私が子どもの頃は今ほど母の日はメジャーな行事ではなかったと思います。

せいぜい、スーパーなどでお母さんの絵を描いて展示するくらいのものだったように感じます。

今はテレビのCMでも「母の日に手紙を送ろう」とか、こんなご時世だからなのか普通に会えないので花を贈ろうとか、どこへ行っても母の日、母の日とうるさいくらいです。



先週、お仏壇のお花をそろそろ新しいものに換えようとお花屋さんへ行くと、ケースのお花はほとんどカーネーションになっていました。

いつも買う手頃な大きさの花束も全て母の日用のカーネーションの花束ばかり。

諦めて他のお花屋さんへ行っても同じ状態で、3軒目のお花屋さんでようやく普通の花束を探し出しました。



6日の息子の月命日時、いつものお花屋さんでアレンジメントを購入していると、高校生の男女がお花を選んでいました。

彼女に贈る花を一緒に選んでいるのかと思っていると、母の日に贈る花を選んでいるようでした。

兄妹なら微笑ましく映る光景なんですが、どうやら彼女に言われて母の日の花を選んでいるようでした。

微笑ましいどころか一気にげんなりする気持ちになりました。



今日のプロ野球の試合も、母の日の感謝を込めてピンクのリストバンドや手袋などを身に付けて試合をしていました。




母の日、母の日、母の日…もううんざりです。





そんなに感謝したければ常日頃から「ありがとう」の一言を伝えて欲しいものです。



そして、世の中の全てのお花屋さんに言いたい。

この時期、お花を買いに行く全ての人が母の日のカーネーションを買いに行くわけではないのです。

母親以外の大切な人の、大切な時のためにお花が必要な場合もあるんです。

どうか、いつもと同じようなお花も用意しておいてほしいものです。





でもここまで書いて、やっぱり書かねければよかったかなと思っています。

かなり拗らせてるなって自分でも思います。

それでもやっぱりブログに公開しちゃうのは自分への戒めなんだろうなと思っています。

最近腹の中が真っ黒だから、そんな自分が嫌です。