲良く順調な毎日でした。

ある日出張に出掛ける日和に凛子は穏やかな笑顔で意味深な言葉をかけられるまでは。


「もしも私が総理大臣になったら、何かあなたに不都合なことある?」


それから日和の生活は一変、少数野党「直進党」の党首で活躍する凛子は日本初の女性総理に就任したのです。



意志のある強い女性が中谷さんは似合いますね。

実際に総裁選がこの前まで行われていて、もしかしたら女性総理大臣が本当に誕生するかも!?
と話題になっていましたね。
とてもタイムリーな作品です。


私はこの年であまり政治に詳しくありませんが、テレビを観てる限りでは実在の政治家さん、凛子さんほど確固たる理念や説得力がないんですよね。
凛子さんが現実にいたら総理大臣になれそう。華やかさと同じくらい優しさや責任感や「未来を諦めない」強さを持ち合わせてました。



一方の日和くん。

ほとんどストーリー知らなかったんですが、日和くんは大金持ちの御曹司だったんですね。

冒頭、お城のような洋館で目覚めた日和くんが広いテラスから野鳥を眺めてて「なんじゃこの人びっくり!?!?」とビックリしました。

日和くんは日本を代表する相馬グローバルの次男でした。

ちゃんとお兄さんがCEOとして家業を継いでくれてるから、日和くんは大好きな野鳥を調査する毎日が送れてます。めっちゃ呑気。

かわいがられてきたお坊っちゃんらしく、頼りない。でも純粋で真っ直ぐな男性です。


「あな番」の翔太くんのように年上女房を心から愛する少年のような日和くん。

クールな圭さんも好きですが、何もしてないのに巻き込まれオロオロ狼狽えてる圭さんが一番好きですね。

まだまだ圭さんのかわいさは強靭。

今回も色んな「え!?」を聞けましたキラキラ


凛子が総理大臣になったことで、日和は日本初のファーストジェントルマンになります。

内閣広報官・富士宮から渡された携帯電話にはGPSがつけられ行動は監視され、家の門には警備員が張り付いています。

そして野鳥を観察できる自宅を離れ、総理官邸へ引っ越し。

凛子を総理から引きずり降ろしたい人間の思惑に巻き込まれたり。


色んなことが次々起こりますが、日和は凛子のサポートに徹します。

もっと文句言うのかなと思ったけどとても凛子に献身的。
これぞファーストジェントルマン。

総理大臣として忙しくなった凛子と日和の仲はもっとギスギスしちゃうのかなと思ったけど、まったく変わらない。
ここも私は嬉しかったです。環境が変わると性格が変わっちゃったりしますから。
日和と同じように、凛子も日和を愛しててその気持ちは揺るがない。二人の絆がどんな時もほどけなかったのは素敵なところでした。


後半で凛子が妊娠。

つわりで倒れそうなのに「総理も子供も諦めたくない」と頑張る凛子を観てると何もできない日和と同じくらい心配になりました。


仕事と子供、どちらか諦めなければいけない社会がまだ現実にはあります。

日本のトップにもその選択が迫られるなんて、日本は世界に比べて遅れてるってことなんでしょうね。

世界では女性で子供もいるリーダーはいるんですから。
まだオジサン(おじいさん)ばかりの日本の政界を何とかしないといけませんね。


ラストの日和の言葉は感動しました。

ひよりん(日和)のうちわが真剣に欲しくなりました(笑)
グッズ化してほしいなぁ。


私のように政治の知識がなくてもわかりやすく楽しく観られる作品でした。

クスッとホロッとなれる映画でした音譜




クレヨンしんちゃんにも登場!

二人ともとても自然でした。上手かったです。