「松山千春 『愛という名の旅』に思うこと~松山千春 全作品解説399~ V1.3」S3382NF

 

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◇更新履歴

V1.0:2015.11.02 初稿

V1.1:2020.01.13 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替え及び歌詞を掲載

V1.2:2020.01.14 ラジオでのコメントを掲載

V1.3:2020.03.18 収録情報(松山千春コレクション『思い出』)の記載

 

■ 「愛という名の旅」 編曲者:夏目一朗
1999年8月1日発売のアルバム『ガリレオ』の1曲目/全11曲

◇松山千春選曲コレクションアルバム『松山千春コレクション思い出』DISK5の6曲目

 

◆所有CD画像

◆RD:1999.2.22-5.21 / P&D:横山和之

 

◆レコーディングミュージシャン(楽曲個別ではなくアルバム『ガリレオ』全体のクレジット)
01. ドラム:島村英二、渡嘉敷祐一、三浦晃嗣

02. ベース:高水健司、岡沢章、美久月千晴、河合徹三
03. ギター(EG):松原正樹、徳武"Dr.K"弘文、松下誠、好永立彦

04. ギター(AG):吉川忠英、笛吹利明、今剛、古川昌義、千代正行
05. ドブロギター:尾崎孝
06. キーボード:エルトン永田、夏目一朗

07. フルート:春名正治

08. パーカッション:木村-KIMUCHI-誠、春名正治

09. ストリングス:KATOH JOE group、MASA SINOZAKI group
10. バイオリン:太田惠資

11. sys.OP:渋谷年治、NOBUHIKO NAKAYAMA、中西進

 

◆2020.1.14 夢野旅人

2020年1月12日放送「松山千春 ON THE RADIO」でのコメント

20年前、もちろんレコーディング、コンサート、あちこち回っていましたけど。

ま、私も44歳になって、ま、今64なわけだけどな。

ま、今から20年前ということは、俺の人生においてな、普通に暮らしていた時と、歌を歌い始めた、ちょうどそれが人生においてクロスする時間帯でしたからね。

 

ま、当時は『ガリレオ』というアルバム、な。

いや今、考えてみたらね、あうーん、の頃は、不思議と曲がどんどんどんどん出てましたね。

改めて振り返ってうーん、20年前、『ガリレオ』というアルバムの中で、「愛という名の旅」。

これは、うーん、ま、自分でもね、作ってレコーディングもしました。

うん、俺にとっては自慢する一曲。

松山千春「愛という名の旅」。

 

◆2015.11.2 夢野旅人

横山和之氏がプロデュースを携わった最後のアルバム『ガリレオ』。

翌年、夏目一朗をプロデューサーに迎え製作された『La La La』。

楽曲の変化も顕著だが、より鮮明なのが、千春の声のき聴かせ方、補正の度合いの違いだと思うのです。

 

千春の声に、艶とピッチを補正しているのが『ガリレオ』で、より生の歌声に近づけてレコーディングされたのが『La La La』という印象を持っています。

どちらも一長一短があるが、当時は、綺麗に聴かせすぎだと思っていた自分にとって、『La La La』のほうがしっくりときた。

それは、今も変わっていないが、現在の声の肌触りを鑑みると、今は、横山氏の手法も必要なのかとも思う。

 

「愛という名の旅」。

「悲しいね」のレビューと重複しますが、春のツアーで「僕なら」と「ため息をつかせてよ」が歌われていたとはいえ、秋のツアーで、このアルバムから3曲しか歌われていない。


「Champ Never Die」と、「ガリレオ」、そしてこの曲である。

千春は、人生を旅と置き換える。

 

この曲も「人生(たび)の空から」 と相通じるものがある。

 

「人生の空から」。

レビューに記してありますが、

今日の自分が、明日、どこへ向かうか。

今は、そんな不安の中で、走っているけれど、

いつか、くたばる前に、思う場所に到達出来ればいい。


この曲は、千春が自分自身に対する勇気付けから生まれた。

そして旅を続ける、歌い続けることによって、聞く人にとっても、千春自身にとっても、意味合いは変化し、メッセージ性もより強まったように思える。


「人生の空から」から17年後に、書かれた「愛という名の旅」。

「なぜ、人は、たびを続けるのか」

 

歌い続けることによって、たびの答えが、見えてきた「人生の空から」と比べて、この唄には、確固としたという答えが千春には見えている。

歌詞に登場する彼女に、不安や怯えは見えない。

たびとは、行方知らずとも、

生きることによって、その答えをみつけること。

だと気づいている。


自分にはそう聞こえるのです。

ちなみにライブでは、99年秋でしか演奏されていません。

11月19日、長崎公会堂での演奏。


歌い終わって千春が「小林(ドラム)、速いぞテンポが」というくらい、

壊れたプレイヤーのように、早送りのように早かったのを思い出します。

 

◆歌詞

この世のどこかで きっと貴方も 生きている ただそれだけで 
私の心に 灯りがともる 遠くとも 明日は見える 

朝一番の 電車に乗ろう 明け行く 空は青く 
愛という名の 旅が今始まる 行方知らない 永い旅だろうと 

窓からのぞんだ 広がる景色 懐かしく 過ぎて行くけど 
全ては思い出 大切にする 戻らない 愛しき日々よ 

朝一番の 電車は走る 雲ひとつない 空を 
いつか貴方と 逢えるいいのに たとえはかない 淡い夢だろうと 

愛という名の 旅が今始まる 行方知らない 永い旅だろうと

 

◆松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説8~1996-1999

 

 

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