「松山千春 『あの日の僕等』に思うこと~松山千春 全作品解説133」S2628/R
◇更新履歴
V1.0:2014.9.24初稿
■ 「あの日の僕等」 編曲者:夏目一朗
2014年10月8日発売の74枚目のシングル。
◆レコーディングミュージシャン(後日、追記予定)
01. ドラム:
02. ギター(AG):
03. ギター(EG):
04. ベース:
05. キーボード:
06. パーカッション:
◆2014.9.24 夢野旅人
◇2014年8月3日
レギュラー番組であるラジオ「松山千春 ON THE RADIO(緑効青汁のアサヒ緑健提供)」FM NACK5(エフエムナックファイブ)。
日程とともにツアータイトル「あの日の僕等」が発表された。
7月1日、春のツアー最終日の打ち上げから、コロムビアの涌井に「新曲を書いてください」と言われたという。
「ここへきてギターを持って曲が出来た」。
それがツアータイトルでもある「あの日の僕等」。
「(タイトルから)皆が想像したのとは全然違う曲だと思う」と話していた。
◇2014年8月3日~9月7日
8月24日、31日の放送でレコーディング中、9月7日の放送で歌入れが終わったと話した。
そして、
「感傷的になって~帰ろう あの日の僕等へ~と始まる曲だが、後ろ向いて悲観的になるという歌ではない。 俺たちはきっと忘れてきたものがある。
逆に色々なものを得たけど失った、失いかけているものがある。
それに、おれたちは気づいているんじゃないか。
気づいているのに、どうして実行にうつすことができないんだ、という思いを込めた曲。
58歳になった松山千春が、年を取ったからこそのメッセージソング」だと語った。
◇2014年9月21日
9月21日にカップリングの「生活の中」とともに初O.A。
「『あの日の僕等』。 これが今回のシングルになる。 今までの曲とは違うなと印象をうける人もいるかもしれない。
この曲を作ってよかったなと。
『生きて』、『歩き出してくれないか』とかね、そういう曲を作りながら、ここで「『あの日の僕等』。
要はな、
我々色んな物を・・・、時代がそうさせたのか。
あっという間の10年。
10年経ったらいろんなものがガラッと変わっている。
便利にもなっているし、しかしそれを使いこなせているのか。
それを使うことによって、大切な物を失っているんじゃないか。
それで、『あの日の僕等』が浮かんできた」
と語り、放送の最後に「あの日の僕等」が流れた。
正直、一聴したときはカップリングの「生活の中」のほうがいいと思った。
楽曲、歌詞の内容よりも、
58歳の千春のざらついたような枯れた声が気になった。
その千春の歌声に月日を感じた。
昔は否定的だったが、もっとエコーをかけたほうがいいと思った。
◇2014年9月23日。
気持ちのいい秋晴れの下。
役割を終えた東京タワーを見上げながら、「あの日の僕等」を聴いた。
三度目のリピート。
~帰ろう あの日の僕らに
誰もが 素直だった
悲しみも 喜びも まぶしいと思えた~
~見上げた空は 青く
貧しさも 将来も 気にせずにいられた~
歌詞を書き起こしながら涙が溢れた。
幼かった日の、匂いや風景、情景がよみがえった。
家族の顔が姿が輝いてみえた。
すべてが愛しく思えた。
58歳の千春の枯れた声も、何もかも。
作品に派手さや艶はないけれど、ポピュラリティーを得られる作品ではないけれど、
「生きている」と「生きて」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11835097125.html 、「歩き出してくれないか」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11803485985.html ときて、「あの日の僕等」へ。
フォークシンガーとして、至極まっとうで評価される作品だった思った。
年相応に、自然の摂理に抗わずに、まっとうに枯れいく松山千春の底力を感じた一曲です。
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