けっこう前に観ましたが無料期間が終わっちゃうのでもう一度視聴しました。
舞台は「モノ」と「プローブ」が存在する世界。
全てがグレーに見えてしまう神経性の色覚異常「モノ」の高校生ヨヌ。
同じモノの母親は失踪していて、叔母さんと一緒に暮らしています。
モノは特定の人の顔を見ると色を見ることができます。
色を見せてくれる人は「プローブ」と呼ばれ、出会える確率がとても低く、モノとプローブに関係した事件が多発していました。
そういった事情からヨヌはモノであることを隠していて、バレるたびに転校を繰り返していました。
そして何度目かの転校先の高校(男子校)で、ヨヌはユハンに出会います。
人の顔を覚えないユハンは一目でヨヌを気に入ります。
そしてマスクをとったユハンを見たヨヌの視界は色に溢れだす「カラーラッシュ」が起こり、そのまま気絶してしまいます。
ユハンはヨヌにとって「プローブ」だったのです。
マスクをとったユハンが神々しいですね。
そしてヨヌの瞳が神々しいユハンを反射してか、七色に光ります。これがカラームーヴ?
ヨヌがモノとわかってからユハンは「体験レッスン」と言い、色を教えようと積極的に関わってきます。
それはもうグイグイ
一目惚れですか
反対にヨヌはそんなユハンを避けようとします。
灰色の世界しか知らなかったヨヌにとってユハンとの出会いは危険だと考えたからです。
ユハンがいる時しか見られない色鮮やかな世界に取り憑かれてしまい、他のモノと同じようにユハンを一人占めしようと考えます。
プローブとしてのユハンを求めながら彼の瞳の美しさを語る場面が出てきたりして、ヨヌの中でユハンがかけがえのない存在になってきます。
唐突に出てくるバックハグ。キュンキュンするからヨシとします
色がテーマになってるので夜景やプリズム、色を使った個展など色彩豊かで美しいシーンがたくさん出てきます。
そして色の名前ってたくさんあるんだなーユハンはたくさん知ってたけど、それはヨヌに教えてあげるために勉強したのかな?
もしそうなら、飄々としてるけどヨヌのためにと健気なところもあるんだなと思えてきます
後半からユハンへの執着心が増していくヨヌ。
ユハンが学校休んだら気になって仕方なくなり、とうとう監禁しようと道具まで揃え始めます。
監禁しちゃうのそういう展開のBLもまた良きですよ
と思ったけど、あくまで高校生の甘酸っぱい青春モノですから。
むしろ展開は悪い方へ。
監禁しようと準備をする自分に嫌気が指し、ヨヌは首を吊ってしまいます。
ヨヌーーーーー!!
おばさんのおかげでヨヌは一命をとりとめますが、ユハンとは会えなくなってしまいます。
スマホも捨てられ転校手続きをすると言ったおばさんの気持ちはわからなくもない。
だって姉が行方不明になって今度は甥っ子まで失いたくないですから。
しかし、どこから情報を仕入れてきたのかユハンは病院に現れ「一緒に逃げよう」とヨヌを誘い、二人は病院を抜け出します。
ユハンがヨヌを連れ出すまでホント暗くて重い。
ヨヌはユハンとホテルに泊まって愛の告白をするも、二人っきりなのに何もなし
おばちゃん、密かに期待したのにさー
しかしクスッと笑える微笑ましい場面でした。
そして最終回はユハンが隠していた真実が明らかになります。
ユハンはエリート一家に生まれたお金持ちのお坊ちゃんでした。
そしてユハンは失顔症。
人の顔が認識できず、ユハンはその人の癖や仕草や足音などで判別していたのです。
しかしヨヌだけは認識できた。
だからユハンはヨヌを一目みた時から気に入り、いつも会いたがっていたのです。
最終回のユハンのネタバレで1話の出会いのシーンが妙に長いことや、ユハンのヨヌ執着がすごいことが説明つきます。
やたらユハンの目元のアップばかりだった。
恋愛以外でお互いを必要としている唯一無二の関係が最高すぎると感動しました
二人は一緒にいることで違う世界が見られる。
だから出会って恋に落ちるのは必然だったのですね。
ヨヌのお母さんは結局どうなったのか、などの謎は残ってますが続編があるらしいので楽しみに待っていようと思います