「松山千春 『翼を持たない天使』に思うこと~松山千春 全作品解説298~V1.1」S3076NF

 

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◇更新履歴

V1.0:2015.6.27 初稿

V1.1:2019.8.27 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替え及び所有のCD画像、歌詞、千春のコメントを掲載

 

■ 「翼を持たない天使」 編曲者:夏目一朗
1998年10月10日発売の45枚目のシングル。

 

◆所有CD画像

◆2019.8.27 夢野旅人

2019年8月25日放送の「松山千春のON THE RADIO」でのコメント

一生懸命、曲選ぶ、な、それこそ最初のころからの曲をずっと聴いてるじゃん。

あ、この曲コンサートでやってみたいなと思うんだけど、ああこれ、ちょっとギター無理だ。

何回も重ねていることもあるし、それと古川っていうね、ほんと日本一のギターリストといえばギターリストかな。

古川が弾いたからさ、やたらと速いんだよ。

これ、もう真似できないもん、他のメンバーな。

ほいで残念ながらステージでは出来ないのかな、と思いながら、松山千春「翼を持たない天使」。

 

◆2015.6.27 夢野旅人

1998年9月12日に日本公開の映画『シティ・オブ・エンジェル』(ニコラス・ケイジとメグ・ライアン主演)。 

その映画を千春は観たと話していた。 

ハリウッドの最新メジャー映画だったので、自分としては意外でした。

どういう心境、経緯だろう、新しい彼女でもできたかと思ったものでした。

 

『シティ・オブ・エンジェル』は、1987年公開映画の『ベルリン・天使の詩』のリメイク。

寿命を迎えた人間に、神の使者として死を告げるセス(ニコラス・ケイジ)。

天使の彼が、女医のマギー(メグ・ライアン)に恋をする。

セスが死を告げた患者を救えなかったマギーは自責の念にかられていた。

セスは天使のルールを破り、彼女の前に姿を現れて励ます。


次第に二人は惹かれあうが、

セスは、永遠に生きる天使のままでは、彼女を本当に愛せないと思い悩む。

そして、彼は天使を捨て人間になり二人は結ばれる。

そんな幸せもつかのま。

 

マギーは、事故でセスのもとから旅立っていく。

天使だったセス、人間になった彼にとって、マギーは「翼を持たない天使」だったのだろう。

 

千春の新曲のタイトルをきいたとき。

この映画にインスパイアされたのかとさえ思った(日本の公開時期を鑑みれば、それはないだろう。 海外でなら4月10日なので考えられなくもないが)。

 

先日、あるラジオで「(男女の)恋のルール」のメールを募り紹介していた。

紹介され女性リスナーのメールは、ほとんどといってルールではない。

どうやったら男を落とすかというテクニック・戦術についてだった。

 

パーソナリティーはそのことに触れ、それが分かっていても男は女に惹かれてしまうと話していた。

でも、そんなテクニックじゃなしに、天真爛漫で、無邪気な笑顔と無垢な優しさで、男を惹きつける女が少なからずいた(「馬鹿ね、それも計算よ、幻想、幻想」といわれそうだが)。

 

~どうしても どうしても つかめない 君の心が 
哀しいよ 差し伸べた この手軽くあしらわれ~

 

男はそんな女の前では為す術がない。

そんな経験、一度はあるでしょう。
 

~あー君のことを思う 突然どこかの星へと 
旅立つこともあるね ありえる雰囲気感じる~

 

そんな不安を一度は抱いたことがあるでしょう。

男は馬鹿だけどさ、テクニック云々では天使とまでは思わない・・・だろう。

と、言い切りたいものです。

 

男も女も自然体のままのほうがいい。

テクニック云々で始まった恋愛はいつか鍍金が剥がれる。

それまでに愛が宿ればいいけどさ。

 

「翼を持たない天使」。

ライブの初演は1998年秋、それで最後。

本編2部の一曲目で歌われているし、シングルなので、ライブビデオ「松山千春1998横浜アリーナ」に収録されていると思いけりゃ、ない。

 

収録日は横浜の12月18日と19日の両日。

実際のライブで演奏された本編は全10曲、2日間で12作品(収録された9曲に、「時計」と、「最後のチャンス」、「翼を持たない天使」の3曲)。

 

何故に本編一曲、削るかなと。

ましてや最新シングルだった「翼を持たない天使」を収録しないかなと、

翌年、当初、通信販売のみビデオパッケージを見て思ったものでした。

 

■「松山千春1998横浜アリーナ」の収録曲

01. 春夏秋冬
02. 真冬の青空
03. 時のいたずら
04. もう一度
05. 純-愛する者たちへ-
06. この世で君が一番好き
07. 愛しているから(19日)
08. 君は僕
09. 空-翼を広げて
----アンコール-----

10. 俺の人生
11. 感じたくて(19日)
12. 長い夜
13. 恋
14. 旅立ち→銀の雨→季節の中で→人生の空から
15. 北の大地(18日)
16. 大空と大地の中で(V98/18日)
17. 雪化粧(V97)

 

■歌詞

あー君は まるで 愛の天使さ 翼を持たない 
宇宙のはるか彼方 生まれて地球にきたのか 
どうしても どうしても つかめない 君の心が 
哀しいよ 差し伸べた この手軽くあしらわれ 
それなのに こんなにも 君のことが好きだよ 

あー君のことを思う 突然どこかの星へと 
旅立つこともあるね ありえる雰囲気感じる 
どうしても どうしても つかめない 君の心が 
前触れもなく 僕の目の前から消えないで 
それよりも この星で 僕とふたり暮らそう 

あー君は まるで 愛の天使さ 翼を持たない

 

◆松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説8~1996-1999

 

 

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