さて、雪がちらちら降るなか京都市内中心部に出掛けたわけですが…
着物は暖かいし寒さには割と強いので足元はブーツで着物スタイルでした。
蚤の市を後にして、古布やアンティークも置いてるというリサイクル着物屋さんに行ってみる事にしました。
ガラス戸で中は丸見えなので、外から近づくと店主らしき方が怪訝そうに出てきて鍵を開けました。
鍵が閉まっていたらしいので
「やってはります?ここ、着物屋さんですよね?」とお断りをいれました。
「あぁ、はい」という感じで入れてくれました。
帯が透明のカバーに入れられたまま何層も積まれてて見にくい…ので、
「商品はどのような分類ですか?」
と聞くと、〜名古屋帯で〜袋帯です…と答えられて見ていると、
「それは…モードかなんかですか?」
(なんか半笑いで)
突然の問いかけで一瞬???になりましたが、ブーツの事かと気づき、
「雪が降っていたので…けど、思ったより大丈夫そうですね」
(市内はほとんど道に雪が残っていない)
で、また「あぁ、そう」という感じで会話はつながらない…
ん〜何だか気まずいぞ?
「お荷物良かったらそちらへどうぞ」と半畳の試着?スペースをご案内。
けど、どんなものをお探しですか?などの接客は皆無…
「こちらは、こんなものを探してます言うてお勧めのものを教えてもらう感じなんですか?」
(だって山と積まれてめっちゃ見にくいから)
「??うちは常連さんが主なので…お勧めするにも…」
(「あんたの事よう知らんし」が透けてみえる)
うっわ〜出た「常連さん」
これはイカン歓迎されてないわ…
(いや、薄々感じてたけども)
「礼装用の袋帯で、お着物が花とかなので動物だとか幾何学模様みたいなの探してるんですけど…」
「あぁ〜無いと思いますけど」生返事
む…またもや気まずいムード…
「例えば探しているものをお伝えして出してもらう感じなんですか?」
「それはさっき聞きました。無いです。」
とりつくしまもない…
「商品が無い」と言う=「あんたに売るもんは無い、帰ってくれ」という意味ですから「では」と帰りました。
すぐにガラス戸の鍵を閉められました
終始、笑顔で黙って後ろに立ち、遠回しに帰れスタイル…THE京都人(もう絶滅危惧種やと思ってた)
フラッと紹介も無く1人で入ってきた私は一見さんお断りだったのかな〜
でもクチコミには
気さくな〜
お喋りが楽しい〜
一番好きな着物屋さん〜
とあって有名人も訪れていて評判が良いようでしたので正直、吃驚しました。
(たぶん、紹介されて行ったら違った対応だったのかもしれません。知らんけど。)
「唐草」さんのオーナーがとっても素敵だったので尚更、ショックな出来事でした…
誤解の無いようにお伝えしますが、私はこのようなリサイクル着物屋さんは初めてです。
ブログで多々、訪れているお店さんは気持ちの良い接客と見やすい商品陳列で嫌な気持ちになった事は一回もありません。
例え良い品を置いてるにしても、こちらのお店には二度と行きません。
癒やしの娘ちゃん