調布駅前にある、千早デンタルクリニック です雪の結晶


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 ~「治療したから大丈夫、は通用しない」~




前回の齲蝕についてのお話のつづきになります。


一度つめたりかぶせたりした歯は、二度と虫歯にならないという誤った安心感などから、手入れを怠り、再び虫歯(二次齲蝕と呼ばれます)になってしまうことも。

また、神経が死んでしまった歯(無髄歯と呼ばれます)は、痛みの症状が現れにくいので疾患の進行に気づかれず、無症状であれば放置される傾向があるため、かなり進行した状態で発見されることも少なくありません。
あまりひどい場合には歯を抜かなければなりません。


また、歯周病などによって歯肉が下がって、歯の根のセメント質という部分が露出してしまうことなどにより、そこに虫歯が作られてしまうこともあります。

永久歯は二度と生え替わることがなく、また自然治癒力もありません。
この永久歯の虫歯の進行を少しでも遅らせて、人間と同じように、歯にも長生きしてもらう必要があります。







星ミニコラム星

~イヌしっぽフリフリも虫歯になる?~


イヌも人間と同じく、歯のトラブルに泣いています。

イヌの場合は、歯垢や歯石がたまってくるのを長い間放置していたがために、虫歯というよりは歯周病にかかる傾向が強いようですが、いずれにしてもイヌの生命線である噛む力を失うことになり、重大な問題。

とくに小型犬は歯が悪くなるのが早いので、小児用歯ブラシなどで早めに歯石を除去しておくと歯周病を食い止めることができます。