おもしろかったー。

 


敏腕弁護士が若年性アルツハイマーを宣告され、残された時間をどう過ごすのかというところが見どころです。

 

主人公の本庄には前妻との間に息子がいましたが、15年前に交通事故で亡くなっています。

 

犯人はまだ見つからず未解決のまま。


それが発端で離婚してしまいます。

 

今は年下の妻と2人の子供がいますが、仕事優先の本庄はあまり家庭を顧みていませんでした。

 

 

時々記憶がなくなる本庄は残された時間を未解決になった息子の事件を解決しようと前妻と奔走します。

 

また前妻も今妻も本庄の病状を知り、それでも闘おうとする彼を止めることなく見守るんですよね。



今妻。



元妻。



できた人たちですよ。


私が今妻なら真相究明のストレスで病状進むって言われたら止めちゃうかもしれません。

 

中盤で真犯人は誰かわかっちゃうんですが、その犯人は恩人の息子。

 

その恩人・片桐は自分の上司で、息子を庇うあまりに色々なところに手をまわし、解決には難航を極めます。



 

 

韓国ドラマのリメイクってことで韓国ドラマっぽいストーリー展開がおもしろかったです。

 

本庄の上司や刑事が手を組んでたり、その刑事によって色んな事件が隠ぺいされてたり、「そんなこと、ぺーぺーの刑事ができるのガーン!?」と思うほどずさんな片づけられ方をします。

 

こんな刑事(しかもそんなに肩書なさそう)になんでもできるんかい!と突っ込んでしまいそうになりました。

 


でも最後には息子を亡くした当時、本庄が中途半端に弁護してしまった事件の再審、そしてその事件が息子の事件を解決に導くという伏線回収はドキドキしたり、見ごたえがありました。

 

裁判も無事終わり、自分の立場を部下に譲った本庄。


それまで仕事の重圧や病気への不安など、いつもしんどそうな表情をしてましたが、何もかも終わった彼はとても穏やかに見えました。


これから病気が進行していく旦那を支えながら、中学生の息子と小さな娘を育てていかないといけない妻。



でも本庄の隣に座る奥さんの顔はとても幸せそうなんですよね。

 

私ならそんな穏やかになれないかもしれません(^▽^;)

 

キャストも演技派ながらも地味だと思います。

 

でも見ごたえ十分だったし、1時間があっという間でした。

 

 

再放送なのに夢中で観てしまいました。