「松山千春 『受難の時代』に思うこと~松山千春 全作品解説112~」S2434/R


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更新履歴

V1.0: 2014.6.13 初稿


■ 「受難の時代」 編曲者:夏目一朗
2002年5月18日発売の51枚目のシングル「
egoist:エゴイスト【自己中心主義者】」のカップリング。


□2014.6.13 夢野旅人

浜田省吾の10年ぶりの新曲「夢のつづき」が、映画の主題歌となることを知った2014年6月13日。

思わず口ずさんだのが、浜田省吾の「モノクロームの虹(1998R)」と「光と影の季節(2005R)」、そして2002年5月18日にリリースされた 松山千春の「受難の時代」だった。 


2001年9月くらいかな。

その年は、松山千春の25周年イヤー。

春には、4枚組ベストアルバム『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』、夏には、10枚組ライブBOX『CHIHARU MATSUYAMA LIVE BOX 1980-1999“O・I・RA”』がリリースされた。


その後だと思うが、東京・山野楽器銀座本店の松山千春コーナーが設けられていた。

そこに、広告チラシがあった。


そのチラシには、うろ覚えで申し訳ないが(後日、確認して修正予定)、秋のシングルは「烈(仮)」か、「受難の時代(仮)」、アルバムは『受難の時代(仮)」』と記されていた。

(実際は、オリジナルアルバムの発売はなく、シングルは「宇宙のはるか/です。」がリリースされた。)

なので、あの時点で「受難の時代」は既にレコーディングされていた。

この曲は2ヴァージョンあり、おそらくファーストヴァージョンであろう「受難の時代」は、早い時期(資料確認後、修正)に、当時レギュラー番組であったラジオ「松山千春 新たなる旅立ち~21世紀の君に勇気ありがとう~(ニッポン放送 2001年10月- 2002年3月)でO.Aされた。

そこで流れた未発表曲となった「受難の時代」の印象は、可もなく不可もなくだったと、同時に違和感もなかったと思う。

正式ヴァージョンがO.Aされたのは、2002年5月19日放送のラジオ「季節の旅人」。

そこで、千春は、

「辛辣な部分がある曲。 「egoist:エゴイスト【自己中心主義者】」に通ずる詞。 真実と事実は違うと歌っている。 ラジオ、テレビ、新聞、雑誌などが伝える情報を鵜呑みにしてはいけない。 我々は、事実の中にある真実を追求しなくてはいけない。 今の時代、マスメディアは、事実とともに演出された報道、憶測が多分にある。 何が事実で真実なのか、我々自身が見極めなければならない(要約) 」と、話している。

正式なヴァージョンを初めて聴いたのは、5月10日からスタートしたライブよりCDが先だった(ライブでの初演は、6公演目の熊本から)。

ステレオから流れてきたギター。

躍動感あるイントロを聴いた瞬間。

「浜田省吾みたいだ、カッコいいじゃん」と思った。

「モノクロームの虹」や「光と影の季節」といった、浜田省吾が得意とするパターンのお手本のようなイントロ、ギターの使い方だった。

けれど、何度か聴いていくうち、特にライブで聴いていくうちに達した結論は、「千春には似合わない」だった。

アッパーなナンバーというか、この曲に関しては、綺麗に丁寧に高く伸ばす歌唱法は似合わないなと。


「ロンリー・ナイト」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11768358742.html ほどではないが違和感を感じた。

浜田省吾や甲斐よしひろといったハスキーで低音のヴォーカルが魅力的なシンガーでないと難しいなと。

「幸せ」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11767454961.html など、カッコよさを求める必要のない曲もあるが、この曲はトータル的にカッコよさを求めたい曲だった。 楽曲はカッコいいのに、千春には似合わない。 音域の狭い曲ならなと、何でも伸ばそうとしなくていいのにと、そう思ったものでした。

自分の感覚からすると、カッコ良くない。


自分以外にも、そんな印象を持った人は多いだろうと思っていました。

だけど、親しい仲間が選んだ松山千春フェイパリットソングの中にこの曲を選んでいた。

仲間の性別は女性。

それを見て、あらためて男と女のカッコよさの感性には、隔たりがあるんだなと思ったわけです。

そして、この曲を聴くと、浜田省吾の「モノクロームの虹」と「光と影の季節」が浮かぶのです。


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