「松山千春 『いつのまにか』に思うこと~松山千春 全作品解説181~」S2791/R
◇更新履歴
V1.0:2015.01.21 初稿
■ 「いつのまにか」 編曲者:有坂秀一(シングル、アルバムVerとも)
シングル:1988年5月25日発売の25枚目のシングル。
アルバムVer:1988年5月25日Rのアルバム『自由の彼方へ』のLP A面1曲目(CD 1曲目/全10曲目)。
◆レコーディングミュージシャン(後日追記/楽曲個別ではなくアルバム『自由の彼方へ』全体のクレジット)
01. ギター(AG):
02. ドラム:
03. ギター(EG):
04. ベース:
05. キーボード:
06. ストリングス:
07. コーラス:
◆2015.1.21 夢野旅人
01. 松山千春初のCDシングル
アナログシングルから数え25枚目にして、松山千春初の8cmCDシングルである。
02. シングルヴァージョンとアルバムヴァージョン
編曲者は、大石学と誤認されがちであるが、
シングル、アルバムVerともに、キーボードの有坂秀一。
当初シングルの予定ではなかった「いつのまにか」。
スタジオでの録音を終えた後、シングル候補となった。
しかし、演奏時間が6分40秒と長くシングルとしては不向ということで、急遽、ミュージシャンが召集、アレンジをし直して、5分45秒のサイズに短縮された。
そのため、テンポもシングルのほうが速い。
03. 原題は「僕の一日」
1999年夏、恵比寿でのライブで、エルトン永田のピアノで「いつのまにか」が歌われた。
当初は、歌詞にある~今日も明日も~は、~僕の一日~だったという。
恵比寿では、元の歌詞で歌われている。
04. 「いつのまにか」に思うこと。
1988年春のツアー。
シングルなのに全会場では歌われていない。
イレギュラーでのアンコールでの演奏が多かったが、
会場によっては一曲目、アンコールのラストで歌われた。
どちらも、とてもよかった。
アンコールラストで歌われるときは、
大石学による、ジョー・サンプル(Joe Sample)の「Melodies of Love」のソロ演奏から、「いつのまにか」のイントロへが始まった。
美しいピアノの旋律と静寂の中で幕が降りてくる「いつのまにか」は芸術的だった。
情熱的に歌い上げ、千春の絶叫とともにエンディングを迎える「ひとりじめ」
とは、対照的だっが、実にすばらしかった。
繊細なバラードで終わるのも悪くない。
初めて、そう思った瞬間でした。
それから11年後の恵比寿。
久しぶりに千春の楽曲を弾くエルトン永田。
とても、楽しみだった。
でも、88年春のバンド演奏をも凌駕する感動は覚えなかった。
大石学が、
「いつのまにか」の編曲者と誤認されるのも、
天才肌と印象づいたのも、88年前後の演奏のインパクトによるものなのでしょう。
05. プライベート・エピソード
5-1. 鼻で笑われる
空想ライブのセットリストを作成したとき。
88年春の終わり方が印象的だったので、「いつのまにか」を、アンコールのラストに置いた。
すると、「Say」は好きだが、「いつのまにか」に興味のない友人に、「え、なんでなの」と鼻で笑われた。
5-2. 「最後の涙」と「いつのまにか」
同じ、男目線のラブバラードの「最後の涙」と「いつのまにか」。
仲間内で、どちらがメジャーかという話になった。
(メジャーという言い方ではなく、曲調やメロディー、作品的に、どちらがポピュラリティーを得られるかと、問えばよかったのですが)
自分は、1988年春の鮮烈な感動があるから、「いつのまにか」と言い切った。
そしてデスカッションすることなく、別の仲間の車に乗って別れた。
すると、別れた仲間のひとりからメールが入った。
「今、『最後の涙』と『いつのまにか』。 どちらがメジャーかの件で揉めてます」と。
その一文をみて、
「みんな千春のこと、好きだよな」と、
「千春の話なら尽きないな」と、嬉しくなったものです。
以上、そんなところです。
「いつのまにか」。
松山千春の楽曲の中で、美しい旋律をもつ名曲だと思うのです。
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