おしんが次男・仁を出産した日に母・ふじが倒れてしまいます。

 



医者の診断は「白血病」。


この時代だと薬も治療方法もありませんでした。

 

竜三は出産間もないおしんには本当のことを知らせず、ひさが応援に駆けつけました。

 

せっかく生涯の仕事を見つけ、大好きな母ちゃんを山形から呼べて・・・おしんの幸せが長くつづきませんねえーん

 

寝たきりになり、自分の死期を悟ったふじは、「山形に帰りたい」と言い出します。

 

竜三はおしんが床上げした頃、ふじは白血病でもう治らないことを打ち明けます。

 

おしんは、ふじの前では気丈に振る舞いますが、日に日に弱っていくふじを見て「私が山形に母ちゃんを連れて帰る。そこで養生したらええ」と山形へ行く決心をします。

 

伊勢に来て仏のように優しい男になった竜三は、最初は反対しますが「お義母さんに精一杯のことさせてあげたらいい」と山形へおしんを送り出します。

 

乳飲み子いるのに置いていくのかびっくりと思ったけど、この頃って他の人からお乳もらえるんですね。すごい時代だ。

 

母乳って一人分しか体に入ってないと思ってたよ・・・。

 

それ以外の子供の世話はひさが引き受けることになりました。

 

そしてどうやってふじを運ぶのかと思ったら荷台に布団敷いてグルグル巻きにするんですねΣ(゚Д゚)!ビックリ!

 

 

病人(しかも立っていられないほどの重病人)を冬の山形に連れて帰るって誰がどう見ても無謀ですが、おしんは山形まで帰ってきました。

 

それも駅からふじを背負って。

 


実家は相変わらず厄介者扱いでした。

 

ただ庄治がほんの少しだけ優しかったのだけが救い。

 

おしん贔屓がすぎるふじでしたが、庄治にとっても大好きな母ちゃんなんですね。

 

ふじは住み慣れた家に帰ってこれたことを喜び、家族全員揃ってご飯を食べていたあの頃を思い出します。

 

そして雪を眺めながら息を引き取ります。


それは山形へ帰って来た翌日のことでした。

 

 



おしんは伊勢に帰ってきます。

 

ふじの葬儀を庄治がケチったことを愚痴りますが、今は不景気だからお義兄さんを責めてはダメだよと竜三に言われてしまいます。

 

不景気・・・山形でおりきさんに会った時、酒田の加賀屋も危ないという噂を聞いたことを思い出します。

 

加賀屋ではふじが亡くなる前、加代が子供を産み希望(のぞみ)と名付けたという手紙をもらっていました。

 

ふじが亡くなってからも、お供えのお金を添えて手紙をもらったばかり。


不景気とはいえ、加賀屋ほどの大店は関係ないだろうとおしんは考えていました。

 

 

 



しかし、冬が終わり春が来た頃、加代に宛てた手紙が届かず返ってきます。

 

そして、おりきさんから「加賀屋の旦那が自殺した」という手紙が届くのです。

 

この時代、酒田と伊勢では何の情報も伝わらず、竜三は酒田へ行ってこいとおしんに言います。

 

加代に会えなかったらおしんに出会えなかったから・・・って竜三は亭主の鏡ですね。その心持をなぜ佐賀で・・・(しつこい)

 

ちょうどその時、ひさから連絡があり「浩太が来ている。すぐ来てほしい」と言われ、おしんはひさの家を訪ねます。

 

浩太は加賀屋が潰れ加代が行方不明になったことを心配して、おしんに何か事情を聞いていないかと尋ねます。

 

加代の旦那は株が暴落し、借金で首が回らなくなった挙句の自殺でした。

 

加賀屋が潰れたことにショックを受けるおしん。

 

おしんは奉公に行ってた時の、大奥様の才覚で繁盛していた頃しか知りませんからねぇアセアセ

 

 

加代の祝言の直前に、浩太が東京に戻ったことを「加賀屋を継げば加代は幸せになれる」と信じて黙っていたことを、おしんはずっと気にしていました。

 

加代の旦那のせいで加賀屋が潰れたのなら、自分が加代の人生を狂わしてしまったと後悔します。

 

 

それから1年経ち、何の情報もないままでしたがひょっこりと浩太が現れます。

 



加代の居場所がわかったとおしんに住所が書かれた紙と加代へのお金も言づけます。加代は東京にいたのです。

 

住所がわかってるのに、まだ加代とは会っていないという浩太。

 

おしんは竜三に加代の住所を見せると「震災前のこの住所の辺りはひどいところだった・・・」と顔を曇らせます。

 

心配でたまらないおしんはすぐに上京、お師匠さんの元を訪ねます。

 

お師匠さん!!



 

相変わらず元気に髪結いをやっているお師匠さん。

 

お師匠さんを観ると気持ちが明るくなります。

 

そして今でもお師匠さんとも連絡をとり定期的に魚を送ってるおしん。いつまでも恩義を忘れないって当たり前のことなんだけど、なかなかできません。

自分の生活で大変なのにすごいですね。


 

おしんは上京の理由を説明、加代の住所を教えると「会うのはお止しよ!」と全力で止めますが、行くと聞かないおしんにお師匠さんは健さんに相談。



健さん!!久しぶりー♡

 

健さんはおしんのお供として加代に会いに行くことになります。

 

「どんな場所でもビックリなさないように。」と健さんが忠告するだけあって、加代がいるとされる場所はディープな風俗街にありました。

 

ひとつの店に寄り、用心棒と健さんが言い合いになっている間、上の階から聞こえてくる子供の泣き声におしんは不安になるのでした。

 

 

 

先週はとても穏やかで幸せな日々を過ごしていたのに、今週は急展開。

 

母ちゃんの死だけでもおしんにはショックな出来事なのに、加賀屋の倒産&加代の行方不明。

 

このドラマって男性がことごとくダメ男なんですよね(^▽^;)

 

健さんくらいか。頼りになるのは。ちょっとやりすぎな時もあるけど。