柊先生が体を張って、人生をかけて3年A組の生徒を学校に監禁した真実。
最初は武智によってフェイク動画を流出され病んでしまった文香への復讐のためでした。
わざわざ武智の高校へ転職しますが、がんが再発してしまいます。
そんな時にたまたま目にした景山澪奈のフェイク動画。それは文香の時と同じでした。
澪奈から犯人は武智だと聞いていたのに具体的なことをする前に(柊自身も症状が悪化してた)、澪奈は自殺してしまいます。
これ以上、犠牲者を増やしたくない。
柊は文香の実父・義父に協力を仰ぎます。それは3年A組の生徒にも。
一方、「私が澪奈を殺した」と告白したさくら。
澪奈と最後に一緒にいたのはさくらでした。
さくらは他の生徒と同じような扱いを澪奈にしてしまったことを謝りたくて思い出のビルに行ったのです。
しかし澪奈の精神はもう限界でした。
澪奈はビルから飛び降りようとしましたが、さくらが彼女の手を掴みます。
「楽になりたい」と訴える澪奈の言葉を聞いて、さくらは手を離してしまいました。
さくらは澪奈の手を離してしまったことをずっと後悔していました。
そのことは柊にも告白し、「澪奈が死んだのは君のせいじゃない」と語りかけます。
・・・ここまででドラマ始まってから20分経ったくらい。
ここからは晴天の中、柊先生がSNS上の人たちに「命の授業」です。
柊先生は「SNS上での暴力を世に知らしめるたが、が立てこもりをした最大の原因」と言っています。
澪奈はやはり自殺でした。
柊は「SNSが澪奈を殺した」って言ってましたが。
SNSでの匿名性は良い面もありますが、最近テレビなどで取り立たされていることは悪い面です。
匿名だから何でも書き込めることが無自覚な悪意を生んでしまっていることを柊は訴えたかったのです。
ずっと柊が「考えろ」と言い続けていましたが、それはネットでの行為のことを指していました。
感情にまかせた言葉がナイフのように突き刺さり澪奈のような犠牲者が生まれてしまう。
何か発言したければ、一旦手を止めて考える、それを1人でもやってくれればそんなことはなくなる、というものでした。
ドラマとしてはどうなんだろー。
黒幕を匂わせて、いなかったし
ベルムズのボスだの政治家だの郡司刑事の過去だの散々黒幕っぽい存在をプンプンさせといて、回収しました?
途中(けっこう序盤)から「澪奈って自殺?」と思わせる場面はいっぱいあって、でもそれを打ち消すように第三者がいるような演出してましたが、それは放ったらかし。
あんなに精神が病みまくっていた澪奈が柊に「助けて」と訴えてるんだから、復讐も大事かもしれないけど病院を勧めるとか親にも悩みの共有をするとか、なんか他にあったでしょうに
先生としての職務を省いてしまってるような。
最後の柊が飛び降りようとして、さくらが助けようと手を掴むところ。
助けられて「本気じゃない」って何なんだろう?
さくらは親友を同じ方法で亡くなってるのに。
澪奈の手を離したと思い込んでいただけで実は助けようとしていた、ということをさくらに思い出してほしかったみたいだけど・・・
ちょっとやり方がひどいなと思いました。
あと、さくらも澪奈の自殺を目の当たりにして、普通に学校来れてるってメンタルすごいなぁ
憧れの存在&親友だった人でしょ?
その子が死ぬほど悩んでるなら、先生に言うとかどうにか行動できなかったんですかね。時代が違うのかな(;´∀`)
最初は湊かなえさんの「告白」とかミステリーを期待して観始めましたが、観るとちょっと疲れるドラマでした。