先週までBSで放送していた「汚れた舌」。

2005年のドラマです。

15年以上前の田中圭見たさにドラマを観賞しましたが、私は一体何を観てるんだ(゚Д゚;)!?という気持ちになりました。

すごくトリッキーな作品です。


あらすじ↓

思春期に、父の堕落によって家庭が崩壊した江田千夏(飯島直子)は、水商売でコツコツお金をため、念願の花屋を東京の白金にオープンした。故郷の金沢から母・典子(松原智恵子)を呼び寄せ親子での生活も実現。しかし、千夏には、典子に決して言えない秘密がある。それは、亡き父を死に追いやった陶芸家・白川隆一郎(藤竜也)との関係。念願の花屋を開業できたのは、白川からの資金援助のおかげだったのだ。千夏は典子が殺したいほど憎む白川の援助を受け入れ、いつしか逢瀬を重ねる関係になっていた。
一方、空港で運命的な出会いをして以来、千夏のことを思い浮かべてばかりの涼野耕平(加藤浩次)。妻・杏梨(牧瀬里穂)と娘を持ち、全国規模に展開する花屋のオーナーである耕平は、仕事も父親としても完璧な男であった。
ただ唯一、杏梨からは同居中の継母・弘子(森口瑤子)との関係を不安視する仕草を嗅ぎ取っている。同じ花屋の経営者で、耕平と同い年の弘子が誘惑しているのではないかと…。
それぞれに事情を抱える千夏と耕平。ふたりの出会いは、彼らを取り巻く人物たちの、揺るぎない幸せまで奪おうとしていた…。(BS-TBSより)


誰にも感情移入できないほど性格に難アリな登場人物たち。

主人公・千夏は「一生結婚しないで生きていく」と公言していましたが、親友のデキ婚にビックリするほど心揺らいだり、花屋の経営が傾きだすと耕平と一線越えちゃったりとなんだかブレブレ。

そして母親の死から千夏のブレブレは拍車がかかります。

母ちゃんはずっと旦那を殺した(と思い込んでる)白川を事あるごとに口汚く罵ってる姿は観ててしんどかったなしょんぼり


時代のせいかもしれませんが、みんな「結婚」にとらわれすぎな印象です。結婚に幸せを見出だすかどうかは人それぞれなのに。


森口瑶子さんが極悪役でした。

耕平と同級生・弘子で、耕平の父親の再婚相手。

貧乏だった子供時代がコンプレックスで、耕平の妻・杏梨(牧瀬里穂)が裕福な家の娘なのが嫌でたまらず、耕平を千夏の方へ行くよう仕向けることばかりやります。

弘子の息子・光哉が田中圭さんです。


せめて圭さんは天使でいて~キラキラって思ったけど、耕平の味方して不倫の手助けをするんだよー笑い泣き

「兄さん(耕平)の味方だから」

「姉さん(杏梨)の味方だから」

とずーーーっとフラフラしてます。

耕平命ハートな杏梨は千夏との関係を疑い始めてから壊れていきます。

山盛りの苺を貪り食べるシーンは怖かったアセアセハッ!

「見たくない」って言いながら毎回山盛りの苺を食べるんですよ。

手掴みで、服も苺の汁がついても気にしない。

毎回尋常じゃない量の苺をスーパーで買って「見たくない」って食べるんですよ!?

怖い!!


中盤からずっと杏梨はずっと↓こんな顔。


怖いです。

杏梨、耕平、弘子、光哉がひとつ屋根の下で住んでるなんて呪われた屋敷に感じました。



こんだけぐちゃぐちゃで最終回はどうなるんだろう?と思ってたらビックリするくらい皆性格が変わっちゃいました。

頭ぶっ壊れてた杏梨は耕平と離婚したいと言い出すし、最後は弘子のもとで働くことに。


弘子は耕平の花屋を退職する、って言ってたのに光哉が急に北海道の大学行くからって言い出して寂しくなったのか、退職は反故、杏梨とやっていく決心をしたのです。


いや、うまくいかんやろー!?????



みっちゃん、なんで急に北海道?


皆の関係性をぐちゃぐちゃにしすぎて収拾できないまま無理矢理終わらせちゃった感のあるドラマでした。