8月にCSで放送された2015年のWOWOWドラマです。





 

はっきり言って林遣都くん目当て!!

 

それ以上でもそれ以下でもないです。

 


タイトルからして骨太感すごいですもん。


 

証券会社のお話でしょー?絶対難しいじゃん!!

 


ってなかなか手がつけられなかったんですが、ハードディスクが容量減ったので観ました。

 


けっこうおもしろかった!!

 


専門用語はバンバン出ます。

 

セックとかジホウとか・・・。

 


でも時々説明もつけてくれますし、ドラマ的には「悪役」のような立ち位置として考えてれば大丈夫!!(←いいのか?)

 

 

お話は1997年に自主廃業した大手証券会社・山一証券。

その要因となった2600億円の簿外債務はいつどこで生まれたのか、役員までもが沈没船から逃げ出す中、最後まで会社に踏みとどまり、真相究明と顧客への清算業務を続けた社員たちの姿が描かれています。

 

山一証券の梶井(江口洋介)はギョウカン(業務管理本部)本部長に就任します。

 

ギョウカンとは社内監査を行う部署です。

 

しかし実際は本社から離れたビルにあり、トラブルをおこした社員など左遷された社員が追いやられる部署になってしまっていました。 

「ショムニ」みたいですね。

 

そんな梶井の異動初日にSESC(大蔵省証券取引等監査委員会)の調査が入ります。

 

当時金融業界は、総会屋への利益供与問題で大きく揺れていました。

 

梶井は部下たちに社内調査を指示する中、監査部の瀧本(萩原聖人)と吉岡(林遣都)は、渦中の総会屋との関係を示す資料を見つけてしまいます・・・。



 

 

途中で殺人事件まで起こっちゃって実話だと思うと本当に怖いです。

 

 

全6話で内容は難しいながらもわかりやすいセリフを織り交ぜながら、テンポはよく続きが気になる構成になってます。

 

なんといってもえぐっちゃんがかっこいい!!



一流会社に勤めているプライドがあるからこそ、廃業の原因となる肝心な部分を隠しまくる幹部たちに真っ向から対決する姿は観ていてスカッとします。

 

「会社の過ちを正せるのは、同じ会社の社員でしかないんだ。」

 

梶井のまったくブレない姿勢は「自分たちに原因究明なんてできるわけがない」と思いこんでいる部下たちの心を少しずつ変えていきます。


 

ただ、働き方改革もへったくれもない時代。

 

全然家に帰んない梶井さん。

 

奥さんは元社員だったこともあり、梶井さんにギャーギャー言わない本当によくできた方。

 

たまに梶井さんが帰ったら机に奥さんの履歴書が隠れるように置いてあって、息子もなんだか難しい年ごろだったし「もっと帰ってあげて」と心底思いました。

 

 

 

遣都くんは監査部検査課の社員。



婚約中の彼女がいますが、山一がヤバイという噂は彼女の両親にも届いていて、結婚が延期になったりします。



しんがりメンバーの中で一番の若手で、廃業の発表後、他の社員は転職活動に躍起になってるけど、彼は最後までとどまろうと頑張ります。

当時にしてはパソコンに強くて複雑な飛ばしマップを作成します。

 

24、5歳の頃の遣都くんですが、平均年齢高めのしんがりメンバーに浮くことなく、でも時々佐藤B作さんや真飛聖さんをイジるシーンは若手らしさがありました。

 

 

 

タイトルとざっくりしたあらすじだけだと絶対観なかっただろうドラマ。

 

食わず嫌いもいけないなーと思った作品でした。