今日はあんま進んでいないので無駄話を


日本軍にも装甲列車は存在しました。てか、むしろ装甲列車先進国かも。我らが南満州鉄道株式会社・・・満鉄を守るという意味とシベリア出兵や日露戦争の教訓である「寒冷地における徒歩での行軍の危険性」のため。日露戦争では歩いて部隊を移動させるだけでジャカジャカ部隊が損耗していったのが鉄道部隊の創設に繋がりました。

大東亜プラモ興亡記(旧軍信奉派)

九四式装甲列車です。なんともまあ、カッコイイではありませぬか。よく見えませんが、砲塔がズラリと並んでいます。日本の装甲列車の特徴は「全方位に射撃可能であった事」で、欧米の装甲列車にはあまり見られない特徴でした。あまり装甲列車は研究してないんでよく分かりませんが。


大東亜プラモ興亡記(旧軍信奉派)
高射砲まで積んで武装しています。日本軍の装甲列車は工兵の領分。日本の工兵は割と戦闘的で、中国軍の占領する駅にコイツで突入するという荒技も見せています。敵がアメリカ軍だったら、ただの馬鹿ですが・・・中国軍ですから。他にも、中国かアメさんの装甲列車(不明)と撃ち合った末に砲兵の支援を得て撃破したとか、敵の装甲列車を捕獲してみたり。時には1個旅団とも言われる中国軍を撃破という好成績を収めています。なんだかもう、メチャメチャですね。

大東亜プラモ興亡記(旧軍信奉派)

車内もピカピカ。指揮車ではなく、一番先頭の警戒車です。まあ、実戦ではコレの前に土のう満載の貨車みたいなのが装着されるのですが。



中国戦線の抗日ゲリラと言えば、満鉄の線路を爆破したり、大勢でひっくり返したりの「激闘」が挙げられますが、日本の優秀な工兵は線路の修理はすぐやってのけたそうです。時には30分で切られた線路を直す事もやったとか。また、ゲリラの嫌がらせ2の「爆薬を積んだ無人列車を暴走させて突っ込ませる」にも装甲列車の先頭に無人貨車を着けて走る事で対処。突っ込まれて無人貨車・線路は破壊されてしまいますが、あらかじめ無人貨車に資材を積んでおいて破壊された線路も爆散した無人貨車から資材を拾ってすぐに直したとか。




大東亜プラモ興亡記(旧軍信奉派)
前の方の砲塔は低く、後ろの方は高く、そうする事で前方への火力集中を可能に・・・しているんだと思いますよ。細かい機関銃塔もあちこちについています。装甲列車というと、変な戦争映画の悪役で登場する事が多いですね。