「松山千春 『銀の雨』に思うこと~松山千春 全作品解説362~V1.5」S3312

 

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◇更新履歴

V1.0:2015.09.30 初稿

V1.1:2019.10.19 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のレコード、CD画像、歌詞を掲載

V1.2:2020.10.26 追記

V1.3:2021.05.17 追記

V1.5:2021.07.15 記事を追記、公式動画のリンク

 

■ 「銀の雨」 編曲者:松井忠重(オリジナル&リテイク)、飛澤宏元(V86)、但し、リテイクのコンダクターは、夏目一朗

オリジナル:1977年6月25日リリースのアナログシングル「かざぐるま」のB面

 

リメイク(V86):1986年10月25日Rのアルバム『旅立ち』のLP B面4曲目(CD9曲目/全10曲)

 

リテイク: 2006年5月31日リリースのアルバム『再生』のDISC2の9曲目

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『風景』 DISC-1の11曲目/リメイク(V86) 

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』 DISC-1の5曲目(オリジナル)

 

◆レコーディングミュージシャン
○ オリジナル:アルバム『君のために作った歌』の参加ミュージャン 
「旅立ち」のみのクレジットはなし
01. ドラム:宗台春男、渡嘉敷祐一
02. ギター(AG):金成良悟、石川鷹彦
03. ギター(EG):芳野藤丸
04. ベース:長岡通夫、後藤次利、高水健司
05. キーボード:大原繁仁、大谷和夫、栗林稔


○ リメイク(V86):後日、追記
○ リテイク:後日、追記

 

◆所有シングルレコード

◆所有収録CD・アルバム『君のために作った歌

◆所有収録アナログ・アルバム『君のために作った歌

◆所有収録ミュージックテープ『かざぐるま』

◆所有収録CD・アルバム(リメイク・V86)

 

◆2021.7.15 夢野旅人
2021年の春のツアーで「銀の雨」が歌われました。

 

 

また、ツアー終了から2週間後7月14日、初日である市原で公演から「銀の雨」の動画が公開されました。



◆2021.5.17 夢野旅人
2021.05.16放送「松山千春のON THE RADIO」で、「銀の雨」がかかりました。

 

番組の冒頭、コロナ禍の現状を語り、札幌、全国の雨模様の天気、放送当日にマネージャーから、番組名でかける曲について訊かれて、

 

----
そうだね、先週は東京、大阪、コンサート中止ということだからね、東京、大阪の曲を、みたいなね。

で、今月の末には名古屋。ね、センチュリーホールがありますんでね。これ、何とか28、29か。う~ん、頑張ってくれればやれる。な、やる方向で自分たちもね、考えてるんですけどね。

だから、名古屋関係の曲はまだおかけしません、ね。
やりたんだから、こっちは。

なんだかんだ言ってお前、東京でもさ。う~ん、色んな奴らが、ちょこちょこやってるらしいじゃんか、ねえ。
納得いきませんね。

俺たちはね、やっぱり国の指針、ま、都の考え、ね。あと会館の都合、色んなことを考えてね、そりゃ強行してもな、やれないことはなかっただろうけど、やっぱりお客さんをね、そう、高いリスクの中でね、う~ん、聴いてもらうってのも、ちょっとこれ、な、やっぱりいくら何でも常識ってのがあるからよ。

で、大阪についてはよ、な、グランキューブがお前、その大型接種、ワクチンのな、会場になってるからさ。
これはもう、絶対、できないな。
みたいなね。

で、名古屋に関してはね、う~ん、これ緊急事態宣言が31日までなんだけど、う~ん、そのくらいにはもうな、歯止めが効いて、感染者数も少なくなっているはずだ。
っていう気持ちでね、我々は臨んでいこう、そんな気持ちになってるんですけどね。

~その後、マネージャーと歯の治療、運動不足なのか、スムーズに立ち上がれなくなったことと、マネージャーが筋肉トレーニング、ストレッチを今年の初めから続けていたことに触れる~

ま、今日は、雨模様のね、全国各地多いと思いますんで、松山千春ね、雨にまつわる歌をな、私が作詞作曲した歌を聴いてもらいます。まずは一曲目松山千春「銀の雨」。

「銀の雨」O.A

 

◆2020.10.26 夢野旅人

2020.10.25 放送 松山千春のON THE RADIO

----リスナーメール紹介~先週の弾き語り「ピエロ」について~----

あの、ま、今年な、コンサートが出来なくなってしまったからな、せめてラジオで、生でな、曲を聴いていただこうと思って。ま、色んな曲があるけどな、今週はこの歌を歌ってみます。

「銀の雨」(弾き語り)

----CM----

 

というわけで、今回は「銀の雨」を歌わさせていだきました。このスタジオ内で歌うというのはですね、アマチュアの時代からずっとやってきてますが、やっぱりあれだな、このギター弾いててさ。

そいで俺はモニター、イヤホンをしてるんだけどさ。

邪魔になるんだ、これが、な。

 

特に今みたいなスリーフィンガーのね、曲かなんかをやっているとこっちがひっかかったりしたりするんだけどな。

 

----リスナーメール紹介----

 

ま、俺もさ、当然これからもな、頑張っていくんだけどさ。

ま、ほんとにコンサートがない間、このラジオな、一本だけだべ。

仕事らしい仕事はな。

他に別にないもんな。アルバイトでお前すすきので歌ってるとかさ、そういうのないからさ。だからスタジオに来るのも楽しみだしな、今回はどんな歌を聴いてもらおうか、な。

できるならな、みんなが知っていてくれていそうな曲の方がいいだろう。

 

