家族というものにうんざりしている。
産まれた家族にも。
ヒロ氏以外の産む家族にも。
たぶん、一般の人と違う。
わたし。
ヒロ氏以外の家族は嫌いだ。
はっきり気づいたのは、のんちゃん、かなちゃん、元気ちゃんを亡くしてから。
それまでは、全く気づいてない。
それまでは、家族や親戚とは仲良くないといけないし、それが当たり前だと思っていた。
むしろ、亡くしてから親戚の集まりに行くことが出来なくなったことに罪悪感を感じていた。
いろんな人の思いや、感情を受けて、調整しなきゃと思っていた。
それが自分の役割とすら思っていたし、誇らしくも思っていた。
ただ、それは無理していたこと。
大人になっても、やり続けていた理由は、子供が産まれた時を想定していたから。
自分の子供が困らないように。皆に愛されるために。
子供のためなら、自分の心は押し込められる。
でも、産めないと思ったときに。
やりたくないことだと気づいた。
産めないことに劣等感ももった。
同じ、同じ遺伝子なのに、なんでわたしだけ。
運命を呪い、劣等感持つくらいなら、会いたくない。
人を恨んだり、妬んだり、そういう感情持ちたくない。
だから、もうやめよう。
頑張らなくて良い。そう決めた。
親が悲しんでいるのも分かる。ヒロ氏の困るだろう。
普通の奥さんじゃありえない。
でも、もう。
神様ね。
わたし、もう色々なこと降りかかりすぎたよ。
難病にもなったし、死にかけたし、子供は全て亡くしてから、癌の手前までいって、抗がん剤治療して、その影響で胃腸はボロボロだよ。
もう、自分の運命受け入れて楽しく生きるのに精一杯。
不幸を背負ったり、人の満たされない思いや不幸に振り回されるくらいなら、全て捨てたいのよ。
書いてて分かった。
もう、わたしは自分のことを大切にしないと生きていけない。
だから、どうしてもやりたくないことはやらない。
それで良いと思ってる。