「2007年4月27日(金) 松山千春コンサートツアー2007 『自壊』よこすか芸術劇場」S1639
・アーティスト別 LIVE DATA BESE 総合TOP PAGE NF
◇更新履歴
V1.0:2013.06.19 初稿
V1.1:2016.01.10 是正
V1.2:2022.11.25 是正
V1.3:2023.02.25 追記
- ◼️2007年4月27日(金) 松山千春コンサートツアー2007 『自壊』よこすか芸術劇場
◇チケット半券画像
後日掲載
松山千春 30周年イヤー明けの2007年。
31年目春のコンサートツアー初日。
この日は東京駅、丸の内口にある新丸の内ビルディングのオープニングセレモニー。札幌にある行きつけの鮨屋が新丸ビルに入ったので、家族と仲間たちと一緒に昼食をとった。また開店を祝って、松山千春から花が届いていました。
早めに会場に到着。お茶をしていたら食いしん坊の友人が、
「横須賀は軍艦カレーが有名なんですよね」と、ひとりカレーを食べに行った。
※15年後、2022年初めて食した横須賀軍艦カレー
千春にとって、メモリアルイヤーの翌年は災難な年でもある。2002年には、年明けに現・新党大地の鈴木宗男の一連の騒動。
彼をを擁護した千春もバッシングされ、国税局から申告漏れ指摘された。
2007年。
前年暮れからの腰痛は腎臓結石と判明し治療に入る。2月12日 指定暴力団の事務所で開かれた会長5代目就任10周年を祝う会合に出席。
午後7時から約20分間、計3曲を歌ったと16日に報道された。
これをうけ、STVラジオでのレギュラー番組「季節の旅人」の18日の放送は見送り。
結果、2月11日の放送を最後の放送となり打ち切り。
「千春のひとりうた」から、「松山千春のポテトタイム」「風にのせて」 「季節の旅人」など、1976年から31年間続いていたSTVラジオから発信の放送は途絶えることとなる。
そんな2007年、31年目のツアー初日。キーボードの夏目一朗が2度目の脱退。
バンドは、アコースティック編成のツアー以外では最少となる5人編成。
2000年秋から離れていた、ギター(AG)丸山政幸あらため丸山ももたろうが復帰。
ピアノは、STVの大山ディレクターの兄弟で沢田研二のサポートの経験がある泰輝。ベースは、浜田省吾のサポート経験をもつ関雅夫。
ギター(EG)の喜多山信は、河村隆一のサポートを経ての参加。
昨年から引き続いたメンバーは、今回で4ツアー目となるドラムの佐藤強一のみだった。
31年目の2007年は、父・松山明さんの13回忌の年でもあった。
オープニング、幕越しに千春のシルエットが浮かぶ1曲目。1989年秋以来のフルバンドでの「かざぐるま」。
久々にインパクトのある演出だった。
3曲目、95年春以来の「MY自転車」。~向かい風も 気にはならない
だって 僕には こいつがある~
一連の騒動を、開き直ってひと蹴り。
そんな選曲の意図と解釈した。
初めてきいた新曲「自壊」。
タイトルを聞いた時、自らの意思で、
自分自身の概念や常識を壊して、前に進むという歌の内容を想定していたが違った。
自ら壊れていく。
読んで字のとおりだった。
「俺はフォークシンガー。
壊れたら壊れた自分を歌うしかない」。
歌い始めて死ぬまで、人生を通してメッセージを伝える。
それがフォークシンガーなんだ。
だから最期まで見ててくれ。
どんな情けない姿になっていたとしても目を逸らさないでくれ。
フォークシンガーの最期を看取ってくれ。
そう云われているように思った。
アンコール、「賭け」。
~最後の賭けだ~
珍しく、最後のフレーズにエフェクトをかけていた。
2004年春のツアー中。父親と弟で出かけた帯広、デパートに入った出来事の夢を見た千春。
ツアー途中から歌い始めた「あなたが僕を捜す時」。
3年インターバルであったが、松山明さんの13回忌の年。アンコールラストで歌い始める。
ラストの~ららら ら~のアカペラ。
マイクは口元にあって歌っていたが、マイクをオフ。
マイクレスで歌った。
これが、トリッキーな印象。
一瞬、突然電源が落ちたのかと思ったが、その後バンドが入ったので意図的だとわかる。
他の公演では、
充分間をとり、歌っていた立ち位置から、前に出る。
そしてマイクを持つ手を下ろし、歌い上げていた。
「かざぐるま」 「あなたが僕を捜す時」 「賭け」 「自壊」。
演出等、新鮮な部分もあり、インパクトはあった。
「BABY」は、サビでえぐるような歌い方が今ひとつに思えたが、初日としては悪くはなかった。
終演後、仲間たちとの打ち上げ。
横浜駅前の雑居ビルの居酒屋。
週末、深夜なのにごった返してた。
~そっと抱きしめて 壊れゆく僕を
そっと抱きしめて 君の腕の中~
「自壊」のインパクトが強烈で、皆消化できず。
発売前で初めて聞いたせいもあったのでしょう。
「そんな千春さん、想像したくない、見たくない」。みんなが口々に言っていた。
自分は、もっと先・・・の覚悟めいたことを意識していたのでさして驚きはなかった。
もともと、松山千春は足寄の自宅も、問題の交友関係から、差し歯まで、すべてをさらけ出して歌っているわけで、至極自然と思えたからだ。
本編ラストに「自壊」を持ってくるのは強烈過ぎるから、
「自壊」のあとに「Message」を置けば薄まるし、後ろ向きなイメージが払拭されるといったことを話していた。
そのインパクトゆえ、友人のひとりはこの日のライブの満足度は25ポイント。
けど次にあったときのライブは70ポイント、終盤になると、いつしか、よこすかのポイントのほうが上になっていた(笑)。
この日から1年2ヶ月後の2008年6月25日。
千春は狭心症で倒れた。
2007年「自壊」そして2008年「2020年の遺言」。
千春の身体に変化をきたしていた時期だったんだなと、今、振り返ると思います。
◇松山千春コンサートツアー2007 「自壊」
2007年4月27日(金) よこすか芸術劇場 セットリスト
01. かざぐるま
02. 水溜まり03. MY自転車
04. 宗谷岬
~千の風になって~
05. 僕なら---VTR---
06. Message
07. あの頃08. 最後の涙
09. ばか野郎
10. 自壊
---Encore01---
11. LONELY HEART
12. BABY
13. 君が好きさ
14. 午前3時15. 賭け
---Encore02---
16. あなたが僕を捜す時◆トップページ 松山千春コンサートツアー2007 『自壊』 LIVE DATA BASE TOP PAGE
◼️N↓現在、以下の検索ランキングにエントリーしています。
よかったら、アクセスして頂けると嬉しいです。
一日一回、ライキングポイントが加算されます。
よろしくお願いいたします。
にほんブログ村
アーティスト・グループ(音楽) ブログランキングへ
---------------------
YUMENO BLOG ~愛のうた:愛した季節の薫り From the 1960s to 2020s Music Diary notebook~ 夢野旅人
◇ミュージシャン 5人編成
01. ギター(EG): 喜多山信(初)
02. ギター(AG): 丸山ももたろう(復帰)
04. ドラムス: 佐藤強一(4)
05. キーボード(S): ----
06. キーボード(P): 泰輝(初)
07. サックス&パーカッション: ----
◆夢野旅人 2013.6.14