パリ在住、ルマリエ千春のブログをご覧いただき、ありがとうございます

 

今までに教えた生徒たちや、関わった後輩たち、音楽仲間などにメッセージをいただき、少しづつこのブログで載せていくことにしました。

 

私の20年以上のフランスや日本での経験の中で、このたくさんの生徒さん、後輩、仲間たちに支えられ、私の教えるという研究をすることができたことに心から感謝し、これからもこの貴重な体験や私が編み出した練習方法などを後進に伝えたいと思っています。

 

今日は、留学経験のある光崎雅代さんと袴田美帆さんのメッセージを掲載させていただきます。

 

光崎雅代  Masayo Kohzaki   

2010年〜2013年留学

リヨン地方音楽院 サクソフォン科卒業 

ジャン=ドゥニ・ミッシャ氏に師事

 

2011年夏 リヨン音楽院にて

ジャン=ドゥニ・ミッシャ先生とクラスメート

 

音楽院のメンバーで、

近隣の町でコンサートに出演

 

中学生の時に吹奏楽部のパートレッスンに来ていただいていたのが、当時仏留学から帰国したばかりの千春先生でした。楽器を始めた最初の時期から良い環境できちんと楽器の基礎を学べたおかげで、なんとかこの楽器で音楽の道を選択できたと思っています。 

 

中学校卒業後も、発表会前に何度かレッスンしていただいたり、留学をはじめ音楽のことなど、度々相談に乗っていただきました。

 

 先生のレッスンはいつも的確で、着実に身になるものでした。 他の生徒さんへの指導も見させていただくと、生徒の特性をよく見抜き、厳しくも温かい指導で、各生徒にとって必要なことを伝えられているのがよくわかります。 体の使い方に関するアプローチが的確であることも先生のレッスンの特徴です。

クラスのカルテット、ラージアンサンブルの

演奏会の後に

 

留学を目指す人へのメッセージ :

 

千春先生もインタビューで答えておられますが、自分自身がフランスで学びたいという気持ちを強く持っていることが大切だと思います。それがあれば、充実した楽しい学びをすることができるはずです。 

 

声楽家以外の方も、日本にいるうちにフランス語をしっかり勉強しておくと良いです。 音楽家にとっては意思疎通のためだけではなく、音楽に生きることが多くあるので、現地でそれをより充実させられるよう日本で下地作りしておくことをお勧めします。 

フルヴィエールの丘の上にあるリヨン音楽院

 

最上階にあるサクソフォンのレッスン室

からは、リヨン市街が一望できる

 

現在の活動 : 

 

岐阜県立加納高校音楽科講師(サクソフォン、室内楽、合奏)の他、音楽教室等で指導にあたる。 名古屋アカデミックウインズ団員。ソプラノサクソフォンカルテットmerry、名神サクソフォン四重奏団、トリオポコピコ 等メンバー。

 

【Facebook】 https://www.facebook.com/masax123
【Instagram】 https://www.instagram.com/masax.k_123?igsh=NWd5ZDB2anpna2J5&utm_source=qr

Masayo Kohzaki

 

 

 

 

 

袴田美帆 Miho Hakamada 

2015年−2023年留学 

パリ地方音楽院(パリ6区音楽院)・パリ国立高等音楽院サクソフォン科、室内楽科修士課程、即興科 

ルマリエ千春、クロード・ドゥラングル、クリストフ・ボワの各氏に師事

Invalides廃兵院でのリサイタル

クロード・ドゥラングル教授と、

編曲を初演した作品の作曲家

Edith Canat de Chizy氏とともに

 

千春先生には、まず楽器の持ち方からアンブシュア、筋肉の使い方や音色の作り方など、とにかく基礎から全て直していただきました。パリ6区音楽院でお世話になった2年間、特に最初の1年間は、毎週どこかひとつづつ改善させていき、どんどん楽器が吹きやすくなっていったのを覚えています。 そのおかげで、CNSMの受験前やコンクール前など、一日中練習していた時でも一度も身体を痛めたことはありません。 
 
また、留学前には受験する課程に関しても丁寧にアドバイスしてくださったので、音楽院について何もわからなかった私でも、安心して準備に集中することができました。 CNSM受験前には、受験する仲間と一緒に何度もおさらい会を企画してくださったり、他の楽器の先生にもレッスンをお願いしていただいたり、今思い返すと涙が出るほど、あたたかく応援してくださいました!
 
 あと、レッスン以外にも何か悩んでいることや、困ったことがあれば、先生には全てお見通しなので(笑)、日本人の方はもちろん、きっとたくさんの方々が先生のところへ行って助けてもらった経験をお持ちだと思います。それくらい親身になってくださる、あたたかくて素晴らしい先生です! 

 パリ国立高等音楽院修了リサイタルにて 

 

ベルギー・ディナンで行われた

アドルフサックス国際サクソフォンコンクールにて 

 

留学を目指す人へのメッセージ :

 

 もし留学したい!と思っているのなら、どんな形でも、いつのタイミングでも、留学は必ず実現すること、そして日本でできない事でも、留学したら簡単にできてしまうということを忘れないようにしてほしいです。 私も大学で音楽は続けたかったけれど、幅広く勉強もしたかったので、とりあえず一般大学に入ってフランスに行ってみて、音楽を学ぶために必要な文化や歴史を勉強しよう!っていうところから始まったので、何か自分がやりたいなって思うことがあるんだったら、ちょっと視野を広げて、出来るところから動き出すのもいいんじゃないかなと思います。 なので、周りに詳しい人がいなかったとしても、千春先生や私にでも相談してもらえたら、今まで見えなかった道筋を見つけることもできますので、困ったらなんでも頼ってください! 

パリ国立高等音楽院のカルテットで

10日間の中国ツアー

 

現在の活動 :

2023年秋、8年間過ごしたフランス・パリから、故郷である愛知県一宮市に帰国。 「音楽と社会をつなぐサクソフォニスト 」として人材育成や地域文化振興に貢献するため、子どものためのコンサート企画や、学校・企業での講演会等を積極的に行っている。 また、株式会社Locatellに所属し、主にフランス音楽留学サービスと国際文化交流事業を担当。演奏家と会社員を両立し、多方面で活動の幅を広げている。

Web site https://miho-hakamada.com 

Instagram https://www.instagram.com/mihohakamada/?hl=ja 

Music discovery https://music-discovery.net

Home - Saxophonist Miho Hakamada

 

 

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

これから、留学を目指す方々の参考になれば、

嬉しいです😊