鳴海(長澤まさみ)の夫・真治(松田龍平)が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸惑う。一方、町ではある一家の惨殺事件が起こったのを機に、さまざまな現象が発生し、不穏な空気が漂い始める。




散歩する「侵略者」。

 


侵略者ってなんだろー?

 


松田龍平って宇宙人ぽいもんなぁ。

 


最初宇宙人の雰囲気匂わせて、実は別の何か闇みたいなものが隠されているのかしら・・・。

(ぼくは麻理のなか、も宇宙人じゃないけどそんなパターンだったような)

 

と、思ったら

 


本当に宇宙人が地球侵略しに来てたんですね。

 


宇宙人が地球侵略ってハリウッドくらいしか作んないと思ってました。規模が壮大すぎて。

 

でもツルツルテカテカした顔の半分が黒目の「いかにも」な地球外生命体が

デッカイ円盤に乗って堂々と来るワケないよな、

 

とこの映画を観て思いました。

 

宇宙からやってきた生命体は目に見える物質ではないようで、地球に来て人間の中に入り込むところから始まります。

 

その一人が加瀬真治(松田龍平)。

 

妻の鳴海(長澤まさみ)は、数日間行方不明だった真治が帰宅後、性格がガラリと変わったことに戸惑います。

脳に何かダメージがあるのかも?と医者にも言われ鳴海は真治を自宅療養させますが、それから毎日のように真治は散歩に出かけます。

 

その頃、別の場所では一家殺人事件が起こり、奇妙な現象が頻繁に起こるようになります。

 

明らかに不穏な空気。

 

説明できない「何か」が起こってる雰囲気プンプンです。

 

 

 

真治以外にも宇宙人は来ていて、その中の一人・天野。


 



高杉真宙くん!!!!

 

まさかこの映画に出ていたとは!!!

 


ノーマークでした。


 



天野は一家殺人事件現場に取材に来ていた桜井(長谷川博己)とたまたま知り合い、行動を共にします。

 



あんまり隠す素振りのない宇宙人・天野は桜井に自分の素性を話し、フリージャーナリストの桜井はおもしろ半分で残りの宇宙人を探す手助けをします。

 


ここから桜井・天野に萌えながら鑑賞です。

 


中身宇宙人で外見高杉真宙ってのもイイ!

 


で、ちょっとSっ気口調の天野と彼の機嫌をとってる桜井との旅道中。


たまらんです。

 

  


天野たち宇宙人は地球のことを教えてもらう地球人「ガイド」が必要で「ガイド」は殺さないと決めています。

 


あと、人間が持っている「概念」を頭の中から奪い取り、それを学びます。



 

「概念」を奪い取られた人間は、一見幸せに見えてしまいます。

 

鳴海の妹は「家族」の概念を盗られ、一人自由に生きると消えてしまいます。


鳴海の会社の社長は「仕事」の概念を盗られ、子供のように職場で楽しく遊びまくります。

 

本人はとっても幸せそうに見えますが、それって本当に幸せ??

 

確かに「家族」や「仕事」にとらわれ、悩んだり苦しくなることがよくあると思います。

 

でも、必要だし大事だからとわかってるからその概念にとらわれているとも言えるのではないでしょうか?

 

様々な概念があるからこそ、人と人を結び付け生活できて生きていけるのかなぁと観ていて思いました。

 

うーん、テーマが難しい。

 

 



そして桜井&天野カップルです。(勝手にw)

 


道中、送り込まれた宇宙人の一人・あきらとも出会います。


このあきらも法律という概念は当然ないので邪魔するヤツは平気で殺しまくり、桜井を恐怖に陥れます。


そしてあきらは、宇宙人なのに鳴海のおかげで「愛」という概念が芽生えつつある信治と鳴海が乗る車によってひき殺されてしまいます。


3人が集まっちゃうといよいよ地球侵略が始まってしまうから。


中身は宇宙人でも外身は人間だから、死にゆく体はどんどん動かなくなり重くなっていきます。


まだ意識があるうちに他の人に乗り移れば宇宙人はまた生きていけるのですが、あきらはそのまま亡くなってしまいます。

 

 

もともと仲間意識がないので天野は死んじゃったな、くらいのリアクション。


でも桜井は「彼らは本当に地球侵略に来たんだ」と確信します。



それまで桜井は宇宙人だと名乗る彼らを密着取材しようという軽い気持ちで行動を共にしていました。


天野が桜井に地球侵略できたらサンプルとして数人の人類を生かしておくけど桜井さんどお?と言われても笑って断ってました。


しかし今はサンプルとして残りたいと言い、天野を隠れ家に匿います。



宇宙人の地球侵略を防ごうと行動したりするシーンもあれば、天野に情が湧いていているかのように優しくしていたり。


桜井の心が揺れています。


それは天野がかわいいから。(←違う)




しかしその隠れ家の場所を地球侵略を阻むため政府から送られた厚労相の役人が探しだし、役人が率いた数人の男たちと銃撃戦になり天野も撃たれてしまいます。




徐々に体が動かなくなる天野の肩を抱く桜井。

このまま他人に乗り移らなければ天野は死んでしまいます。






天野が死んじゃう・・・。




桜井「俺が必要なんだろ?」




意味違うけど激しく萌えましたラブ



俺が必要・・・!!



イケメンがイケメンに言うとなんともエロく感じるのは私だけ!?



あぁ、私はこのシーンのためにこの映画観てたんだわハートとなっちゃうくらい巻き戻しました。



でも、サンプルになってでも生き残りたいって思ってたのに天野に体提供って情だけでは無理でしょう!?


天野が死ねば宇宙人は信治だけになり、侵略を防ぐ確率も上がったはずなのに。



桜井が天野に自分に乗り移れと促した本当の理由はわからないけど、私はだと信じてますキラキラ



最後は地球侵略しきれず宇宙人は撤退した模様。



24時間テレビじゃないけど、愛は地球を救ったっぽく終わります。



最後にキョンキョン出てた!



無駄に豪華!!