「松山千春 『宗谷岬』に思うこと~松山千春 全作品解説74~」S2233

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.03.26 初稿

V1.1:2022.10.11 歌詞の追記及びオフィシャル動画・音源のリンク等

 

■ 「宗谷岬」編曲者:飛澤宏元

2007年5月9日発売の60枚目のシングル「自壊」の3曲目/全4曲 

 

 

※八代亜紀

シングル「役者/宗谷岬」2007年09月19日リリース

 

 

◆所有CD画像

 

◆レコーディングミュージシャン

 

◆2014.3.26 夢野旅人

昨日、2014年3月25日。東京でも桜の開花が発表となりました。

北海道・札幌の開花予想は5月4日でした。

 

よく千春が口にする。

「よくニュースで桜前線とかいって桜の開花情報とかやるだろ。でもな、北海道で開花するころにはニュースにならない。納得がいかないんだよな」。

 

そんな千春の「宗谷岬」。

山桜。

桜が歌詞に使われたのは初めてのこと。

 

北海道稚内市にある宗谷岬。

稚内にはラジオ「風にのせて」や「季節の旅人」のスポンサーでもあった秋川水産株式会社の本社がある。

 

またノシャップ岬公園向いには「あきかわ屋」という販売店がある。

地元のお土産が購入できて食事もできる。

千春のキャラクターグッズも販売されていた。

 

代表取締役は秋川満氏。

千春の友人でもある。

 

千春は「宗谷岬」を書くにあたって秋川社長に訊ねたという。
「一番の歌詞で「山桜」が出てきる。

二番の歌詞は「山桜」と違った植物名を使いたかった。

『はまなす』は四文字。 

五文字がほしかった。

 

で、秋川水産の満に訊いた。

稚内で、「山桜」は咲くか。

咲くという。

 

これから春先に出てくるもんは何があるか?

すると満は、『タコかな』。

 

満 ちょっとタコだめだ。歌にしずらい。五文字でなにかないか?

『タラバガニかな』。

 

満、いいとこまで来てるんだけどよ、とりあえず、水産物は外してくれ」

 

そうライブで笑わしながら「宗谷岬」のサビを替え歌で歌う。

 

「お前らだって嫌だろ。

一番で、『♪山桜 山桜』って歌って、二番で『♪タラバガニ タラバガニ』では。

『松山千春も先が長いよね』みたいな。

 

ま、五文字であれば何でも良かったんだ。

『栃東』でもよかったんだ」

 

そんなエピソードを交えつつ当時のライブは進んだ。

 

最終的に歌詞になったのは、図鑑で調べて選んだエゾイチゲ。

北海道や本州月山の山地帯から高山帯の林縁、草地に自生し、サハリンに分布しているという。
高山性の植物でありながら、稚内は最北だから平地に高山植物が咲くという。

北海道宗谷岬に自生がある一花から、ソウヤイチゲ・エゾイチゲの名となったという。

 

日本で一番遅く桜が咲く最北端の地、宗谷岬。

そんな宗谷岬の春を情緒豊かに歌ったこの曲も秀逸な作品だと思うのです。

 

◆歌詞及びオフシャル動画・音源

 
北の最果ての 宗谷岬にも 
春が 春が おとずれたとか 
岩に寄せ返す 波の華が飛ぶ 
海よ 海よ おだやかであれ 
 
急ぐ旅じゃなく ましてはかない 
山桜 山桜 愛おしく咲け 
 
望む利尻富士 宗谷岬にも 
春が 春が おとずれたとか 
注ぐ温もりに カモメ鳥達は 
空を 空を 鳴いて飛びかう 
 
急ぐ旅じゃなく ましてはかない 
エゾイチゲ エゾイチゲ 
ひそやかに咲け 
 
急ぐ旅じゃなく ましてはかない 
山桜 山桜 愛おしく咲け

 

◆ 松山千春全作品に思うこと~全作品解説2005-2009 インデックス10

 

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