「松山千春 『ひとり』に思うこと~松山千春 全作品解説218~V1.2」S2841NF

 

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◇更新履歴
V1.0:2015.2.23 初稿

V1.1:202002.25 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有アルバム画像、歌詞を掲載、収録情報(松山千春コレクション『思い出』)の追加

V1.2:2020.03.15 松山千春コレクション『思い出』収録箇所の掲載

 

■ 「ひとり」 編曲者:大石学

1995年11月1日発売のアルバム『勇気ありがとう』の2曲目/全10曲

◇松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』  DISC4-の12曲目

品番:

・楽曲試聴

 

◆レコーディングミュージシャン(楽曲個別ではなく『勇気ありがとう』全体のクレジット)
01. ギター(EG): 松原正樹、是永巧一、土方隆行

02. ギター(AG): 笛吹利明、土方隆行、古川昌義

03. ベース: 岡沢茂、美久月千晴、岡沢章

04. ドラム: 島村英二、渡嘉敷祐一

05. キーボード: 大石学、エルトン永田、小野澤篤、飛沢宏元

06. パーカッション:木村"キムチ"誠、菅原裕紀

07. ストリングス:KATOH JOE(ソロ)、TOMODA strings
08. サックス:土岐英史

09. sys.OP:渋谷年治

 

◆所有CD画像


◆2015.2.23 夢野旅人

22日のラジオ「松山千春 ON THE RADIO(緑効青汁のアサヒ緑健提供)」FM NACK5(エフエムナックファイブ)。

宮城在住の高校三年生のリスナー・メール。

今度のライブで 「egoist:エゴイスト【自己中心主義者】」が聴きたいというリクエストが紹介された。

それに対して、「高校三年生がききたいというんだからさ」と、春のツアーのリハーサルメニューの中にピックアップしていくようにとマネージャーに声をかけた。

(それを聞いて、高校生にしちゃ渋いリクエストだが、レギュラーでは置き場所の都合がある。あるとしたらアンコールのイレギュラーだろう。 これは、ちょっとしたチェックポイントだなと思った


そして、「今、レコーディング中で、 『egoist:エゴイスト【自己中心主義者】』もメッセージ色の強い曲なんですけど、高校三年生で、これからかける曲を理解できるかな。 男と女が一緒に暮らしていて別れてしまう。 男が別れた女に対して、ああ、こういう気持ちだったのか、みたいな。 果たして理解できるかな」と、紹介されたのが「ひとり」だった。


「KISS」のレビューで触れたのだけど、1994年のラブソングと1995年の作品(「泣いてしまいたい」「それも愛」「ひとり」)とは対照的である。

 

~お前の笑顔の 裏にかくれた~悲しみなど 気づきもせず~

~ゴメンよ お前はいつでも ひとりだったんだね~ と歌う「ひとり」。


千春自身が、実際の恋愛で感じた痛みだったんだろう。

もちろん他の曲もそうなのだが、この曲は特にそう感じる。

そして、この曲の対となる歌が「それも愛」なのだろう。

そう思うのです。


1995年秋のツアー。

一曲目は、弾き語りから始まりバンド演奏となる「泣いてしまいたい」だった。

1995年12月10日、東京の2日目。

至近距離でコチハルと観た。

幕が上がって、おもむろに歌いだしたのが「ひとり」だった。


「泣いてしまいたい」を2曲目にして、弾き語りの「ひとり」をいれてきた。

その流れは絶妙で、かつインパクトがあった。

 

終演後のコチハルとの会話。

ずっと「泣いてしまいたい」だったのに「ひとり」をもってきたのにはやられた。

でも、「ひとり」、よかったな。

 

というと、

 

「(幕が開いて、フェイクを愉しんでいるかのように)千春、ニャッとして歌い始めたのよ」とコチハルが云った。

ギターと手元に気を取られていて、そこは見逃したなと。

さすがに女は、千春の表情に鋭いな、と思ったものでした。

 

「ひとり」を聴くと、当時の千春の恋愛を垣間見られると同時に、

コチハルの、「千春、ニャッとして歌い始めたのよ」の一言がよみがえるのです。

 

◆歌詞

お前の心に 気遣いもせず わがままばかり 押し通した 
バカだね お前に甘えてばかり 身から出た錆 仕方ないね 

きっとひとりで泣いていたのさ 相談も出来ずに 
だから誰にも別れ告げずに この街を出た 
ゴメンよ お前はいつでもひとりだったんだね 

お前の笑顔の 裏に隠れた 哀しみになど 気付きもせず 
お前がどれほど大切なのか いまさらなんて 言えないよね 

たった一度の思い出だけを 手にして行ったのか 
夏に二人で撮った写真が見あたらないよ 
ゴメンよ お前はいつでもひとりだったんだね 

たった一度の思い出だけを 手にして行ったのか 
夏に二人で撮った写真が見あたらないよ 
ゴメンよ お前はいつでもひとりだったんだね 

 

◆松山千春全作品に思うこと~1992-1995 松山千春全作品解説解説7

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