「松山千春 『絆』に思うこと~松山千春 全作品解説26~V1.1」S2154NF

 

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◇更新履歴
V1.0:2014.02.20 初稿

V1.1:2019.10.15 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞を掲載

 

■ 「絆」 編曲者...瀬尾一三

1983年11月5日リリースのアルバム『眠れない時代』のB面2曲目(CD7曲目/全10曲

 

◆レコーディングミュージシャン

 

◆所有収録アナログ・アルバム

◆所有収録CD・アルバム

◆2014.2.20 夢野旅人

2014年2月20日の新聞のテレビ・ラジオ欄。

TBS 16:45-21:30放送の『ソチ五輪2014』には「ノルディック複合 団体クロスカントリー キングオブスキー決定。 日本4人の絆でお家芸復活か?」とある。

絆じゃないだろう。 

選手個人のこれまでの努力と実力だろろう。 

安易な文章のっけるなよと、思ったわけです。

 

2011年。

日本漢字能力検定協会が選んだ2011年の世相を1字で表す「今年の漢字」は「絆」だった。

東日本大震災がありましたからね。


未曾有の震災。 

少しでも被災された方々の役に立ちたい、力になりたい。

救援物資や義援金、ボランティア。

とても尊いことだと思う。 

ただ、それを安易にマスコミなどが「絆」と表現するのは疑問があった。

 

熱しやすくて冷めやすい日本人。

果たして、その「絆」が、一年、二年先も続くのかと。

実際、瓦礫の処理・受け入れ問題。

各自治体のほとんどは受け入れ拒否。

そのとき思った。

「絆」ってなんだよと。


いざ自分たちに火の粉がかかりそうになると言い分がかわる。

大切な家族や友人を守るのにリスクを伴わない守り方などあるのかと。

自身がリスクを背負っても守るほどの関係。

それが「絆」と呼べるものではないのか。

何もそこまで・・・と思うのであれば、安易に「絆、絆」いうなと思った。

 

~細い絆をつなぎ合わせて 燃える心で抱きよせ~

~たとえ全てを失おうとも 燃えつきたい このまま~

松山千春の「砂の上」ではないが、そんな覚悟もなしに「絆」じゃないだろうと。

「絆」というのは、安易に口に出せるほど、強くて太いものではないはず。

ほんとは細くて脆いものだ。 

 

千春自身、一部、似たようなことを言っていたので、「絆」という言葉に嫌悪感を抱いているような気がします。 ゆえに当分、この曲はライブで歌わないだろうと。
 

「絆」の初演は、リリース時のツアー83年秋『眠れない時代』のオープニング。

レコードの売り上げは低下し始めていたが、それでもアルバムはチャートの首位を獲得。

千春コールや呼び笛が飛び交う熱狂の中で歌う千春はかっこよかった。

以降、80年後半のアンコールでの定番メニュー。
 

1990年秋で本編に位置して質感が変わった。

1994年秋に、ライブアレンジでイントロが変わり、それまでのライブでのテンポよりも遅くなって演奏された。 

1997年春や2004年春に歌われてから、しばらく歌われていない。


今夜、久しぶりに聴いてみました。

千春の声もさることながら、「ロンリーナイト」同様、ドラムの音とギターの響きが要だと改めて思いました。

 

◆歌詞 

暗い夜を飛び越えて 逢いに来たよ 

Hei Hei Hei Hei 
逃げ出したい この世界 お前だけさ 

Hei Hei Hei Hei


乾いた心に 夢を 注ぎ込んで 
愛して くれるね 二人だけの 明日を 

 

ひとりきりは 淋しくて 逢いに来たよ 

Hei Hei Hei Hei
わからないよ この世界 信じてるよ 

Hei Hei Hei Hei

 

疲れた心を 夢で 包み込んで 
愛して くれるね 二人だけの 明日を 


乾いた心に 夢を 注ぎ込んで 
愛して くれるね 二人だけの明日を

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1982-1984 インデックス3

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