「松山千春 『僕なら』に思うこと~松山千春 全作品解説25~V1.5」S2152

 

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◇更新履歴
V1.0:2014.02.11初稿
V1.1:2014.04.01 松山千春選曲ベストアルバムの収録有無を追加した。

V1.2:2015.11.07 ミュージシャン、RD、P&Dを追記、文章を修正。

V1.3:2020.01.13 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替え及び歌詞を掲載

V1.5:2021.12.05 是正

V1.6:2021.12.05 追記

 

■「僕なら」編曲者:萩田光雄 (萩田光男名義 '88-'94)

1999年5月29日リリースの46枚目のシングル

 

1999年8月01日発売のアルバム『ガリレオ』の10曲目/全11曲。


◇松山千春選曲バラードアルバム『天才・松山千春のラブバラード』の10曲目

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』DISC-3の12曲目

 

◆所有CD画像

◆RD:1999.2.22-5.21 / P&D:横山和之

 

◆レコーディングミュージシャン(楽曲個別ではなくアルバム『ガリレオ』全体のクレジット)
01. ドラム:島村英二、渡嘉敷祐一、三浦晃嗣

02. ベース:高水健司、岡沢章、美久月千晴、河合徹三
03. ギター(EG):松原正樹、徳武"Dr.K"弘文、松下誠、好永立彦

04. ギター(AG):吉川忠英、笛吹利明、今剛、古川昌義、千代正行
05. ドブロギター:尾崎孝
06. キーボード:エルトン永田、夏目一朗

07. フルート:春名正治

08. パーカッション:木村-KIMUCHI-誠、春名正治

09. ストリングス:KATOH JOE group、MASA SINOZAKI group
10. バイオリン:太田惠資

11. sys.OP:渋谷年治、NOBUHIKO NAKAYAMA、中西進

 

◆2021.12.5 夢野旅人

2021.12.5 放送の「松山千春ON THE RADIO」。

昨年5月から延期されていたリスナーの娘さんの結婚式が、やっと4日挙げられた旨のメールを紹介し、新郎、新婦へ祝福とメッセージを語りかけたのち、放送の最後に「僕なら」がかかりました。

 

◆2014.2.20 夢野旅人(2015.11.7 修正)
今朝、口ずさんだ曲は松山千春の「祈り」と「僕なら」。

「僕なら」。 

この曲を初めて聞いたのは1999年4月20日、渋谷スペイン坂スタジオ前。

TOKYO-FMの生放送のラジオ番組「エモーショナル・ビート」 で流れた。

 

ゲスト出演で、ガラス越しにいる松山千春を緊張しながら、見つめながら、携帯ラジオで聴いた。

透明感溢れる曲で、素晴らしい仕上がりだと思った。
「祈り」も初めて聴いたとき、同じ感想を抱いた。

 

自分が透明感を感じた、一聴して気に入った曲は、言葉は悪いが、どこかすぐに飽きてしまう。これは、自分特有の生理現象というか、何がいいとか、悪いではないのです。

「祈り」は、透明感というよりは、淡い黄色をイメージするが同様だった。

 

自分の周囲には「祈り」が好きな人が多い。

自分が、「祈り」よりも「アベマリア」のほうが(弾き語りではなくバンド演奏)ライブで聴きたい。そういったら、びっくりされたもの。

 

まっとうな歌詞で、美しいメロディー、仕上がりなのに飽きる。人に話しても理解してもらえない自分特有の感覚なのでしょう。

 

「僕なら」もファーストインパクトは大きかったけど、そうだった。自分でも不思議なわけです。
 

~退社時間 気にしながら タバコをふかし

君のことを考えてた 逢いたいくて~
退社時間。

千春の歌詞で初めての職業をはっきりと限定したサラリーマン・ソング。

 

「賭け」や「午前3時」のような、田舎のやくざでもなければ、水商売の彼女を迎いに行くヒモでもない。 

「電話」のような、飲んだくれて 今度働いてみるからねとつぶやいき、ラジオをつけなきゃ眠れない駄目男でもない。

 

主人公が会社員なのだから、本来、自分が一番共感していいはずなのに。

なぜ琴線にふれないのだろう。不思議だ。
 

さて、この曲も売れなかった。

~わずらわしい毎日に追われても 君の愛に応えて 頑張る
この世界の誰よりも 幸せになってもらうよ いいね~

 

誠実そうな主人公、ウェディングソングにもピッタリ。ドラマ主題歌にも向いている。自分はともかく、世間ではヒットする要素を含んだ歌なのに・・・・と残念に思う。

 

千春が、「この曲は売れるだろうと思った。

しかし、うんともすんともいわなかった、世間のやつらが悪い」と笑いをとる。
そういった話になるたび「無理だよ千春」と思う。
だって世間は、曲の存在を知らないんだもの。ファンクラブ会員やライブの観客以外、知らないもの。

売れないものは何やっても売れない。

売れる曲は黙っていても売れる。


千春はよく口にする。

だけど、今の時代、黙っていても売れる曲はない。これだけツールが発達しているのに、ユーザーがアンテナを立てて自分でいい唄を探そうなんてしない。


作品の質よりも、

売れているか否か、

話題になっているか否か。

 

だからこそ本人全面協力のもとの本格的なプローモーションは絶不可欠。

売るならば。

スタッフ、レコード会社が本気で千春の尻をたたかない限り、どんなに素晴らしい唄を世におくりだしたとしても、ヒットしないだろう。

 

逆に云えば、作ること、歌うこと以外に、松山千春が、プローモーションを本気で展開すれば、するつもりも毛頭ないだろうけど、シングルも含めたアルバムのヒットは容易い。

いや、容易かった、16年前は。

 

プロモーション次第では、「僕なら」は、ウェディングソングの定番になっていたはずなのに、きっと。

この曲をきくとそう思うのです。

 

◆歌詞

ひょっとしたら 午後から雨 傘も忘れた 
だから急に 誰もかもが 急ぎ足 

わずらわしい 毎日に追われても 君への思い胸に 抱きしめ 
きっと いつか たどりつけると思う たとえまわり道でも 愛を強く 信じて 

退社時間 気にしながら タバコをふかし 
君の事を考えてた 逢いたくて 

君とすごす 時間はとても速く 過ぎて行く気がするよ 何故かな 
こんな僕を 愛していてくれるね 今でも不思議なんだ 夢のようさ 

わずらわしい 毎日に追われても 君の愛に応えて 頑張る 
この世界の 誰よりも幸せに なってもらうよいいね 出来るはずさ 僕なら 

 

◆松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説8~1996-1999

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