「松山千春 『恋してた』に思うこと~松山千春 全作品解説246~ V1.2」S2892
 

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◇更新履歴

V1.0: 2015.4.13 初稿

V1.1: 2015.4.25 編曲者、文章の追記

V1.2: 2021.2.04 歌詞の追記等


■「恋してた」編曲者:夏目一朗 <3:45>

2015.4.22発売の75枚目のシングル「Look me」のカップリング

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2018年10月17日リリースのシングルコレクションアルバム『起承転結14』6曲目に収録

 

◆レコーディングミュージシャン:不詳

*シングルにはクレジットなし

◆2015.4.25 夢野旅人

2015.4.22発売の75枚目のシングル「Look me」と、アルバム『伝えなけりゃ』がリリースされました。

 

相変わらずシングルには、ミュージシャンのクレジットが記載されていなかった。

アルファレコードも、シングルのクレジットは割愛されていたが、「起承転結」シリーズには、楽曲別、もしくは収録曲に参加したミュージシャン全てのクレジットが記載されている。


しかし、コロムビアの「起承転結」シリーズにはひとつもない。

残念だで、とどめておきますが・・・残念だ。

 

さて、「恋してた」。

耳が衰えてきたのか、それとも千春の滑舌がわるいのか。

初めてラジオできいたとき。

後半のサビ。

 

~輝いている われを忘れ やっぱりか 恋してる~

の我が、俺にきこえた。


輝いている俺を忘れ?

うん、意味が分からんなと思った。

なるほど、われか。

このわれ(我)の意味って、己の意味だよな。

 

となると、輝いている自分を忘れて気づくのか。

いや、輝いてるのは、声をかけてきた相手だ。

その輝きに、我を忘れた瞬間、「恋してる」と気づいた。

 

悩むほどの歌詞ではないけど、歌詞を見なかったら、いまいち分からなかった。

 

11曲ある新曲の中で、「恋してた」を推す人はあまりいないと思いますが、僕は、結構、気に入っています。

 

下記の記事に記しましたけど、

なんたって、「やっぱりか 恋してる」だもの。

この歌詞の主人公は女性でしょう。


で、「やっぱりか」って。

このフレーズ、千春以外使わないもの。

それでいて曲が成り立つのだからだからすごいなと。

 

楽曲も、間奏のサックスもいいしさ。

 

残念なのは、やはりクレジットがないこと。

そして収録曲は3曲以上ほしいなと(後日発売の『起承転結』シリーズには2曲のみ収録にしたらいい)。


カラオケも、ほとんどの人が望んでいないだろう。

ただのヴォーカル・レスではなく、BGMとして聴けるインストルメンタル作品なら愉しめるのに。


少々、価格がアップしても購入意欲がそそられる。

もしくは、一曲のみ600円かな。

個人的な意見だけど、お決まりの特典ポスターなどよりも、そっちのほうがワクワクする。

 

きっと、レコード会社も、いろんなことを試したい、プロモーションなども、大々的に行いたいのだろうけど、本人がな。

奇をてらうことなく、淡々と、歌を届けたいのでしょう。

 

いつも、シングルやリリース後のチャートアクションを見ると、そう考えるのです。

 

◆2015.4.13 夢野旅人

2015年3月15日のラジオ「松山千春 ON THE RADIO」。

発売前に、アルバム『伝えなけりゃ』と、

 

シングル「Look me」の新曲の中で、番組で一番最初に聴かせてくれたのが「恋してた」でした。

 

正直、ギターのフレーズの印象が「ばか野郎」を彷彿させる。その程度にしか思わなかった。

 

それが昨日4月12日。

ツアー4本目の佐野市文化会館へ向かう途中のレストラン。

仲間内で話しているうちに、「恋してた」が松山千春フリークには大うけの名曲に思えてきた。

 

(サビの~やっぱりか 恋してる~

もしかすると、ラジオの録音状態がよくないため、「やっぱりか」が「やっぱりさ」かもしれません。

最初は、「やっぱりだ」と勘違いしていました。

 

ちなみに、コンサートツアーでは「恋してた」は演奏されていません。)

 

タイトルの「恋してた」だけで歌をイメージしたらさ。

大概、あのころの私にとってあなたがすべてでした。

毎日、あなたに恋してました。

みたいな世界を、イメージするじゃないですか。

ま、自分のイメージが、チープなのかも、知れませんが。

それが、現在進行形。

 

あれ、私、ひょっすると、恋してるのかも・・・

胸に手をあててみたら、

やっぱりだわ、私、恋してる!!。
だもの。


まして、「天使」の~ここだけの話だぞ~のフレーズ同様、

 

~やっぱりだ(か) 恋してた(る)~のフレーズ。 

ほかのアーティストは、使おうと思っても使えないぞと。

 

どんなシチュレーションの中で生まれたのだろうと誰かが言う。

「恋の始まりなんて、そんなものだよ」

それだけなのだろう、でも主人公を千春に置き換えてみようか、と。

 

狭心症になり、糖尿病。

血液をさらさらにする薬を飲んでいる千春。

そういった意味でも、精神的にも女性に興味がなくなったと口にしている。

でも、いつかまた新たな恋が訪れるかもしれない。

そのとき。

あれ、なんだこの気持ち、この感じ。

あれ、へんだぞ。

かぁー、来たか、やっぱりだ、恋してる!!。

 

そんな光景を想像したら可笑しくて。

なんかふざけた話にきこえるかもしれないけど、そんな話を、みんなで笑いながら、話していたら、「凄いな、千春」と思ったんですよ。

 

~やっぱりか 恋してる~ 

曲作りからレコーディングにさした期間も要さず、作品は作り込まず。

ピッと飛ばされそうな扱いを受けるかもしれないが、アレンジャーの力量も大きいけれど、曲も悪くない。

何より、痛快端的で、千春らしいもの。

 

そんなことを、佐野から東京へ向かう車中。

生放送のラジオから流れる「恋してた」を聴きながら思ったのです。

 

◆歌詞

知らない ままに あの人に

知らない ままに 恋してた

 

そんなことは あるはずない

胸にあてた 手のひら

 

ドキドキしてる このときめき

やっぱりか 恋してる

 

気にする程の 事じゃない

気にする程の 人じゃない

 

顔をそむけ 無視をきめて

声かけられ 振り向く

 

輝いている われを忘れ

やっぱりか 恋してる

 

知らない ままに あの人に
知らない ままに 恋してた

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説2010-2019 インデックス

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