苦しいーーーー。

 

 

子供を育てる母親にこんなに生き辛い世の中なのか、と思います。

 

 

私は既婚ですが、結婚して何年も経つと旦那の言葉や行動にも光の速さで聞き流せるようになりました。

 

でも母親として何かをしなければいけない時、「普通」という自分だけで計れない基準に苦しむ時はあります。

 

周りのママは余裕あるなーと思うことはよくあります。

 

そこが世の中の「普通」なら自分は「普通以下」なのかと落ち込むこともあります。

 

テキトーな人間なのでだんだん開き直りつつありますが(笑)

 


我が子を虐待死させた被告人・水穂を何度も擁護するような発言をしてしまい、里沙子は裁判員の中で浮いてしまいます。

自分の考えていることは、やはりおかしいのか・・・。

里沙子は発言することを躊躇うようになります。



普通って何でしょう。


 

年代や住んでる場所や育ってきた環境でそれぞれ違う「普通」。

 

でもそれはまるで世間の総意のように考え、相手に押しつけてしまいます。

 

押しつけられた相手は「普通」に惑わされ、振り回されて疲弊する。その姿がなんともツライ。


 

 

さて、里沙子の実母が登場!



高畑淳子さんってズケズケ言う役柄が多いけど、それを嫌味に感じなかったり嫌味っぽかったり見事に演じ分けられててさすがだなぁと思います。

 

今回は「嫌味っぽく」言う役。

 

「この部屋だと泊まる場所なさそう」

 

「いい幼稚園だと親の仕事先で決まっちゃう」

 

心配しているような口ぶりでどこまでも里沙子を追い詰めます。

 

この状況で自分が抱えてる悩みなんて言えるはずはありません。

 

里沙子はすべてうまくいってる、私は満足していると嘘をついてしまいます。

 

 

 

そんな時に水穂の裁判に彼女の実母が証言台に立ちます。

 

やはりここでも水穂は自分勝手で見栄っ張りな女のようなエピソードが出てきます。

 

両親に会いたがらず、結婚も子供が産まれたのも事後報告。

 

旦那を母親に紹介した時も結納も披露宴もしないと言い放つ水穂。

 

 

でも里沙子には何でも娘のやることを否定してくる母親から遠ざかるために水穂は会いたがらなかったのではないか?と考えるようになります。

 

母親が思う普通を押しつけられることから逃げたかったのではないか?



それは今の里沙子と同じ状況です。

 

「こんな旦那でかわいそう」「こんな狭い住居でかわいそう」「立派な場所で披露宴も挙げられないなんてかわいそう」・・・。


母親たちが押しつける普通は傍から見てると、娘のためではなく近所や知り合いや自分のために対する見栄のように感じます。

 

 

相変わらず旦那には「おかしい」と毎日の言われる里沙子。

 

そりゃお酒も飲みたくなっちゃうよムカムカ



何の連絡もせず、同僚と飲んで帰って来た旦那。


「飲み会があるなら連絡して」と言われて、仕事から飲み会の流れで連絡できない!!って里沙子の旦那は当たり前のように言ってたけど「はあ?電話やライン送るだけなのに何分かかると思ってんだ!!」と怒りがこみ上げてきましたムキー

 


絶対ご飯の支度をナメてるよね。

 


母親がチャチャっとやってる姿しか見てないから楽勝とでも思ってるのかな。

 

言葉には出さないけど「急な飲み会ぐらいで何も言わないのが普通」と思ってるんでしょうね。


ムカつくー。

 


この旦那の嫌な感じはドラマ中ずっと続きます。

 


なんか浮気している雰囲気プンプンだし。