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V1.0：2018.11.17 初稿

V1.1：2018.11.17 18:05　是正

■松山千春『（くだらない政治家）てめえらみたいのが我々、国民の上に立つな!』

千春は、ここ数年、コンサートでもラジオで自身がステージに立てることに、またライブに足を運んでくれる客への感謝の念を過度なくらい口にしてくれる。

年々、その回数が増えてきて表現も聞いている自分たちが気恥ずかしくなるほど。

先日の東京公演では、お前たち一人、一人、ハグしたい気持ちだ、と言っていた。

それは単なるリップサービスではないだろう。

それとは逆に口数が減ってきたのは政治がらみのな発言。

勿論、今でも他のエンターテイメント・ショー的なライブを行うミュージシャンに比べたら遥かに多いが、一時期は曲間の1回のMCだけで45分間政治がらみの話をしていた（一回のコンサートのトータルではない）頃に比べたらかなり減った。

今回のツアーにおいても、現在世間を騒がせている片山さつき内閣府特命担当大臣の「100万円国税口利き疑惑」や「看板問題」と、桜田義孝国務大臣（東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当）の政治家としての資質といったもの。

核心に触れるか、触れないか、時事ネタ程度のもので辛辣な表現はしなかった。

ところが東京公演二日目のアンコール。

椅子に座って、レギュラーラジオ番組「松山千春のON THE RADIO」の話になった。

生放送で流れている局は2曲だけ。

他の各局は週遅れ。

そのディレイの間にいつ大臣が辞任しているかかわからない。

といった流れから、

本音を言わせていただくと、

てめえらみたいのが

我々、国民の上に立つな!

（と強い口調で言い切り、間髪入れずに以下の言葉を口にした）

政治というのは、権力を持たないもの、貧しいもの、障害を持つもの、声を出したくてもだせないもの。

そういう人たちに向けられるべきものであって、俺たちみたいに勝手に歌ってワイワイやっているような人間はみなくていい。

是非ともそんな政治家が一人でも多く育ってほしい、また我々が育ててもらいたい（要約）。

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その言葉を聴いたとき、鋭い目つきの千春が戻ってきたようでうれしかった。

年を取って、病を患い、丸くなって、（更に）優しくなり過ぎな感のあった自分には嬉しかったです。

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