「松山千春 『十九まで』に思うこと~松山千春 全作品解説320~V1.5」S3117NF

 

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◇更新履歴
V1.0:2015.07.15 初稿
V1.1:2015.10.30 ミュージシャンの追記
V1.2:2018.10.06 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替え及び文章を追記

V1.3:2018.10.07 所有のCD画像を掲載

V1.5:2020.01.27 歌詞を掲載

 

■ 「十九まで」 編曲者:河合徹三

2006年5月31日リリースのアルバム『現実』の8曲目/全10曲

 

◆CDアルバム『現実』


◆レコーディングミュージシャン:
01. ドラム:島村英二
02. ウッドベース:河合徹三
03. ギター(AG):吉川忠英

04. ピアノ:山田秀俊

05. S.サックス:中村哲

06. コーラス:夏目一朗


◆2018.10.06 夢野旅人

前回、記事を書いたのが2015年。

発表から10年間、一度もステージで演奏されることがなかった。

翌2016年。 デビュー40周年記念『松山千春の系譜』の春のツアー。

5月13日 東京国際フォーラムでの2日目、本編の4曲目で初めて歌われた。

 

演奏が始まる前、千春がキーボードの夏目に、「これは初めて歌んだな」と言って演奏が始まった。

初めてという意味が、今ツアーで初めてなのか、全くの初演なのか確信が得られなかったが緊張した。

そしたら「十九まで」で本当に初めてだった。


切に待ち望んでいた曲ではないが初めてライブで演奏される曲は嬉しい。

それもこの日一度限りしか歌っていない。
 

ただ前記事でも触れましたが、ラジオで千春が話したこの歌に関する言葉。


たとえば、キャバクラで働いてる姉ちゃんが

いろいろと馬鹿やれたのは、19才までだったわ。
という「十九まで」なんだよ。

 

ライブの最中に思い出しながら、

誰かが言っていたように千春の歌は深読みせずに額面通り素直に解釈すべきと改めて思ったわけです。

 

◆2015.7.15 夢野旅人

初めて河合徹三が、松山千春の編曲を手掛けた作品

彼は、1974年に結成されたラストショウのベーシスト(他のメンバーは、松田幸一、村上律、徳武弘文、島村英二)として76年にレコードデビュー。 南こうせつなどのレコーディングやツアーのサポートを行いながら、夏目一朗と金武功とでユニット・pig-innを結成している。

 

デビュー30周年の2006年に発表された「十九まで」。

20年前の1986年3月30日は、千春の愛娘の誕生日である。

ゆえに「十九まで」というタイトルを知ったとき。

彼女への、もしくは同年代の世代に向けた唄だった思った。

 

~ずっとこうして 一人ぼっちで
生きてきた気がする 淋しくはない
悔しいとか 肩ふるわせ
口唇かんだのは 十九まで
哀しいとか 涙ぐんで
つぶやいていたのは 十九まで~

 

ステージでは現在に至るまで一度も歌われていない。

リリース時、ラジオも含めて、この曲についてのコメントはなかった。

ゆえにいまひとつ、云わんとしていることがぼやけていた。

3年後の2009年3月22日放送のラジオでこの曲がかかった。

そして千春は、


たとえば、キャバクラで働いてる姉ちゃんが

いろいろと馬鹿やれたのは、19才までだったわ。
という「十九まで」なんだよ。

 

その言葉を聞いたとき。

なんだ、そのまんまかと仰け反った。

府深読みして損したと。

 

1997年放送のTBS系列「1×1(ワン・バイ・ワン)」で俳優の岩城滉一と対談したときのこと。

愛娘は当時11才。

子供の話になり、千春は二十歳までは親の責任で面倒はみるが、そのあとは知らない。

 

その考えに対して、岩城は「松山さん。 今は、そう言ってられるけど、いざその時がきたら娘は可愛いから、考えも変わりますって(要約)」といった会話がされていた。

 

基本、その考えに基づいた意味の唄なのでしょう。

来年は40周年、今年本人は50代最後、愛娘は20代最後の年。

このタイトルをみると、月日の流れを感じるわけです。

 

◆歌詞

星空みつめ 明日を占う 特別な事など あるはずもない
ずっとこうして 一人ぼっちで 生きてきた気がする 淋しくはない
哀しいとか 涙ぐんで つぶやいていたのは 十九まで

すてきな人に 出逢いもしたし 憎みきれないから また恋になる
嘘でかためた 人生じゃない いつだって本気で 生きてきたから

悔しいとか 肩ふるわせ 口唇かんだのは 十九まで
哀しいとか 涙ぐんで つぶやいていたのは 十九まで

 

◆J. 松山千春全作品に思うこと~全作品解説2005-2009

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