「松山千春『愛って呼べるほどのもんじゃない』に思うこと～松山千春 全作品解説289～」S3061NF
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◇更新履歴
V1.0：2015.6.22 初稿
V1.1：2020.02.10 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞を掲載、松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』収録データを記載
V1.3:2020.03.15 松山千春コレクション『思い出』収録箇所を掲載
■ 「愛って呼べるほどのもんじゃない」 編曲者：瀬尾一三 ＜6:48＞
1983年11月5日発売のアルバム『眠れない時代』のLP B面1曲目（CD 6曲目/全10曲）
◇松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』 DISC1-の13曲目
◆レコーディングミュージシャン
◆所有収録アナログ・アルバム
◆所有収録CD・アルバム
◆2015.6.22 夢野旅人
「浜辺」 と、「人生」 と、タイトルがらみの話から思い出した 「愛って呼べるほどのもんじゃない」。
初演は、リリース時の1983年秋、弾き語りでレギュラー。
タイトルが、歌詞のアタマに出てくるし長い。
流石の千春も、タイトルをきけば分かるはず（それよりなにより、本人自身が気に入っている）。
そのツアーで、タイトル長いんだ。
でも、「愛って」じゃなんだか分からんだろう、「呼べる」じゃ尚更分からんだろう。
しまいには、「もんじゃない」じゃ・・・。
松山千春さんの今回の新曲いいですね、松山千春「もんじゃない」（要約）。
このころ、僕らも若いからさ。
この語りで会場はかなりの笑いに包まれていた。
「恋」、「電話」、「愛って呼べるほどのもんじゃない」。
雑誌などで、3部作とかたり、この曲で完結したと述べている。
その後、1992年ころからは、「恋」の男女がその後、それぞれどうなったかと、
「恋」→「電話」→「燃える日々」が紹介されることが多くなった。
この4作の中で自分が一番好きなのは「愛って呼べるほどのもんじゃない」です。
レギュラーは83秋と11年秋の2回。
ゲストとして小編成の弦はついたことはあるものの、すべて弾き語り。
フルバンド演奏はない。
87年秋、96年、97年秋、01年春（演奏率62.5％）、06年春。
イレギュラーでも、弾き語りが設けられたツアーでの演奏率は高い（逆に言えば、バンド演奏では歌いたくないのかなと。 自分はバンドで聴きたいのだが）。
初めてこの曲でグッと心を掴まれたのは、96年の大阪城ホール。
87年夏の神戸ポートアイランドホールから9年ぶりとなる1万人規模のホール。
アンコールで歌った「愛って呼べるほどのもんじゃない」。
最後のスキャットが、場内に響き渡ったとき。
心が浄化されるようだった。
うまく言えないけれど、あの歌声には何かが宿っていたように思えた。
そして、声がまったくといってでなくなった97年秋の大宮。
その2日後の宇都宮。
曲数は、抑えられたが弾き語りが披露された。
過去に3人は、こいつと一緒になってもいいと思った女がいた。
よく口にする言葉だが、その恋愛のひとつを話し始めた。
時期的に、この曲が作られたころだろう。
包み隠さず語る千春ではあるが、
いつも以上に、突っ込んだ話をした後に歌われている。
それらを鑑みると、この曲は、千春にとって想い入れの強い唄なのでしょう。
◆歌詞
愛って呼べるほどのもんじゃない たいくつしのぎの暇つぶし
だけど 頬をつたう涙見せないよ かたち悪いから
別に悲しくなんてないけれど さよならなんて言えないよ
そうさ お前にだけは全てみせていた 心の中まで
可愛いお前の事だもの うまくやっていけるはず
すぐにも 皆に 好かれる
愛って呼べるほどのもんじゃない 長すぎただけのままごとさ
きっと 他の誰かたとえ愛しても それは愛じゃない
いつも二人居ればそれだけで ひもじくなんてなかったね
だけど もう お前の声に会えないね あの笑う顔も
結婚式呼んじゃいけないよ 着て行く服がないからね
だって お前がバイトで買ってくれたやつ もったいないからね
可愛いお前の事だもの うまくやっていけるはず
すぐにも 皆に 好かれる
可愛いお前の事だもの うまくやっていけるはず
すぐにも 皆に 好かれる
愛って呼べるほどのもんじゃない だけど･･････
◆松山千春全作品に思うこと～全作品解説1982-1984 インデックス3
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