これずーーーっとずっと日本に向けて発信したかったこと。
というかカナダにいる小さなお子さんを持った親御さんたちに発信したかったこと。
「英語で育てることができる」
「英語環境」
っていうだけでその保育所が2倍にも3倍にもよく見えてるってことあるんじゃないかなと思う。
カナダの保育士、保育所、幼稚園の質ってほんっとに差が激しいんですよ。
非常勤でたくさんの保育所、幼稚園で働いてきたからこそ自信持って言える。
なんだこいつ。なんだこのプログラム。みたいなのにたっくさん出会って来たし、この人みたいになりたい!こんなプログラム作り憧れ!にも出会ってきたからこそわかるこの違い。
でも悲しいかな9割がだめなほう。
どんなふうにだめかって具体的に言わないと信じてもらえないと思うけど・・・まぁやんわりいうと、親がいなくなった瞬間怒鳴り散らして子供抑制するとか、子供が集中してるのに先生のエゴで邪魔したりとか、自分のお気に入りだけ特別扱いは当たり前、極めつけはランチプログラムを売りにしてるのにおかわり禁止でせんせいが余ったぶん食べるとか。いやもうこれはあきらかに○○って思うようなことばっかり。
でも親たちは全然気づいてないんだよー!先生は親の前でいい顔するプロだからー!
トロント来てからこのギャップが如実に見られる。
その理由は保育士たちの職のオプションと給料の違いだと思う。
トロントってパブリックスクールの幼稚園年中・年長も受け持つことができるんです。バンクーバーは無理なんだけどね。つまり公務員ですよね。とっても狭き門なんですがとっても給料がいいんです。時給26-30ドルからスタート。これ劇的な時給です。だってプライベートのデイケアの時給なんて平均17、8とか？よくて20ドルくらい？これ年収にするとかなり大きい。だから質のいい保育士さんたちはぜーーんぶそっちに流れてっちゃうんですよね。これ事実。州も認める問題です。
つまり、年中未満の年齢の子が通うデイケアで働く先生たちは、パブリックスクールで仕事がゲットできなかった人たちがほとんど。(もちろん例外もあるけど！)つまり必然的に保育の質も下がるってことです。
つい最近まで非常勤で働いてたとこ日本人の駐在ファミリーの子供がいっぱい通ってるけど・・もうそこ最悪なんだよーー！ほんとに本人に伝えたいけどプロフェッショナルに反するからそれはできない・・・。(これみてくれてないかな笑)というかそこの親御さんたち全員に伝えたい！いますぐ辞めないと子供の成長に異常をきたすよ。って。
私はそこのひどさが耐えられなくて、自分の保育スタイルに影響が出る！と思ってさよならしました。
かといって！すべてがすべて悪いわけではないんです！これは当たり前ね！
あと2つ非常勤で働いてるけどそこはほんっとに素晴らしい先生が揃ってる。とくに1個は先生たちみんな素晴らしくて毎日毎日学ばせてもらってる。みんなここにくればいいんだーー！トロントのちいちゃな子供を持つ親御さんはここに来てー！
バンクーバーではあんまりひどい！って思うとこには出会わなくて、逆に素敵やーって思うとこの方が多かったかなー。バンクーバーもおすすめいくつかあるなー。逆もあるけど。
とにかく言いたいこと！自分の子供のチャイルドケアを決めるときは、家が近いから、とか、知り合いがいいって言ってたから、とか、ホームページが素敵だからとかで決めたら絶対ダメーー！
自分の目で確かめて、自分の目で先生と子供のコミュニケーションを見て、1箇所だけじゃなくて何件も回って決めてくださいー！他人の子供と自分に子供は全くの別人なんです！○○ちゃんが好きって言ってるからってそこが自分の子の正確に合うとは限らないでしょ!？たぶん日本人の子供がたくさん通ってるあそこはママさんたちのつながりでそうなったんだろーなーと思う。。。
あと、見学に行った時に見ればいいところは、まずアートね！アートのプロジェクトに凝ってたり、たくさんの量があったり、大人から見ても素敵って思えるようなやつ飾ってるってのはマストだと思います。アートって大事。先生にとっても準備とか大変だけど、沢山やってるってことは先生たちはハードワーカーってことだしね。あとお金もかかるからそれだけ子供のためにお金は惜しまず材料を提供できてるってことでもあるから。
あとはおもちゃと絵本の質と量！ぼっろぼろの絵本とかおもちゃばっかのとこってだいたい最低なプログラム・・・。逆に量がたくさんあってコンディションもいいってことは、子どもたちの成長と学習に先生たちが一生懸命ってこと！そしてケチじゃないってこと！
ほかにもカナダの保育・子育てではいろいろ言いたいことがあるけど・・・今日はデイケアの質について！日本人移民の多いバンクーバーとトロンントの人にはとくに読んでもらいたい！