昔、私が、学生だった頃は、【記憶力が良い】=『頭が良い』と言われていました。
そして、時代が過ぎていき、【記憶力】だけでは、立ち行かないことが、多くなりましたが、未だに【記憶力】が、モノを言う時代が続いています。
では、これからも、【記憶力】だけで、一生仕事をしていられるのでしょうか??
それは、まずありえないでしょう。
その理由は、私たちより物凄い【記憶力】がある、「AI」が、出てきましたから・・・。
これがある限りは、【記憶力】だけでは、立ち行きません。
では、何が必要なのかというと・・・・
・・・などが、主なモノです。
ここで、???と思われている人もいるでしょう。
ここに、なぜ『技術力』がないのかと、不思議に思っている人のことです。
その理由は・・・
・・・・などが、主なモノです。
ここまでを読んできた相当数の人は、「脱落感でいっぱいになる」でしょう。
今までの仕事だけに、固執するのなら・・・・
しかし、これから数々の新しい産業が、生れてきます!!
これに着目できるかどうかが、今後の鍵になっていきます!!
その中には、「記憶力の強いAI」が必要だけれども、【記憶力】が、必要な分野があることを、知っておくべきです。
このあたりで、普通のセミナーならば、【記憶力が良くなる方法】などを、教えるのですが、このブログは違います。
それでは、あなたがイメージしている【記憶力】を挙げていきます。
では、皆さん、下の6つの問題に関して、〇✕で、答えてください。
皆さんは、上の問題で、どれくらい〇がありましたか??
果たして、全問〇でしょうか??
あなたの【記憶力】のイメージが、問われてきます。
では、【記憶力】のイメージを、検証してみましょう。
問1 【暗記力】=【記憶力】か??
回答 ✕
【暗記力】とは、文字や数字を、スラスラと、何も見ずに言える能力のことです。
また、主に使われている所は、「短期記憶」であり、新しい物事を、覚えるのに、役立ちます。
一方、【記憶力】とは、文字や数字を、忘れないようにするための能力のことです。
また、主に使われている所は、「長期記憶」であり、一度覚えたことを、忘れないようにするのに、役立ちます。
問2 【記憶力】にとって、重要な部位は、脳の海馬ですか??
回答 ✕
私たちが、新しいことを、覚えるのに、重要な部位は、「海馬」ですが・・・・・
昔、記憶していたことを、忘れないように働いているのが、「大脳皮質」です。
・・なので、例えば、酸素不足で、「海馬」が、損傷しても、新しい記憶は、覚えられませんが、古い記憶は、「大脳皮質」にファイルされているので、いつまでも、忘れません。
問3 【記憶力】といえば、「短期記憶」と「長期記憶」のことですか??
回答 ✕
【記憶力】というと、すぐに「短期記憶」と「長期記憶」を、思い出しますが・・・
心理学的に言えば、「感覚記憶」、「短期記憶」、「長期記憶」があります。
また、臨床神経経学的にいえば、「即時記憶」、「近時記憶」、「遠隔記憶」があります。
「感覚記憶」・・・・人間の周りの情報を、五感を使って、各感覚器官で、瞬時に保持しますが、記憶の中では、一番短く記憶している。
「即時記憶」・・・すぐ前の情報を、復唱する時に、覚えている記憶。
「近時記憶」・・・「昨夜、何を食べたのか」を、答える時などに、役立っている記憶。「即時記憶」より、保持している期間は、長い。
「遠隔記憶」・・・「子供の頃の思い出」などに、役立っている記憶。「近時記憶」よりも、保持している期間は、長い。
問4 「短期記憶」の情報量は、7つであり、1週間は、記憶していますか??
回答 ✕
確かに、「短期記憶」の情報量は、7つですが、どんな条件であっても、7つは、覚えていられるということではありません。
例えば、ストレスがたまっていたり、悪いライフスタイルで、過ごしたりしていると、「短期記憶」の情報量は、より少なくなっていきます。
では、1週間、記憶していられるのかと言えば、「エビングハウスの忘却曲線」を、思い出せば、分かります。
例えば、覚えてから、1時間後には、56%忘れています。
1日後には、74%忘れますし、益して、一週間後には、77%忘れてしまいます。
問5 【記憶力】を良くする方法のひとつは、シナプスでの電気信号に、使われている「タンパク質の摂取」如何でありますか??
回答 ✕
確かに、脳の機能は、電気信号を発して、情報をやり取りする神経細胞のネットワークによって、成り立っています。
そのネットワークの接続部分を、20ナノメートルほどのすき間(シナプス間隙)があり、そこで、伝達物質が発生して、他のシナプスへと、伝わっていきます。
そこでは、電気信号が、長期期間起きやすくなる長期増強と、電気伝達が起きにくくなる長期抑圧が、起こり、学習や忘却が、起こってきます。
そのシナプス間隙では、higタンパク質が、生成されて、伝達量は、タンパク質の量によって、決められるそうです。
しかし、タンパク質さえ摂取すれば良いのかと言えば、それは違います。
タンパク質は、重要な栄養素ですが、それだけで、伝達物質を、構成しているのではありません。
他にも、青魚のDHA・EPAやブドウ糖、ショウ糖、果糖など様々な栄養素を、取り入れないと、【記憶力】は、良くなりません。
問6 記憶力に、良い方法があれば、それだけを、一生使え続けられますか??
回答 ✕
その時は、記憶力が良くなる方法であっても、未来では、社会も、情報も、益して、あなたの体調も、違ってきますから、全部同じ方法で、記憶できるなど、ありません。
あなたの年齢によっても、また、覚える情報によっても、それぞれ違ってきます。
‥以上。
上の6問は、皆さんが、【記憶力】に関して、何となく覚えていることを、問題にしたものです。
どうだったでしょうか??
あなたの情報収集力は、正確でしたでしょうか??
それぞれ、みなさんの覚え方を、検証してみて、【あなたの記憶力】を、修正していってください。
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