幼いころから柔道に打ち込んできた主人公・黒沢心。オリンピック日本代表の呼び声も高かったが、怪我がもとで選手生命を絶たれたため柔道から退き、就職を決意した。大手出版社・興都館の就職試験を受けた志望動機は、子どものころに柔道を扱った漫画を胸を熱くして幾度も読み返し、それがきっかけで柔道を始め、情熱を傾ける青春を送れたことが何より大きい。かつて自分がそうであったように、読者が“何か”を得るような「漫画」を作りたいと熱意を語り、採用される。入社後、週刊コミック誌『バイブス』編集部に配属され、編集者として歩き出す。(Wikipediaより)
2016年に放送されていたドラマです。
この前日本映画チャンネルで一挙放送されていて、懐かしくてまたまた観てしまいました。
漫画家になりたいって子供なら誰でも夢見たことがあると思います。
私も「りぼん」大好きっ子だった時は思ったなぁ
でもこちらは漫画家ではなく、週刊コミック誌の編集者が主役のお話です。
漫画家も個性的なら編集者も個性的。
でも「漫画を読んで読者を幸せにする」気持ちは一緒。だからそのために協力して作品を作り上げます。
お仕事ドラマですが、情熱が半端ないです。
主人公が柔道やっていた体育会系なので、男性ばかりの社内で奮闘します。
女性っぽさがあまりないからか、けっこう最初から受け入れられちゃう心ですが。
主役の黒沢心を黒木華ちゃんが演じてます。
いつもポジティブ、というかポジティブしかないくらいポジティブ。
あ、他にも素直とか熱いとかあるけど、とにかくポジティブです。
私は苦手なタイプですが華ちゃんが嫌味なく演じてるから、蒸せるような熱さもそこまで鼻につくことはありませんでした。
私が大好きな五百旗頭(いおきべ)さん。
オダジョーの真骨頂。
お団子ヘアが似合う男性ってそうそういませんよね!?ロン毛反対派でしたがオダジョーで気が変わりました
普段はクールだけど担当漫画家や心に振り回されてアワアワする姿がたまりません!!
最初から最後までクールを貫くのかと思ってたけど、このギャップにクラクラしました。
かわいいよオダジョー(*´∀`*)
元担当だった漫画家(滝藤賢一)がライバル誌に引き抜かれそうな時に思いのたけを打ち明けて漫画家が引き抜きを断る場面は、ライバルの担当が「人の恋路は邪魔しません」といなくなります。
そうだよねある意味、相思相愛じゃないと子供(作品)は生まれないよね(*´艸`*)ってありえないところで腐目線発動してしまいました。
もう一人大好きなのは心が発掘する漫画家・中田伯(はく)。
独特の感性で誰もマネできないようなストーリー、構成を作る天才ですが致命的に絵がヘタ。
壮絶な生い立ちで孤独だった彼は、漫画だけが彼のすべてでした。
漫画家になることだけを目標に生きてきた彼は心に見いだされ、大御所漫画家のアシスタントをしながらプロデビューを目指します。
演じているのは永山絢斗くん。
前髪重めで挙動不審な伯は人に関心がありませんでしたが、ひとたび信頼するともう絶対的。ワンコのようでかわいいです。
美青年でキョドってる伯がかっこよいのです。
編集者の中ではヤスケン演じる安井のエピソード。
漫画家を商品と言い、割り切った手堅い仕事を効率よくこなし定時に帰る安井。
彼は「ツブシの安井」という異名があり、漫画家に寄り添う姿勢は皆無です。
そんな彼の仕事に対する姿勢に編集長も他の誰も何も言わないのは、以前も安井は心のように地道で実直な仕事ぶりをしていました。
1人の漫画家に通いつめ、やっと信頼関係を築けたのにあることがきっかけで信用を失い、家族も失いそうになるのです。
こんなに頑張ってもすべてを失うならと、彼は家族を大事にし、仕事は必要最低限にしたのです。
ずーーーーっと心を見下して嫌味ばかり言ってましたが、それは過去の自分を見ている気持ちになったんだろうなぁ。
・・・と、他にもたくさんおもしろいエピソードがたくさんあるんです。
絶対続編orスペシャルドラマやる!!と思ってたんですが、かなりの低視聴率だったようで(;´・ω・)
観た人の感想をネットで見ると高評価なんですけどねぇ。
ちなみにドラマにはチラチラと今話題の金子大地くんが出てます。