先日、作家さんとの対談で、埼玉県鴻巣市にあるガラス工房luco(ルコ)さんにお邪魔しました。
工房入り口の看板もガラスで作られていて、日光にキラキラと反射し、とてもキレイ。
しかもその奥にはミニチュア鉄道が走っていて、工房というより小さなテーマパークみたい。

$ちはるオフィシャルブログ「CHIHALOG」by Ameba

吹きガラス作家の鈴木知子さんが手を大きく振り人懐っこい笑顔で迎えてくれました。
「ははは、驚いたでしょう?その鉄道は私の父の趣味なんですよー」
初対面なのに昔からの友人のようで、あっと言う間に打ち解けてしまいました。
ときどき体験教室も開いているそうで、私も挑戦させてもらうことに。
まず、どんなものを作るのか、形や色を決めていきます。
私は淡いピンクと白のマーブル柄で小鉢を作ることに。

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何千度だったかな?とにかく凄い高温に焚かれたお窯の中に鉄の棒を差し込みクルクル回すと
窯の中で溶けたガラスがまるで水飴のように巻き付いてきます。
面白くって覗きこもうとすると、「ひゃぁ!あっちち!!」松岡修造クラスの熱気が。
こりゃあ、真夏は大変だろうな。

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ちょうどいい分量を棒に巻き付けたら、いよいよ吹いていきます。
初めの一拭きがもの凄く力強く吹かなければならなくて、私は3回チャレンジしてようやく膨らみました。
気づかれなかったので言わなくても…ですが、思わずオナラが出ちゃったくらいの吹き込みでちた。

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さて、いい具合に膨らんだらガラスを熱しては形を整え、自分の好みの小鉢を作っていきます。

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ガラス作りは時間との勝負。
ガラスが冷めて固くなる前に次々に色んな道具を使い、丸みを出したり底を平らにしたり切ったり。
知子先生がキビキビと付きっきりで指導してくれるので、初めてにしては想像に近いガラスの器が出来ました。

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出来上がりをしっかり撮りたかったのですが、かなりの高温で焼いた器は常温に置いておくと急激な温度の変化に耐えきれず、割れたり破裂してしまうとのこと。
冷蔵庫ならぬ、熱蔵庫(500度位に保たれ庫)にすぐにしまわれ、熱が落ち着くのを丸一日ほど置いて待つそうです。

震災の時も停電で窯の電力が止まってしまい、急激に冷えてしまうと中のガラスが固まって窯が壊れてしまうらしく、必死の思いで保温して釜を庇ったとか。
そんな努力の甲斐あって、知子さんのお窯は壊れずにすみました。
「私の彼はオカマなの」と、豪快に笑う知子さん。
突っ込んでいいのか迷う私…。

知子さんの作品が並ぶ、工房と併設されたショップ内で。

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この取材の詳しい模様は、3ヶ月に一度発行される『YEBISU STYLE』というフリーペーパーでご覧頂けます。

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6月15日(水)発行のNo.27に掲載予定です。

恵比寿ガーデンプレイスの三越では、鈴木知子さんの素敵な作品もご覧になれますよ。
私も購入させてもらった地平線シリーズのグラスは、月の見える風景を感じながら美味しい飲み物を頂けて、最高に気にいってましゅ♪

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知子さん、ありがとうございました!