「松山千春 『冬』に思うこと~松山千春 全作品解説201~」S2820

 

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◇更新履歴

V1.0:2015.02.04 初稿
V1.1:2015.12.28 記事の追加(ツアー終了につきアメンバー記事と統合)

V1.2:2019.08.16 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替えおよび歌詞の掲載、所有CD画像を掲載

V1.3:2021.09.15 是正


■「冬」 編曲者:飛澤宏元
1994年11月21日リリースのアルバム『24時間』の3曲目(全11曲)

 

 

◆所有CD画像



◆レコーディングミュージシャン:後日、追記
01. ドラム:
02. ギター(AG):
03. ギター(EG):
04. ベース:
05. キーボード:
06. パーカッション:
07. サックス:
08. ストリングス:


◆2015.12.28(12.3) 夢野旅人
2015年秋、12月1日の東京二日目のアンコール1曲目。
ツアーの演奏用意曲にはない「真冬の青空」 、2007年秋以来に歌われた。


イントロを聞いたとき。
みんなに、自分のできることは大してないけれどできる範囲で応えたい。
そういっていた千春の言葉を思い出したと同時に、千春って優しいなと改めて思った。

アンコールの7曲目では、1994年秋以来、21年ぶりに「冬」 が歌われた。
アンコールで歌われたこの2曲は、11月29日のラジオ読み上げた2通のリスナーメールのリクエストに応えたもの。


「真冬の青空」は、7年前にフルバンドで演奏されているものの、現在のメンバー全員でやるのは初演。
前日の1日と、当日で練習したのだろう。

推測であるが、29日放送のスタジオが、銀座スタジオだったこと、そして早めにスタジオ入りしたことで、多くのメールを千春自身が目を通すことができたのでしょう。


また、リクエストしたリスナーの参加日が12月1日だったことで、時間的にも若干の余裕があったことも幸いしたと思います。
とはいえ、このようにフレキシブルに対応できるシンガー、コンサートは松山千春以外いない。
また、それに対応してくれる現在のメンバーにも感謝である。

そんなことを思いながら、東京二日目のアンコールを見ていました。


「冬」は、過去演奏経験のあるメンバーは、夏目一朗と好永立彦、丸山ももたろうの3人。
ゆえにフルバンドではなく、ももちゃんのギターによるフルコーラスの演奏でした。
事前に音あわせしていたのでしょう。
レギュラーメニューと遜色のない歌声、演奏でした。


演奏も、「冬」というリクエストのタイトルもよかったけれど、何より、客の思いにフルコーラスで、きっちりと応えてくれた松山千春が嬉しかったです。


◆2015.2.4 夢野旅人
2010年9月15日。
事務所社員で、ツアーマネジャーを担当していた田中眞紀(真紀)さんが48歳の若さで他界した。

4日後、19日放送のラジオ「松山千春 ON THE RADIO」。
千春は、以下のように語った。

------
ツアーではサポートメンバーの移動などを主に担当していた眞紀が肺線ガンで亡くなった。

2年前にガンを患った。
1961年11月16日 北海道松前町生れ、函館の短大を卒業して20歳で入社。
それ以来28年間、事務所で働いてくれた。


そんな彼女のために、自分は葬儀委員長となり17日に通夜、18日葬儀。

滞りなく終える事が出来た。


眞紀がいなくなったのは辛い。
今はいいけど、ツアーが始まって楽屋に行ったら、その思いは強くなるんだろう。

バリにエステ行ったり、韓流に嵌ったりしていた。

浜田省吾が好きだった。
ツアー先で浜省とぶつかると、生き生きしていた。

今夜はの眞紀の追悼で浜田省吾をかけてやりたい。
------
そして、浜田省吾の「もうひとつの土曜日」が流れました。

また、闘病生活に入る直前、
彼女の最後の仕事となったのが2011年度のカレンダーに使用する写真の選定だったという。


自分が、彼女のことを認識したのは1990年の函館市民会館だと思う。
「おい、バイト! 早くついて(スタンバイして)」と、場内を駆け回っていた。
シャキシャキのお姉ちゃん。

それが第一印象。

全国あちこちコンサートを観ていたから、
たまに移動が一緒になる時があり、挨拶程度ですが、お話する機会が何度かありました。


「今回の浜田省吾のツアーいいですよ。 もう何処かで観られましたか? (千春さんの)ツアー中でもオフなら、何処かで観られるでしょう」と訊ねた。


すると、「やっぱり(地元の)北海道で観ないとね」と。
そのとき、千春に似た郷土愛を感じました。


あとは偶然、徳島のホテルのエレベーターで同乗したとき。
やけに上機嫌な表情。

訊ねると「これからエステ、エステ」と嬉しそうに笑っていました。
彼女が、千春の歌の中で、どの曲が好きだったのか知りません。


ただ94年秋のツアー。
千春が、「このアルバム(『24時間』)の中で、眞紀は『冬』が好きだという」と話していました。


~見上げると 白い雪が ふわり ふわり ふわり 
手のひらで受けてみると 淡く解けてゆく~ 
  

~できるだけ正直に 生きていたいね~  


~束の間の人生を 惜しむ様に 惜しむ様に 
できるだけ大切に 生きていたいね 
冬に凍えても 冬に埋れても~


彼女の訃報を知ったとき。
真っ先にきこえてきた歌が、この曲でした。

この曲をきくと、他愛無いご挨拶程度の会話を思い出すのです。

 

◆歌詞

見上げると 白い雪が ふわり ふわり ふわり 
手のひらで受けてみると 淡く解けてゆく 
束の間の人生を 惜しむ様に 惜しむ様に 
できるだけ大切に 生きていたいね 

冬に凍えても 冬に埋れても 

うかれてる 街をよそに ひとり ひとり ひとり 
雪の中 歩き続け 君のもとへ向かう 
今すぐに伝えたい 愛してる 愛してる 
できるだけ正直に 生きていたいね 

冬に凍えても 冬に埋れても 

束の間の人生を 惜しむ様に 惜しむ様に 
できるだけ大切に 生きていたいね 

冬に凍えても 冬に埋れても


◆松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説4A~1992-1999

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