「浜田省吾武道館前夜。～36年前、当日券を雪積もる真冬に並んだときの日記の一部」S8849

「浜田省吾武道館前夜。～36年前、当日券を雪積もる真冬に並んだときの日記の一部」S8849

・松山千春 DATA BESE 総合TOP PAGE NF

・アーティスト別　LIVE DATA BESE 総合TOP PAGE NF

◇更新履歴

V1.0： 2022.1.5 初稿

て

■浜田省吾武道館前夜。～36年前、当日券を雪積もる真冬に並んだときの日記の一部

浜田省吾、40年ぶりの日本武道館再現ライブの当日券販売が決定した今日5日。

寒さも相まってか、36年前、1986年2月19日の浜田省吾『ON THE ROAD'85』ツアー最終日、横浜文化体育館公演の当日券を朝から並んだ日のことを思いだしました。

あの、横浜のライヴは最高でした。

あの頃は、努力や熱情が報われた時代でした。

今の時代。

便利にようで、今のほうが、自分に云わせれば、不便で面倒、不自由です。

以下、2014年から書きっぱになっていた記事から、当時1986年の日記の抜粋です。

複雑な思いですが、

明日6、明後日7日の、運頼みのみの当日券受付。幸運をいのります。

◆夢野旅人
1980年代。情報誌ぴあの各ページの文末のスペースには、何々を譲る、譲ってくださいという伝言板があった。 1984年ごろまでは比較的、余裕で入手できた浜田省吾のチケット。 1985年に入り、関東のホールクラスは次第に入手しづらくなっていた。
以下、当時の日記の抜粋。

○1986年2月7日金曜日
情報誌ぴあを見ていたら<2/19の浜田省吾　横浜のツアー最終日チケット、S2枚、一階スタンドを定価で譲りますというのがあった。　早速明記されている住所に必要事項を往復はがきに書き込んで投函した。

○1986年2月11日　火曜日

浜田省吾のチケットの件のはがきが届いた。希望者が30件を越え、電話での依頼も多数。よって、定価でお譲りする話でしたが、オークション形式になってしまいました。とのこと。

テツに知らせる。
諦める。

○1986年2月12日水曜日
イベンターであるホットスタッフプロモーションに、2/19の当日券発売の有無を確認する。
15:00から若干枚発売するという。
テツに知らせる。

○1986年2月19日水曜日　ライヴ当日
今日は、浜田省吾の『ON THE ROAD'85』ツアー最終日。
目覚めると昨夜から降り積もった雪は12cm以上に。
テツと7:00に最寄りの駅で待ち合わせ。
横浜文化体育館へ向かう。
靴に穴が開いていることに気付いたのだが引き返さなかった。

9:00前には、会場に到着。

すると、当日券を求めて並んでいる人たちが20人ほどいた。積雪で足場の悪い中、立って15:00まで6時間並ぶこととなる。時間が経つにつれ、列は長くなっていった。

穴の開いた靴に雪解け水。
我慢できると思っていたが、11時ちかくに冷えて腹にきた。
平然を装いながら、テツに飯に行ってくると、近くの茶店へダッシュするも開店前。
今みたいにコンビニなどない。

必死こいてほかの茶店を探しだす。
サンドイッチを頼んだ。
食パンにバター、ハムをのせた自分でも作れる代物で、コーヒーと850円。

なんか、頭にきて手を付けずに店を出て、缶コーヒーを買った。

それから、足が凍傷するのではないかと思いながら、ひたすらテツと待った。
15:00近くなって、本格的な玄人なダフ屋たちが現れた。
販売開始と同時に割り込んできた。
それもチケットを購入後、再度、割り込んでいた。
そんなこともありながら、無事、チケットを購入。

席番を見ると、2階3列1,2番だった。

なんだ3列かと思いながら、客席につくと、2階スタンド3ブロックの1,2番。

右斜め前にはスピーカーがあるものの当日券の中では、一番見やすいブロックのステージサイド1列目だった。
バンドは死角となって全員は見えないものの、センターに立つ浜田省吾にはアリーナ席の前方と変わらないほどの至近距離だった。

1ブロック、2ブロックはスピーカーの後方となり省吾はほとんど見えなかったみたいで、ラッキーだった。