「松山千春 『青空』に思うこと~松山千春 全作品解説20~」S2128NF

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.02.11 初稿

V1.1:2019.10.04 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替えおよび所有CD画像、 歌詞を掲載

 

■ 「青空」 編曲者大石学

2007年5月7日リリースの60枚目のシングル「自壊」の2曲目(2曲目/全4曲中)

 

◆所有CD画像

◆レコーディングミュージシャン

 

◆2015.4.24 夢野旅人

「~私の心に青空がある~ フォークシンガーたるもの、こんな詞を書いたら駄目! 絶対駄目!」

リリース当時の感想として仲間とやり取りしたときの友人の「青空」へのご感想。

やたらご立腹していました。

(なのに、その友人は現在、覚えていない。)

 

またもう一人は、「大石さんが編曲したのに、大石さんどうしちゃったのって感じ」といっていた。

で、夢野は「いや、この曲はライブで演奏の仕方次第で化けると思う」と返したら、

「こんなフレーズを書いたら絶対駄目です。」とばっさりだ゜ったな。

もう彼女らは覚えていないけれど。


自分もそうでしたが、みんなタイトルが「青空」と聞いて「流浪」といった、北海道の空を、風景を感じられる歌を想像、求めていたのだと思います。

で、聴いてみてちょっと違うなと。

スケール感も物足りなかった。

 

なんとなく分かるが、明確に見えてこない歌詞。

生まれ育った故郷を離れざるを得なかった人にしかわからない歌詞だったのかもしれない。

そのときは気づかなかったけど実際に描かれていたのは北海道の、財政破綻した夕張の空だった。

 

ラジオ「松山千春 ON THE RADIO」NACK5(エフエムナックファイブ)のスポンサーであるアサヒ緑健の「緑効青汁」のラジオCMに起用されるものの、リリース時のツアーでは演奏されず、初演は6年後の2013年春の初日、越谷でした。

 

「今日は初日ということで、メンバー、追加で『青空』を。

実は、この曲は、夕張のために作った曲。

国策として、10万人の人が石炭を掘っていた。

国の政策として石炭を掘れ掘れとやってきたのに、それが駄目になったら財政破綻。

 

国の政策で、ひとつの町が、人々の人生が右往左往するのが見てられなかった。

それで、『青空』という曲を書いた。

 

もしも、全国にバラバラとなっても、この空は夕張とつながっていますから。

埼玉、東京、大阪、故郷とつながってますから。

挫けずがんばってください」と語った。

 

それを聞いたとき、まだまだだったなと。

2007年3月25日 夕張でチャリティーコンサートも行っていた。

初めて聴いたとき「青空」の空が、心に描いた故郷・夕張の空だと考えもしなかったんだろうかと。

まだまだだなと。

 

終演後、冒頭の友人の感想。

「あんなふうに説明されると『青空』もいいなと思った」と言っていた。

なので、「前さあ、あなた、結構、怒っていたじゃん。 こんな歌詞は書いちゃいけなって」というと、「えっ、そうでしたっけ」みたいな顔をしていたので思わず仰け反ったものです。

 

ま、こんなふうに言われないと分からない曲は、ほかにも多々あるのでしょうと思った一曲です。

 

◆歌詞

私の心に 青空がある はるかに広がる 澄みゆく空が
いくつもの夢 浮かんで消えて 全ては大切な 思い出にする
私の心に 青空がある はるかに広がる 澄みゆく空が

私の心に 青空がある 哀しいくらいに 澄みゆく空が
ふり返る日が やがて来ようと 自分には素直に 生きてたいから
私の心に 青空がある 哀しいくらいに 澄みゆく空が

私の心に 青空がある 誰にも渡せぬ 青空がある

 

◆ 松山千春全作品に思うこと~全作品解説2005-2009 インデックス10

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