「松山千春 『最後の涙』に思うこと~松山千春 全作品解説373 V1.5」S3323NF
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◇更新履歴
V1.0:2015.10.09 初稿
V1.1:2019.08.28 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替え及び所有のCD画像、歌詞を掲載
V1.2:2019.11.06 是正
V1.3:2020.02.28 収録情報(松山千春コレクション『思い出』)の追加
V1.5:2020.03.15 松山千春コレクション『思い出』収録箇所を掲載
■ 「最後の涙」 編曲者:夏目一朗(アルバム、シングルヴァージョン)
2003年11月5日リリースの54枚目のシングル。
2003年11月5日リリースのアルバム『風光る』の1曲目。
◇松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』 DISC-5の14曲目
◆レコーディングミュージシャン
・シングルヴァージョン:クレジットなし
・アルバムヴァージョン
01. ベース:美久月千晴
02. ドラムス:三浦晃嗣
03. チェロ:柏木広樹、植木昭雄
04. ビオラ:NAOTO、オルタード真部
05. クロマチック・ハーモニカ:matsumonica
06. ピアノ:夏目一朗
◆所有CD画像
シングル
収録アルバム『風光る』
◆2019.10.9 夢野旅人
シングルヴァージョンとアルバムヴァージョンがあるがサイズはともに5分1秒(アルバムはプリント、シングルは実測)。
アルバムはドラムが入っているが、シングルはない。
その分、ハーモニカの音色が際立っている。
アルバム『風光る』は、この「最後の涙」で始まり「信号」 で終わる。
「最後の涙」は、別れた彼女に想いを焦がす。
「信号」は、淋しい思いをさせていた彼女と、行き急いだいた自分を内省する男の唄である。
僕を、優しく包み込むように、愛してくれたように、今、君は、ほかの誰かを愛しているんだね。
だけど僕は、今でも変わらず君を愛している。
街の風景に、僕の瞳に、君を探している。
僕の心はまだ君への想いで溢れている。
僕の君への想いが、僕を苦しめているんだ。
と歌う「最後の涙」。
実際のフレーズと、ピアノとストリングスが奏でる音色と調和して、見過ごしがちだが、彼を男を、苦しませているのは、「男の嫉妬」である。
心に溢れているのは「未練」である。
そう言い切れるのは、「松山千春の世界 風光る」を読んで答え合わせしてしまっているからです。
その中で、千春も似たことを、語っているけれど、
男は、別れても、付き合った女たちは自分のことを今でも愛してくれている。
と、考えるし、そう願いたい。
男は、彼女がどんな男と生活しているかなんて、とても気になるが、考えたくもない。
嫉妬が走るもの。
でも、現実も知っている。
男にとって別れた女は、ずっと特別の人であるが、
女にとって、別れた男はただの人以下だもの。
千春は、触れなかったが、
男は、本能的に母性愛を求めているかもしれない。
永遠に自分を愛してくれる母性愛。
そんな気がしてきたな。
私たち、女性だって、
忘れられない男は心の中に生きているわ。
夢野、あんたがくだらない男だから、抹消されるのよ、ただの人以下になるのよ。
と、突っ込まれるかもしれませんが、「最後の涙」の彼は、それまで何人の女性と時間を過ごしてきたか分からないが、もし10人と付き合ってきたのなら、10編の「最後の涙」を綴っていると思うのです。
この男の性は、女性にとって理解に苦しむものなのでしょう。
この曲を、仲間(女)の感想を、きくたびに思うのです。
◆歌詞
僕を愛してくれた あんな優しさで
今は他の誰かを 包んでいるんだね
見慣れた街に 君の姿を
また追いかけている 淋しい事さ
僕を苦しめている 僕がここにいる
君の事を心が 求めて離さない
楽しい事 悲しい事も何もかも
君の最後の涙 今でもこの胸に
ただ忙しく 過ぎる毎日
何の変わりもない あの時のまま
僕を苦しめている 僕がここにいる
君の事を心が 求めて離さない
僕を愛してくれた あんな優しさで
今は他の誰かを 包んでいるんだね
◆松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説9~2000-2004
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