「1990年8月15日 浜田省吾 『ON THE RODO'90』 NHKホール V1.2」S1280

 

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◇更新履歴
V1.0:2013.2.12 初稿

V1.1:2015.8.14 是正、追記

V1.2:2016.4.03 是正

V1.3:2021.8.15 是正

■1990年8月15日 浜田省吾 『ON THE RODO'90』 NHKホール

日程:1990年8月15日
会場:NHKホール

 

◆チケット半券画像

 

◆2015.8.14 夢野旅人
明日は70回目となる終戦記念日。
このライブから25年。 
安保法案にせよ、日本は2015年に道を踏み外してしまった。そう未来の子供たちに云われぬよう、しっかりとせねばと、みんな思っているはずだと信じたい。

二年半前、2013年に書いたこの日のリポート読み返して思ったこと。

 

チケットを入手できなかった人たちがNHKホールの会場周辺にいたなか。
自分の目の前でひとりの男がチケットダフ屋に1万5000円で売った。
当時のチケット代は4,120円。
買取が4倍だから、ダフ屋は5万円前後で売っていたと思う。
それだけ浜田省吾のホールツアーのチケットは全国どこでも金になった。

あのときは仕方ないと思って黙っていたが、今だったらおそらく云う。「お兄ちゃんさ。おたくのチケットだからダフ屋に売るのもあんたの勝手だ。でもよ、周囲の人たちのこと考えろって、どっか目立たないとこでやってくれや」

あのとき。確かにイラついた。

俺たちに譲ってくれたらいいのに。

さびしい奴だなと思った。
けど、そこまでしか言えないな。

世の中には必要悪もあるのだろう。
グレーなものも当然ある。
許せることと許せないものはあるが、なんでもかんでも全て排除してしまうのも、窮屈で逆に怖くなる。

チケットに関していえば、自分のチケットを、自分がいけなくなったら友人や家族、知人に譲れない、また同行者も自由に選べない。
それはやっぱり行き過ぎだと思う。
この記事を読み返してもそう思うのです。

◆2013.2.12 夢野旅人
1989年2月7日 大阪城ホールから約1年半のインターバルをおいてスタートした 「ON THE RODO'90」 。

48ヶ所83公演、すべてがコンサートホール。
東京は、NHKホール4公演が序盤に組まれた。 
都内でのホール公演は、86年10月の東京厚生年金会館以来、4年ぶり。

チケット争奪戦に久しぶりに敗れた。 
完敗。 
発売日、ホットスタッフの電話予約に賭け、予約受付の電話番号の局内に行った。公衆電話でかけまくったが駄目だった。 

東京の初日8月15日は終戦記念日。
チケットがなくても会場に行けば何とかなる。
午後過ぎにNHKホールに行った。 
ダフ屋が活気づいていた。
余っている人が居ないか周囲を窺っていた。

ジーンズの青年が、ダフ屋にチケットを売った。
ダフ屋は、約4倍の価格、15,000円で買い取っていた。
内心、「Shit!」と思ったが仕方ない。
気持ちを切り替えた。

ネットも携帯もない時代。
そのころ。
すでにゲリラの迫撃弾によってNHKホールの天井に穴が開いていた。
そんなことを知る由もなかった。

正午近くに、代々木競技場改修工事現場から、発音ともに、NHKホールなど3か所に迫撃弾が打ち込まれる事件が起きていた。

田家秀樹著書「オン・ザ・ロード・アゲイン」には、リハーサルの最中、科学消防車が出動し、上空をヘリコプターが舞い、機動隊も出動していたそうだった。ホールを取り巻く客のどの表情にも、無事にコンサートが行われるのだろうかという不安が浮かんでいた、とある。

 

 

 

だけど、会場周辺にいた客のほとんどは、その事件を知らなかった。
開場時間が大幅に遅れているのも、リハーサルが長引いているだけだと思っていた。

立ち見も事前に販売されていて、当日券はなし。
開場時間はとうに過ぎているのに開場する気配がまったくしない。
ホールの周りには、人でごったがえしていた。

さすがに、ダフ屋以外でチケット入手するのは不可能かと思い始めたとき。近くに座り込んで待っていた男女の女性が、男性に「帰る」と言い出した。

えっ、なんで、なんで。
いや、理由などどうでもいい。 
間髪いれずに云った。
「もし帰られるのなら、チケット譲ってほしいのですが」。
あっさり1枚譲ってもらえた。
立ち見席だった。

開場が45分遅れて、指定席の入場が始まった。
指定席の客の入場が終わってから、立見席の入場。
3階席の座席と座席との間の通路階段に案内される。
案内されたと、ほぼ同時に、開演が始まった。
慌しさだけが、記憶に残っています。

リハーサルが長引いたから、奇跡的に観ることのできた公演。
ライブの光景よりも、開演前の出来事や風景が懐かしいです。

そうそう、このツアーで浜田省吾のベースのサポートを務めていた関雅夫。まさか、2007年春から松山千春のツアーサポートを務めるなどとは、まったく思いもしませんでした。

 

 

 

◆セットリスト 『ON THE RODO'90』

1990年08月15日 NHKホール
01. MY OLD 50'S GUITAR (1)
02. HELLO ROCK & ROLL CITY
03. SAME OLD ROCK'N ROLL (2)

04. モダンガール
05. 恋は賭け事(3)
06. LONELY
07. BASEBALL KID'S ROCK (4)
08. 少年の心 (5)
09. 青の時間(6)
10. サイドシートの影 (7)
11. OCEAN BEAUTY (インストゥルメンタル)~マイホームタウン
12. BIG BOY BLUES
13. J.BOY
14. 詩人の鐘(8)
15. 君が人生の時・・・

--encore01--

16. MIRROR~こんな夜は I MISS YOU
17. 風を感じて
18. ON THE ROAD
--encore02--

19. 夏の終り(9)
 

◆誰がために鐘がなる

 

 

01. MY OLD 50'S GUITAR
02. BASEBALL KID'S ROCK
03. 少年の心
04. 青の時間
05. サイドシートの影
06. 恋は賭け事
07. 夜は優し
08. SAME OLD ROCK'N ROLL
09. 太陽の下へ
10. 詩人の鐘
11. 夏の終り

 

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