仁の強引な手腕で「たのくら」は順調に店舗数を増やし急成長していました。

しかし、そんな時に仁の息子・剛が補導されてしまいます。

心配になったおしんは仁の家へ訪ねます。

おしんは剛ではなく、仁と道子の夫婦関係を心配していたのです。

案の定、剛の前で夫婦喧嘩を始めてしまう仁たち。

道子は仁に相手にされず、その寂しさから剛に依存していました。
その重圧にまだ子供だった剛は耐えられなくなっていたのです。

こりゃ仁がいないところで道子は子供達に山ほど悪口言ってるな(;>_<;)


帰宅し初子に愚痴っていると、初子は「お母さんは子供たちへの役目は終わったんですよ」と言われてしまいます。

婆ちゃんとはいえ、まだしっかりしてるおしんは心配するなと言ってもできないでしょうねぇ。

次の日、おしんは仁から同居を提案されてしまいます。


それに伴って新居を移す計画だと言いますが、おしんは同居に反対します。

あんなに同居を嫌がっていた道子が今さら同居をお願いするなんて絶対怪しい・・・。

おしんもやっと納得して初子と暮らしていこうと思っていたのに。

二人は「同居してくれれば、きっと夫婦はうまくいく」と説得します。

仁たちは初子も同居したい、と言いますがこれっておしんの世話&家政婦扱いするためですよね・・・。

でもおしんは仁たちから同居を提案してる時に応じないと次はないかもしれない、と考えていました。

しかし初子を連れていくつもりはなく、おしんは初子に独立するようアドバイスします。


禎たちは仁が引っ越ししてくれれば、一等地である土地をもらいたい、と考えていました。

「あの土地はもともと母さんのもの。私たちだって田倉に尽力してるんだから!」


あーーー渡鬼っぽい!!


初子は手芸店を開くことになり、独立のために仁も手伝います。

開業資金はすべて会社がもつ、と宣言。

辰則が反対したり初子が遠慮して自分の貯金を差し出しますが、仁はすべて拒否します。


「はっちゃんの資金のことは田倉家としてやらなければいけないことなんだ」

仁はおしんが思っていた以上に初子のことを考えていました。

おしんは仁たちには言ってませんでしたが、戦後に初子がどうやって田倉家にお金を送っていたか、仁と希望はうすうすわかっていました。

その時のことを感謝してる仁はどんなことがあっても初子を守ると決めていたのです。

仁と希望は初子を一生見守っていこうと誓います。

ココは泣けますねーえーん

散々クズだと言ってしまってごめんよ、仁・・・タラー



新居が完成しましたが、おしんの希望で離れで暮らすことになりました。

同居を決心したおしんは道子には何も言わないことを心に決めていました。

道子だけで家事してるわけでなく、お手伝いさんがいる田倉家。
大家族って言っても子供3人ってよくある家族構成ですよ( ;`Д´)
ココに最初は初子まで呼ぶ気だったのか!


おしんと道子、お互いに遠慮しながらもうまくやっていたある日、山形から兄嫁・トラが突然訪ねてきます。


土地を息子が売り飛ばして商売を始めると言い出し、反対すると嫁に追い出されたというのです。

その時にトラ側からの義母・ふじ(おしんには母親)の話を聞かされます。

おしんが苦労して建てた家に住んでいた兄夫婦は図々しいと思ってましたが、トラからすれば義母からは毎日のようにおしんの話を聞かされていて、とても惨めな気持ちにもなるのでしょう。
それを鑑みてもトラは嫁として最悪だったけど。

同年代で共に嫁姑に苦労したことを知ったおしん。
同情したおしんはトラをしばらく家に滞在させることにしました。

仁は終戦後の庄治たちの仕打ちを覚えてるのでおしんの行動が理解できませんでした。

しかし、年をとった今になっておしんは色んな人の気持ちが理解できるようになったのです。

母ちゃんを粗末に扱ったり、終戦後に何もしてくれなかった兄夫婦の気持ち。

うーん、理解できるかもしれないけど許すかどうかは別だと思うのに、おしんは偉いなぁ。

結局トラたちは子供達と別居することになってしまいました。



昭和57年。

スーパーたのくらは16店舗を有する地元では大手になっていました。

初子も希望も仕事は順調。

おしんの81歳の誕生日は幸せでいっぱいでした。

仁は誕生日パーティーに17号店の出店を発表します。


今回のスーパーはデパートのように大規模なもので相当額の融資をしていました。

場所を聞いておしんは青ざめます。

近くには商店街があり、浩太さんの店があったのです。

おしんは仁に理由も言わず「17号店は反対だ!あの場所に店を出すことは許さない!!」
と怒って席を立ってしまいます。

仁は浩太さんのこと知らないもんなぁ・・・。

浩太の存在を知っている希望と初子は「仁にちゃんと話した方がいい」と説得します。