「松山千春 『まだまだ』に思うこと~松山千春 全作品解説12~」S2132

 

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◇更新履歴
V1.0:2014.2.12 初稿

V1.1:2023.5.26 追記及び所有CDアルバム画像の掲載、オフィシャル動画・音源のリンク等

V1.2:2024.02.27 直近の演奏実績を追記


■ 「まだまだ」編曲者:夏目一朗

2013年11月6日リリースのアルバム『生きている』の10曲目(全10曲)

 


※ 直近の演奏実績

・松山千春コンサート・ツアー2013『生きている』


◆所有CD画像

 


◆2023.5.26 夢野旅人

久しぶりにアルバム『生きている』のCDを再生しました。

「生きている」同様、

 

「まだまだ」を聴いて泣きました。

もう、リリースから10年経ったんだな。

 

今となりゃこの俺も 

随分と年を取り 行くあてない 
心が 哀れでさ 哀れでさ 
 
手土産ひとつも持たず あやまるよ 
ザマねえ姿 若い時ゃ この俺も 
何もかもグチになる 
 
落ち着きない 心が 惨めでさ 惨めでさ 
来た道たどって 故郷 まだまださ 
ヨロヨロ ヨロけて 
そのうち 辿り着く 
 
オイラが生まれた 故郷 まだまださ 
なんだか 涙が 溢れて 故郷さ

 

下記の、自分が約10年前に書いた、

「その時が来るまで」

が、現実味を帯びてきた。

 

10年の月日は儚く残酷に思える。

けど、全てを受け入れ目を背けず最後まで見守りながら、併走したい。

 

◆2014.2.12 夢野旅人

明け方、久しぶりにアルバム『生きている』を聴きました。

そして、「まだまだ」を何度も聴きなおしました。

 

運の悪い奴と情け かけられるより 

出来の悪い奴と どうぞ見下げておくれ


時は流れ やがて 君も年老いてゆき 

「俺の若い頃は・・・」なんて口にするだろ


曲がりくねった道を歩き疲れても 

いつも自分らしく生きていたいから

 

1990年リリースの「自分らしく」の続編に思えた。

 

「自分らしく」から23年後の必然として生まれた「まだまだ」。

 

以下、2013年10月15日に書いた記事。

----
友人に訊かれた。
松山千春の新曲『まだまだ』。
歌詞にある、「ふるさとへの道」をどう解釈しますか?


一聴して思いました。
ふるさとの土に返る意味だと。


「挫折」のころであれば、

ふるさとに帰るという意味は、挫折して帰る、そのままの意味だったけれど、年を重ねた現在、ふるさとへの道は、人生の終着点への道なのでしょう。


北海道・足寄に生まれ、足寄の土に返る。
もう、残り少ない道のりではあるけれど、まだまだだと。
自分には、そうきこえます。

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後日談があって友人が、「うちの子供に、これどういう意味か、どうせ解らないだろうと訊いてみたら、『ふるさとの土に返る意味』だと言い当てたんだよね」と。


「特段、松山千春を知らない人でも、彼のような若者でもわかるんだね」と。

 

若い時にゃ

この俺も何もかもがグチになる 

落ち着きのない心が

惨めでさ 惨めでさ

来た道 たどって 故郷

まだまださ

ヨロヨロ ヨロけて 

そのうち辿り着く

 

今朝、改めて思いました。

「まだまだ」と歌っているけど、自分には「残された時間は僅か」だと、きこえた。

 

けれど、その残された時間の中で、まだまだ自分らしく生き抜いて見せると。

 

改めて最終章に入ったんだなと思った。

 

「自分らしく」の流れを汲む「まだまだ」。

もう続編はないのだと。

 

ツアー途中から歌われなくなった「まだまだ」。27公演中、初日の府中と、二日目の石川、10本目の大阪二日目、11本目の倉敷を最後に4回、オオラスで歌われのみ。

 

改心作。

これ、外しちゃいかんだろうと思うわけですけど、

 

もしかしたら、「自分らしく」みたいにそのときが来るまで歌わないのかもしれない。

 

そのときが来るまで。

 

そう思えるのです。

 

そうそう今年2023年春のツアーでイレギュラー、オオラスで歌っている名曲。この曲の入れ替えられる曲は唯一、この「まだまだ」しかないと、今日、強く思いました。

 

◆歌詞及びオフシャル動画・音源

故郷へ向かう道は 
この道でいいのかい 
何分しばらくぶりで すまないね 
ごぶさたなのさ 
 
今となりゃこの俺も 
随分と年を取り 行くあてない 
心が 哀れでさ 哀れでさ 
 
来た道たどって 故郷 まだまださ 
ヨロヨロ ヨロけて 
そのうち 辿り着く 
 
故郷へ向かう道は 
この道でいいのかい 
手土産ひとつも持たず あやまるよ 
ザマねえ姿 若い時ゃ この俺も 
何もかもグチになる 
 
落ち着きない 心が 惨めでさ 惨めでさ 
来た道たどって 故郷 まだまださ 
ヨロヨロ ヨロけて 
そのうち 辿り着く 
 
オイラが生まれた 故郷 まだまださ 
なんだか 涙が 溢れて 故郷さ
 
◆K. 松山千春全作品(解説)に思うこと ~松山千春 全作品解説11~ インデックス (2010~2017)

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