新曲、何月だっけ、4月だっけ、俺出したの、「ヤーヤーヤーヤーヤー」。

 

あれにいたっては埋もれてしまったな。

いや本当に誠に残念だな。

今、かあれだろうな。ギター持って歌おうとしても「ヤーヤーヤーヤーヤー」はなかなか出て来ないぐらい、ね。

 

作った時にはね、ああ楽しい、いい感じだなぁと思ったんだけど、なんせ新型コロナでさ、そのウキウキした気分がいっぺんにもうな、無くなってなくしまってたからな。

これからも選曲、自分の歌ですから、いろんなかたちでみなさんに聴いていただければ。そのためにも、毎週毎週この時間ラジオでお会いできれば有り難いと思うしね。来週は何をやるんだろうか、とかね。これをぜひ歌ってください、とかな。リクエストしていただいても構いませんし。

 

◆2015.9.30 夢野旅人

キャニオンレコード時代のアルバムもそうなのだが、「旅立ち」や、「銀の雨」、「大空と大地の中で」、「恋」などの代表曲。

それらを、好んで再生して聴くことは少なくなった。

これらの唄は、身体に染みついていて、必要とあれば、ハードでなく脳裏で再生できてしまう。


いつもそばにいてくれる大切な家族を、蔑にしてしまう、有難味を忘れがちになるように、「旅立ち」は、別格として、これらの唄が名曲なのか、もはや自分には、客観的に判断できない。

 

多くの人に愛されているであろう「銀の雨」。

デビュー10年目頃までの、ラジオやイベントのリクエスト集計の結果は、「旅立ち」と「長い夜」、そして「銀の雨」が常に上位を独占していた。

自分もライブで求めていたはず。

 

当時、イベントや「長い夜」は別にして、ツアーにおいて、「銀の雨」といった代表曲、ヒット曲は4年に一度のペース。

コンサートツアーで、初めてフルバンドで歌われたのは1984年秋。

 

82年の真駒内で、これらの曲が、一曲目から並んだのはうれしかったもの。

あと、「夜明け」と「窓」、「大空と大地の中で」があれば、ベストオブベスト。

そう思ったくらいだから。


10代の頃からよく作っていたカセットテープのインデックス。

「銀の雨」を必ず入れている。

なのに、この曲が自分の感性にどう響いていたのか思い出せない。

 

数年前。

友人に、「『銀の雨』って、どうなんですか」と訊かれた。

そりゃ、ライブで聞きすぎているから、感性が麻痺しているかもしれないけと、いい曲でしょうよ。

「私は、女が耐え忍んで、自ら身をひくという歌は好きじゃない」

その言葉に、目から鱗が落ちた。

千春の女性ファンなら、無条件で「銀の雨」は受け入れるだろう。

ましてや、千春の女唄のほとんどがそうでしょう。

 

意外だった。

で、思った。

男はイメージで聞けるけど、女は聞き流せないわなと。

しかし、「銀の雨」に対してそう感じ取るファンは稀だと思います。

 

支離滅裂な文章展開になってしまいましたが、あと二つ。

アマチュア時代、「銀の雨」を当時付き合っていた女性の部屋で弾いたとき。

その姿を見た彼女が「おじいちゃんみたい」と言われたことをステージで話しています。

 

自分が見たステージの中で、ベストパフォーマンスと思えるのが、「銀の雨」です。

1984年秋。

自身の生い立ちを語ったツアー「愛を贈る」。

アンコールは基本一回、弾き語り2曲で終わる。

 

その日は本編ラスト前で、貧乏だった幼少期の思い出を、

千春が涙ぐみながら語り、歌った。


一回目のアンコールが終わり、終演のアナウンスが流れ、それをかき消す千春コール。

千春の涙を目の当たりにした客の興奮が収まるはずもない。

アナウンスの男性の声が聞こえてくるたび、ボルテージは増すばかり。

 

そこに、「銀の雨」のイントロが鳴り響き、幕が開いた瞬間。

ホールが割れんばかりの歓声と悲鳴、拍手の渦となった。

もう嵐のようなイントロだった。

 

あれほどの歓声、手拍子、悲鳴、感動を僕は知らない。

血液が逆流するような興奮で、頭の中が、真っ白な状態となったのは、あれが初めてといってもいい。

 

それだけ客席が盛り上がっているのならば、「銀の雨」でなくとも、「長い夜」でも同じ感動を得られたのではないか。

それは違う。

「旅立ち」だったら、どうだろう。

そう考えるも、あれは「銀の雨」だったから得られた感動だったと思う。

 

本編の感傷的な感動を、「銀の雨」のイントロが、間奏が、千春の歌声が、さらに増幅させたように思えてならないのです。

そう考えると、今の自分の感性が鈍ってきているのだろう。

「銀の雨」は名曲です。

 

◆歌詞

貴方と暮したわずかな時間  通り過ぎれば楽しかったわ 
これ以上私がそばに居たなら 貴方がだめになってしまうのね 
いつの間にか 降りだした雨  窓の外は 銀の雨が降る 

貴方のそばで 貴方のために 暮せただけで 幸せだけど 
せめて貴方の さびしさ少し わかってあげれば良かったのに 
貴方がくれた 思い出だけが  ひとつふたつ 銀の雨の中 

ごめんと 私に いってくれたのは 貴方の最後のやさしさですね 
いいのよ 貴方に ついて来たのは みんな私のわがままだから 
貴方の夢が かなう様に  祈る心に 銀の雨が降る 
銀の雨が降る 

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1977-1980 インデックス1

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