次男が中学生になった時に買ってあげた時計。


次男が亡くなった時の時間を確認する時にも使った時計です。




次男が亡くなってしばらくして一度止まってしまったけど、電池交換をしてしばらく私が使っていました。


バンドが壊れてしまってからはポーチに入れて持ち歩いていましたが、また止まってしまいました。


また電池交換をするか悩みましたが、このまま時を止めてもいいのかなと思いました。


生きていれば大学生です。


きっと、もっといい時計にしていたかもしれません。


そう思ったら、中学の思い出はもう止めてもいいのかなという気持ちになりました。


たったこれだけのことですが、なかなか踏ん切りがつかず、いつまでもウジウジと悩みました。


もっと生きて時を進めて欲しかった。


それをさせてあげられなかった。


無理に次男の時計の時間だけを進めても何の意味もないことはよくわかっているから、もうやめようと思います。


時間を止めたまま、形見として持っていようと思います。