「松山千春 『炎』に思うこと~松山千春 全作品解説76~V1.2」S2237/R


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365日今日の歌と、ほぼ何かしら千春インデックス  
松山千春2017秋のツアーで聴きたい歌 16 曲ランキング  
 
 
 

 

◇更新履歴

 

V1.0:2014.3.28 初稿

 

V1.1:2014.4.01 松山千春選曲ベストアルバムの収録有無を追加。

 

V1.2:2016.8.03 記事を追記。

■ 「炎」 編曲者:大原茂人
1981年11月21日発売のアルバム『木枯しに抱かれて』のB面1曲目(CD 6曲目/全10曲目)。

 


◇松山千春選曲ベストアルバム『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』 DISC-3(秋)の4曲目

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』 DISC-1の16曲目

 


◆2016,8.3 夢野旅人

 

01. 松山千春の真価を、否応無しに世間に知らしめた名曲

 

1988年の『夜のヒットスタジオDELUXE』での「炎」。

 

陳腐な表現だが、
伝説に値するパフォーマンスだった。

 


マンスリーの平均視聴率は20%前後。
『ザ・ベストテン』での「季節の中で」、「長い夜」とは違ったインパクトで、

松山千春の真価を、否応無しに世間に知らしめた。

 


そう思っています。

 


02. ラリー須永
2016年春の大宮公演でのアンコール。

 

元サポートミュージシャンのリクエストにより歌われた(ワンコーラス、AG ONLY)。

 

ラリー須永。

 

パーカッション奏者。

 


ツアーにサポートミュージシャンがついたのが1980年秋。

 

笛吹敏明、長岡道夫、島村英二、松原正樹など。

 

1983年秋まで錚錚たるミュージシャンが名を連ねた。

この時期の全ツアーをサポートし、

 

千春に音楽、公私ともに影響を与えたミュージャンの一人が彼である。

 

(メンバー紹介のとき。ステージでよく、「我々のアイドル! ラリーさん」と言っていたのが印象的だった)

 


 

 

メンバーから外れてからも、東京のステージでよく見かけた。

 

1989年春。

 

彼の地元の館林公演でも「感謝」の演奏に参加した。

 

 この春の大宮まで、彼を見たのはその館林が最後。

 

彼の名が出たとき。

 

元気だったんだと安堵しました(御年71歳)。

 

リクエストは本編のインターバル。

 


千春、「炎」歌ってくれないか。

 

聴きたいな、あの曲の盛り上がりが好きなんだ(要約)

 

それで、急遽歌うことになったという。

 


 

 

03. 姉・絵里子さんも好きだった「炎」

 

客席からのリクエストで歌う姿は多々見てきた。

 

でも、関係者のリクエストとことわって歌うのを見たのはラリーさんで二回目。

 

もう一人が1998年に他界した姉の絵里子さん。

 

1989年12月2日 東京厚生年金会館。

 

アンコール。

 


千春、「炎」歌ってよ。

 

そう姉貴に言われたといって歌ったのが印象的でした。

 


5日後に迫った日本武道館での記念ライブ。

 

先月21日に放送されたラジオ「松山千春 デビュー40周年記念 系譜」。

 

「炎」だけは必ず歌います。

 

 

 

その言葉に聞いたとき。

 

千春、「炎」歌ってよ。

 


絵里子さんの声が聞こえた気がしました。
5日後の武道館、そして「炎」も楽しみです。


◆2014.3.28 夢野旅人

 

1980年代半ばから後半、千春はこういっていた。

 

「俺にとっての最大の褒め言葉。 『あの歌は名曲ですね、いい曲ですね』と言われるよりも、

 

『あの日、何処どこで歌ったあの歌は絶品でしたね』。 そう言われるのが最大の褒め言葉」。


デビュー11年目となる1987年。

 

攻撃的で、よりメッセージが色濃くなったコンサートツアー「あなただけの季節」。


1987年6月2日 東京厚生年金会館。

 

アンコール。

 

イレギュラー、フルバンドで5年半ぶりに「炎」が歌われた。

 

吸い込まれそうな熱唱。

 

歌い終わったとき、客席ステンディングオーベーション。

 

拍手は鳴り止まなかった。


千春が喋りだそうとしても、さらに拍手が沸いた。

 

あのときほど拍手が鳴り止まなかったライブは僕は知らない。

 


あの日の「炎」は絶品だった。


「炎」。

 

人生のすべてを目の前の愛に捧げる。

 

それは儚く刹那的であり、松山千春の歌唱があってこそ成立している。

 

これぞ、松山千春の珠玉のラブソングと思ってしまう。

 

好き嫌いはあるにせよ、千春ファンにとって「炎」は特別な一曲であることは間違いない。

 

だけど千春の楽曲の中でも、特Aランクに入る歌でありライブであまり歌わない。


1987年春のときもそうだった。

 

友人から、「(13本目にあたる)京都会館でのリハーサルでバンドで『炎』を練習してた」と聞いたとき。


バンドでやるんだ。

 

自分がいくライブで歌ってくれるといいのだが・・・」と思った。

 


今日まで、あの日を凌ぐ「炎」に出会ってはいない。

 


だけど、

 

1988年11月2日の『夜のヒットスタジオDELUXE』での「炎」は絶品だった。

 

見ていたのは、モノラル音声テレビだったが震えるほどの感動だった。


同時期のツアー『Message』で、本編中盤にレギュラーで「炎」は歌われていた。

 

しかし、『夜のヒットスタジオDELUXE』のパフォーマンスが衝撃過ぎて、ライブの「炎」が霞んでしまうほどでした。


ちなみに持論ですが、「炎」はアンコールラストで歌われると案外、チープな印象が残ったりする。

 

それは後奏からエンディングの繋ぎが難しかったりするからだ。

 

かといってオリジナルどおりの終わり方で幕が閉まるのも寂しい。

 


アンコールラストの前での満身の熱唱こそが、

 

この曲がより輝きを放つ置き場所だと思うのです。


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